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エピソード31 英雄が治める国


紫陽花(アジサイ)コンビと仲間達は

《英雄が治める国》へと到着した。


王宮へと案内された一同は

この国の英雄でもあり王様の『ムジカ』と

その妻の『さき王妃』と面会していた。


さき王妃「あら?

     あなた達は、、、

     『さよ』のお友達では?」


英雄の妃でもある『さき王妃』は

南の大陸の『さよ王女』のお姉さんなのだ。


甘飴甘味(あまあめかんみ)「さよ王女のお姉さん久しぶり〜♪ちすちす♪」


シャウラ「さき王妃。お久しぶりです。

     いつ見てもお綺麗ですね」



紫陽花(アジサイ)コンビが東の大陸で『名のある賞金首』を仕留める前には

南の大陸のさよ王女の所に少し滞在していたのだ。

その時に紫陽花(アジサイ)コンビはこちらのさき王妃と顔を合わせていたのです。


さき王妃「さよってば、

     すっかり王女らしく振る舞っているのよ?

     成長したさよをぜひ見てあげてほしいわ♪

     その時はまた話し相手になってあげてね?

     あの子ったら、

     あなた達の冒険の話がとても好きだから」


紫陽花(アジサイ)コンビは頷き、

そしてさき王妃のことを

(やっぱり優しいお姉さんなんだなぁ)

っと再度認識していた。



その隣の玉座に

とても威厳のある男性が座っている。


【魔獣王】を討伐する為に他の英雄達と一緒に

冒険をしていたなんて

とても想像がつかないほど、

王様としての貫禄が備わっていた。



ムジカ『リオンやジナトスから聞いている。

    ザナトスが膨大な魔力を手に入れたこと、

    そして〈絶望の谷〉に向かっていること、

    お前達はそれを止めに来たんだろ?』


少年(うぅぅ すごい圧力だぁ )


英雄でもあり王様のムジカの前では

一同は姿勢を正しピリピリと気を張り

ビシッと引き締めせざるを得ないほどだった。


ムジカ『絶望の谷に入るには〈要塞〉を

    通らないと行けねぇ。

    その為にはオレの許可証がいる。

    許可証を出してやる代わりに

    今この街で盗みを働いている義賊が

    いるんだが、

    そいつを捕らえてくれないか?

    いや、

    そいつを正しい生き方へと

    更生してくれないか?

    盗みに入られた貴族達は

    悪徳な奴らばかりで

    民衆はこの義賊の味方をしている。

    ちと困ってるんだわ。

    無理矢理そいつを捕まえても

    民衆の反感を買っちまうし、

    オレは他の国の戦争を止めるので忙しい。

    この面会も

    リオンから頼まれてなきゃぁしてねぇよ』


とても忙しい時に

わざわざ面会をしてくれたのだ。

紫陽花(アジサイ)コンビや仲間達は

目的の許可証を得る為

その義賊の更生に二つ返事で了承した。


紫陽花(アジサイ)コンビや仲間達が玉座の間から出て行こうとした時だった


英雄でもあり王様のムジカから声をかけられたのだ。


ムジカ『リオンの音楽隊はどうだった?

    コンサートは感動したろ?

    アレはオレが提案したんだぜ?』


紫陽花(アジサイ)コンビや仲間達は

別れ際に見せた英雄でもあり王様の顔がとても印象深く残った。


さっきまでの〈王様としての顔〉とは違って、

話は自慢げで

少年のような童心にでも返っているような

そんなワクワクした顔付きになっていたからだ。


音楽の偉大さや

自分がきっかけで

明日(あけひ)リオンの音楽隊》が出来た話など、

短くも簡潔に語ってくれたのだった。


(いい仲間達だったんだなぁ)っと

誰もが話を聞きながらそう思った。



一同は王宮を出て

街の宿屋で食事を取りながら作戦を考えることに。



アカベコ「さてさて、

     どうしたもんかなぁ〜」


 レート「その義賊は『銀狐(ぎんぎつね)』っと、

     そう呼ばれているみたいだね。

     いつも満月の夜に現れるらしいよ。

     次の満月は、、、

     明日だから、

     まずは次に狙われそうな貴族を

     リストアップしてみよう。

     目星をつけて先回りして

     その義賊を捕まえよう」


そう言ってレートは

食べ終わった食器を片付けては

この街のギルドで得た情報をまとめた資料を広げて

みんなに共有した。


(さすがレートさん。

東の国の王都ギルドのエリート隊長なだけあって

とても優秀だね♪)


少年はレートの真面目な性格を心の中で称賛していた。


ちなみにレート本人は

自分のことを真面目なやつとは全然思ってはいないようだった。



甘飴甘味(あまあめかんみ)「うわー。

     意外と悪さしてる貴族って

     いっぱいいるのね。

     そだ!

     かんみ達が先にその貴族達を

     全員ぶっ飛ばしてみるのは?♪」



アカベコ&リンク

「「なんでそうなるんだよっ!!」」



  少年「アカベコさん リンクさん。

     いつもツッコミありがとぉ」……ズズー


 りと!「そりな〜」……ズズー


少年とりと!は並んで

食後の梅昆布茶を飲みながら

マッタリしみじみと2人してお茶をすすっていた。



シャウラ「次に狙われるとしたら……ここだな」


シャウラが地図と資料を見て

次に狙われそうな貴族の候補をあげた



アカベコ「なんでそいつなんだ?

     資料を見る限り

     そいつには凄いお宝とか

     全然持って無さそうだが?

     まぁ貧しい村への税金が

     ちょい過剰なやつだとは思うけど……」


アカベコがシャウラのあげた候補に疑問を思い

聞き返した。



シャウラ「いや、オレならこいつを狙うからだ」


アカベコ「……あっそ。」


シャウラがアカベコに

「……賭けるか?」っと誘ったが、

アカベコの方は

「いや、やめとく」っと誘いを断った。


アカベコもまた、

シャウラの直感を心の底では認めているのだ。



「じゃあ明日は

 シャウぴが予想したとこに張り込もう♪」


甘飴甘味(あまあめかんみ)の発言に一同は頷き

そして今日はもう休むことにした。


次の日のお昼になり

ターゲットになるかもしれない貴族の館に赴いては

貴族の人に事情を説明した。


そして配置は以下の通りに……


レートは貴族の護衛を。

リンクとりと!は高台へ行き『銀狐(ぎんぎつね)』が現れたらすぐに報告する係。

紫陽花(アジサイ)コンビと少年そしてアカベコは

現れた『銀狐(ぎんぎつね)』を捕らえる係へと分かれた。


はたして『銀狐(ぎんぎつね)』はこの貴族の館に現れるのか⁈



ーーふふっ。

悪い貴族を狙った義賊ですか。

一体どんな人物なのやら楽しみですね。


しかし盗みは盗み。

悪人からでも

人の物を()ってもいい道理にはならないのでは?



ではまたお会いしましょう。


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