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真剣に読まないように。

あのひと。

作者: caem


 どうしてだろうーー、いつも。


 決まって、視て(・・)いる。




 じっとりとしたワケでもなく、ただ標本を観察しているような。


 とくに気にせず、そこに立っていたのを感じていた。




 それは息を切らして駆け込んだ時や。


 階段を一歩ずつ昇る余裕すらあった時でさえも。


 今日こそ聞こう。


 どうしてーーいつもわたしを視ているのですか、と。




 チカチカと点滅する蛍光灯。


 もうすぐ、告げようとしていた。


 遥か遠くに見えていた灯りが吠える。



「あのぅ……」


















 み









        た











             な  














 プラットホームの片隅で、黒ずんだ染みになる。


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