ラストエピソード世界を救うアジサイコンビ
シャウラは黙って甘飴甘味を抱きしめた
ーーー
オレは甘味の手を優しく握ったんだ
甘味の手は震えていたよ……
無理もないよなぁ……
今のいままで
明るく元気に気丈に振る舞っていた甘味だけどさぁ……
中身は普通の女の子なんだよなぁ……
独りで暗い闇に吸い込まれるってことが、
どれほど怖くて恐ろしかったんだろうな……
オレが手を握った途端にさ?
甘味のやつ 泣きだしちまったんだぜ?
いまの今まで泣くことを我慢して
たった1人で孤独に戦ってくれたんだよなぁ……
オレやみんなを生かす為にさ……
だからその涙も、
痛いほどオレに伝わってくるよ……
ほんと……
気づくのが遅れて悪かった。
かんみ……
オレも一緒にいるからさ?
だからさ……もう……怖くないだろ?
……な?……かんみ。
ーーー
シャウラは最後の最後に、
甘飴甘味の側にいられたことを
とても誇らしく思った。
『大切な人はすぐ近くにいる』
わざわざ言われるまでも無いことかも知れない
誰でも知っているようなことかも知れない
人は美しい物ばかりに目を向けては
それを欲して、
また新しく探そうとする自分勝手な生き物だ。
別にそれは悪いことじゃない
むしろ探し求める意欲はとても良いことだと思う。
ただ、
すぐ近くで優しい言葉をかけてくれる人や
気にして声をかけてくれる人
いつも隣にいてくれる人
そんな人達の『美しさ』には
意外と気付けていないのだ。
それは近すぎるからかも知れない……
恥ずかしさや 妬み、嫉妬、
そんないろんな感情が混ざっているからこそ、
気付いていても、"気付かないフリ"を
無意識でしているのかも知れない……
ここにいるシャウラは
いつも一緒にいてくれた甘飴甘味のことを想い、
そして感謝した。
甘飴甘味のことはもちろんだが、
今までの冒険で良いことも悪いことも
思い返してはすべてに意味があったのだと気づき、
心の底から『すべてに感謝』したのだ。
その境地に至るのは もはや『悟り』の域だろう。
悟りの定義とはなんだろうか……
常に澄ました顔でいること?
物事に動じない精神?
もしかしたら……
『素直さ』
こそが、
本当の悟りの域なのかも知れない。
しかしその答えは誰にもわからない。
だが、
どんな悟りでも
行き着く先は同じであると言える。
そして誰にでも到達することが容易にできる境地だと。
もちろん『あなた様』にもだ。
悟りについては批判されようが構わないし
考えを押しつけるつもりも当然ない。
どう思い感じるかは『あなた様』が判断すればいいのだから。
悟りの境地の〈答え〉は意外にも単純で、
当たり前過ぎる答えで、
でも、
当たり前過ぎる答えだからこそ
とても見落とされがちで、
蔑ろにもされがち……
その答えは……
『感謝』
この 一言なのだ。
悟りがどうとか難しく考えずに感じてほしい。
例え極悪人でも
毎日優しさを配っている善人でも
感謝さえすれば
時と場所を選ばずに、
誰でも自然と優しい気持ちになれるのだ。
ほんとだよ?
だからとても不思議なのだ。
甘飴甘味も、
最後にシャウラに会えたことを『感謝』した。
心から感謝した。
最後に会えたことが、
どれほど!
どれほど!!
どれほど嬉しかったことか!!!
ましてや、
自分と一緒に命をかけてくれると言ってくれているのだから……
甘飴甘味はめいっぱい泣いた……
心から泣いた……そして感情を表に出して
素直に泣いた……泣けたんだ……
シャウラがいてくれるから泣けたんだ……
甘飴甘味は
相方のシャウラと共に過ごせた日々を、、、
シャウラを含む
『みんなと共に過ごした時間』を、、、
深く……深く……神様に感謝をしたのだった……
『生まれてくれてありがとう』
これほど光栄な『感謝の言葉』があるだろうか?
それを甘飴甘味が言ったのか、
シャウラが言ったのか、
……申し訳ないが違う!
本編とはまったく関係ないが
この場をお借りして言うが
2人のことを……
【紫陽花コンビ】のことを!
作者を含めて
『想い見守っている人達』からの言葉なのだ!
きっと『あなた様』には何を言っているのかわからないことでしょう。
きっと『あなた様』だからこそわかる人もいるでしょう。
この文は、
配信を見続け応援している人達に届けばいい。
この小説を書いたのも
始まりはピンクの髪の女の子の誕生日が〈きっかけ〉なのだから……
だからこの作品が万人受けするとは思ってもいない。
そして【紫陽花コンビ】の2人や
この作品に登場していただいた皆さまは、
『あなた様』との出会いに感謝しているのだ。
それは言い切っても言い。
……熱くなってしまいましたね。
話が逸れてしまい申し訳ございませんでした。
本編に戻りましょうか。
ーーー
2人はお互いに手を取り
【紫陽花コンビ】は自らの命を犠牲にして
世界を救うことを決断した
そして
その身を奈落の底へと捧げたのだった……
奈落の底へと落ちてゆく【紫陽花コンビ】
甘飴甘味の魔力に反応するかのように、
世界中に広がりを見せていた【深淵なる漆黒の闇】が
物凄い勢いで〈絶望の谷〉へと戻ってきていた。
暗く静かな奈落の底……
独りでいたら孤独に耐えれないだろう……
「シャウぴが来てくれた時ね。
ほんとはね。
すっごく嬉しかったんだぁ〜♡」
そう言って ぽろっ ぽろっと
甘飴甘味は大粒の涙を流して
優しく微笑んだ。
その微笑みは、
とても、
とても、
優しくて暖かな微笑みだった。
そんな目の前にいる可愛いくて優しい1人の女の子を
シャウラは暗い闇の中で優しく抱きしめた……
『かんみ……
最後まで一緒にいてやるからな……かんみ』
『……うん』
二人は抱きしめ合いながら、
ゆっくり
ゆっくりと
奈落の底へと静かに沈んでいった……
こうして
世界に広がっていた【深淵なる漆黒の闇】は
次第に収まっていき、
世界は明るさを取り戻したのだった。
『紫陽花コンビによって世界は救われた』
このことはすぐに大陸中で噂になり、
【紫陽花コンビ】は『世界を救った』と
【伝説】になったのだった。
注意:
『ここからはアニメのようにお伝えいたします』
【救われて明るくなった世界】
(EDの曲が流れはじめる)
〜♪
ギルド学園の庭で
少年が小さな蕾を見つめていた。
そこへ、
七星みらいが少年に近付き声をかけた。
〜♪♪
「なに育ててるのぉ?」
〜♪〜♪
少年は振り向き、
「あじさぁい!」
っと笑顔で元気よく答えた。
~♪♪〜♪〜
少年は今度は悲しげな表情をし、
地面の蕾に目を向け
続けてこう言った。
〜〜♪〜
〜♪
「……綺麗に咲くかなぁ?」
〜♪〜♪
少年は不安そうに紫陽花の蕾を見つめながら
七星みらいの返事を待っていた。
〜♪♪〜♪〜
七星みらいは
紫陽花コンビの二人を想いながら
少年にこう答えた。
「咲くよっ!!
……だって、、、
みんなの……ううん。
『みんなが大好きな』
ピンクと青の
『紫陽花コンビ』
……だもんっ!」
〜♪〜♪〜♪♪
頬に伝った一筋の涙を拭いながら
七星みらいは少年に優しく微笑んだのだった。
(ここで先ほどから流れ始めていたEDの歌がやっと聴こえてくる)
〜♪『なんたらぁ〜♪かんたらぁ〜♪♪』〜♪♪
スタッフロールが流れ終わり
奈落の底から
2つの光が輝きだすシーンが映し出される。
「もしかして2人は生きている??」
っと、
視聴者に思わせたところで
また画面が暗くなり、
最後にみんな集合のイラストが映し出される。
(オールキャスト)
『ありがとうございました!完』(3秒くらい映す)
ーーふふっ。
いやぁ〜じつに素晴らしい物語でしたね♪
アニメのラストシーンもよかった!
わたくしめも語り奏でながら思わず涙が……
……え?
「2人が落ちていったのに
なんでそんなに陽気でいられるのかっ!」
……ですか。
ふふっ。
それでは最後までお読みいただいた
『あなた様』だけに、
アニメでは語られなかった〈最後の真実〉を
特別に教えて差し上げますよ♪
ーーーー
奈落の底にゆっくりと落ちて行く2人……
暗い闇の中にいる静寂を
微かな声が光となり斬り裂いて聞こえてきた。
その声は2人の頭に直接、響いてきたのだった。
とゆーか、
微かな声どころかとてもうるさかった……
七影とおる『ふふっ。
借りはお返ししますよ。
紫陽花コンビのお二人さん。
お二人の命は本当はここで
失われてしまう予定みたいですが、
そうはとんやがおろしませんえん!
作者さん、
私達を舐めて貰っては困りますねぇ」
七月なつき『先輩……
名を残したからって
ちょっとヤケになってません?
てか、なんでみらいさんにも
協力してもらわないんスかぁ?
俺たちの負担ハンパないっスよ……』
七夢ゆめこ『あんたバカなの⁈
いつもみらいさんに
〈うっかり〉をやられてるから、
お返しで驚かす為に
決まってるじゃない!』
七森あいす『みんな喋ってないで集中してぇ〜
私すぐに帰らないとぉ〜
いおりちゃんに怒られるからぁ〜』
七月とうや『ほんとですよ!
みなさんちゃんと集中してください!
僕達の全員分の転移魔法で
やっとな感じなんですから!」
七月このは『あはは♡楽しぃ〜♡』
その声の正体は……
はい、そうです。
ナレーションでもあるわたくし
『フードを被った謎の男』を務めていた
『七影とおる』と、
同じく【神の使者達】のみなさんです。
やれやれ、まったく。
わたくしめは最後の最後で
〈この世界に名を残す〉ことをしてしまいました。
そんなことをさせる【紫陽花コンビ】の
おふたりには参りましたね。
こうして、
奈落の底に落ちていった【紫陽花コンビ】の身体は
輝き出し
そのまま2人の身体は転移されたのであります。
「おや?
これは困りましたね。
転移先をギルド学園がある東の大陸ではなく、
西の大陸へと転移させてしまいました……」
「まぁ、
あのお二人なら大丈夫でしょう♪
また新しい【伝説】を作り、
みなさんを驚かせてくれることでしょうね。
おっと、
わたくしの頭にさっそく〈役目〉が
流れてきましたか、、、
……ふふっ。
なるほど。なるほど。
わたくしの〈役目〉は
『紫陽花コンビやその周りの人達のことを
奏でながら語ること』ですか。
ではわたくしめは
〈とある王国の街にあるとある酒場〉にでも
行ってまいりますか。」
(プロローグへとループ)
ーーー
ーーふふっ。
いかがでしたか?
最後の光の正体もおわかりいただけたかと……
他の方達のその後も語りたいのですが、
それはご自身で
『ミラティブ配信』の方に遊びに行き、
直接お会いになって確認して見てください。
この物語に登場した【紫陽花コンビ】の方や、
その周りの登場人物の方達はきっと……
『あなた様との出会い』
を
心から楽しみにしておられますよ♪
それでは……また……。
紫陽花コンビの伝説〜七色の音色編〜 完
ここまでお読みいただき、
まことにありがとうございます!!!
圧倒的な感謝です!!!
これはぜひともアニメで見たいです(*´꒳`*)♪
『無ければ作れば良い!』
わかったぁ〜私が作ってみるね!
うっ……
こんな時に
私の『他力本願』のスキルが発動してしまうなんて。
冗談は置いといて、、、
本当に今までありがとうございました♪
おまけ:お気付きの方もいるかも知れませんが、
エピソード38にて、
縦読みの部分がございます。
それではまたお会いしましょう〜٩(๑❛ᴗ❛๑)約束だよ♪




