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エピソード34 まさに魔王①


七夢(ななゆめ)ゆめこが紫陽花(アジサイ)コンビの前に立ち

杖を構えている。


りゅうちゃ「(ゆめこさん震えてるじゃない……)」


銀狐(ぎんぎつね)の少女は

自分が進むべき夢をハッキリと気付かせて貰った恩を返す為、

また、

七夢(ななゆめ)ゆめこを救う為に

紫陽花(アジサイ)コンビやアカベコの前に出ていき

静かに地面に両手をつけた。


なんと!


りゅうちゃ自ら、

〈華麗なる土下座〉を見せ

誠意を示し謝罪したのだった!


……な、なんと美しい土下座!


これぞジャパニーズ・ド・ゲ・ザ!!

ゴホン失礼。

あまりの見事な土下座に

ついテンションが上がってしまいました。



この一件を英雄でもあり王様のムジカに報告し、

紫陽花(アジサイ)コンビと仲間達は無事に許可証を得ることができたのだった。



ムジカ『お前ら気をつけろよ?

    絶望の谷は

   【魔獣王】が復活した場所でもある。

    その谷の奈落の底には【魔獣王】をも凌ぐ、

    とんでもない【闇】が眠っているからな』


英雄の言葉を深く胸にしまい、

一同は絶望の谷に入る為の要塞を目指した。


その要塞は

北の大陸と絶望の谷がある小さな大陸との境界線の

役割をしている要塞なのだ。


……が、


要塞と呼ばれていた場所に着いたものの、

頑丈な建物は見るも無残な形へと変わり果てていた。


おそらくザナトスが一足先に訪れて

要塞を攻撃したのだろう。


英雄でもあり王様のムジカからの依頼をこなし

わざわざ手に入れた許可証だったが、

今となってはただの紙切れと化してしまった。


そんな紙切れをグシャっと握り潰したリンクの手が

震えていた。



リンク「あ、アタイらは

    何の為にこれを手に入れたんだぁぁぁ!」


レート「骨折り損のくたびれもうけってやつだね」


りと!「それより見て。

    要塞って言うより、

    もうこれ、、、

    お墓と化してるわよ?」


要塞には生きている人の気配は無く、

戦闘が行われた痕跡は残っていたのだが

一方的にやられたのが見て取れるほどの

悲惨な状況だった。



シャウラ「急いだ方が良さそうだな」


アカベコ「甘味(かんみ)

     ザナトスの魔力を感じるか?

     元はお前の魔力だろ?」


甘飴甘味(あまあめかんみ)は魔力を探ろうとする。

甘飴甘味(あまあめかんみ)は探知魔法はもちろん使えない、

とゆーか、

すべての攻撃魔法は使えても

他の補助魔法は一切使えないのだ。

しかし甘飴甘味(あまあめかんみ)

あらゆる初級の攻撃魔法を応用して

自分の使いやすいように魔法を扱うのだ。



……たしかにわたくしも魔法を扱いますが、

彼女は無詠唱ですからね

まさに『ぶっ飛んでる』感じの魔法使いですね。



甘飴甘味(あまあめかんみ)「……この先にいる」


シャウラ「ふっ……決まりだな」


アカベコ「みんな行くぜ!」



一同は急ぎ〈絶望の谷〉へと向かった。



進むにつれて

この小さな大陸の空だけは暗くなっていった。



りと!「見て!あそこに誰か浮いているわ!」


リンク「あれは……ザナトス!!!」


絶望の谷の奈落の底に繋がる穴の上を

スゥーっと浮いては

メガネをクイッっと二本の指で上げている

そしてうすら笑みを作りながら

こちらを見下している魔法使いのザナトスがいた。




ザナトス「おや?みなさん。

     迷宮から無事に脱出できて

     なによりですよ。くっくっくっ」(クイッ)


アカベコ「ふざけんなてめぇ!」


リンク 「アタイらの借りを返して貰うよ」


ザナトス「やれやれ。

     今から面白い物を

     お見せして差し上げようと……

     まぁいいでしょう。

     その前に先生が

     相手をしてあげましょう。」



元ギルド学園の先生でもあるザナトス。

今から元教え子達に授業でもするかのように、

余裕の表情で魔法で浮きながら

戦闘態勢に入っていった。



レート「もう先生とは呼べないよ」


甘飴甘味(あまあめかんみ)「せやで!尊敬のその字もないから♪」


一同も戦闘態勢に入り緊張が走った。

相手は甘飴甘味(あまあめかんみ)の魔力を手に入れた相手だ。


迷宮で光の子はこう言っていた


甘飴甘味(あまあめかんみ)の魔力は人が持つ世の(ことわり)を超えているっと。


甘飴甘味(あまあめかんみ)が『善』の人なら

ザナトスは間違いなく『悪』だ。


その膨大な魔力を『悪』が使えば、

この世を滅ぼさんとする『魔王の領域』なのだ。



りと!「さっ、少年くん。こっちへ。」



りと!と少年はすぐにその場を離れ

遠くでみんなを見守ることにした。



ザナトス「くっくっくっ。

     同じ魔力でも

     全力を出せば暴走するような

     甘飴甘味(あまあめかんみ)と、

     神の使者の力をも得ている私とでは

     どちらが優れているのか明白。

     他の方は邪魔ですね(クイッ)

     あなた達の相手はコレでいいでしょう。」



そう言いながらザナトスは

絶望の谷の奈落の底に向けて片手で魔力を放った。


すると……


絶望の谷からザナトスの魔力に反応して

暗黒の影が3体も目の前に現れたのだ。


その影のシルエットがハッキリとした姿になったかと思えば、


なんと!



見る見る魔獣の姿へと変わっていったのだった!!



その3体の魔獣とは……『ラジャオウ』だった!



シャウラ「……」


レート 「この魔獣……強いね。」


リンク 「こいつはヤバイね。

     帽子を預けといた方がよかったかな……」


アカベコ「ちっ。

     3体はさすがにオレ1人じゃ無理だな」



こうして

甘飴甘味(あまあめかんみ)vsザナトス。


そして、、、


シャウラ、アカベコ、レート、リンクvs

ラジャオウ3体の戦いが開始された。


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