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エピソード27巨大な魔道兵器の襲来①

紫陽花(アジサイ)コンビと少年は、

獣人族の踊り子Rioと合流し

コンサート会場まで護衛しながら向かっていた。


甘飴甘味(あまあめかんみ)「猫耳って可愛いやんなぁ〜♪

     かんみも似合うかなぁ♪」


Rio「ちょっと付けてみますぅ?

  〈獣人族なりきりセット〉がありますよぉ♡」


少年(びっくりしたぁ。

  まさかRioさんの猫耳が

  取り外し可能なのかと思っちゃったぁ)


甘飴甘味(あまあめかんみ)「嬉しい♪Rioちゃんありがとぉ♪

     そだ!

     先にシャウぴに付けちゃお♡

     ……えぃ♡」


甘飴甘味(あまあめかんみ)は楽しそうに猫耳と尻尾をシャウラに付けてみた。


少年「わぁ!

   シャウラさんよく似合う〜!」


シャウラ「……なんか恥ずかしいなこれ。

     てか、

     オレがコスプレするとしたら男装だろ」


シャウラが照れている。

まんざらでもなさそうだ。


浮かれていたシャウラの表情が突然として変わった!


シャウラ「!!」


シャウラ「みんな止まれっ!

     ちっ……囲まれてやがる。

     ん?

     もしかしてオレ、、、

     この姿のまま戦うのか??」



いつのまにか〈黒い仮面〉の集団に囲まれていた。

そしてそのリーダーと思われる"ちょび髭"をはやした男が前に出てきた。



クロード『おぃおぃ聞いてねーぞ?

     依頼は獣人族の踊り子を

     始末するだけじゃねーのかよっ。

     なんで紫陽花(アジサイ)コンビがいるんだぁ?』


リーダー格の男を見たシャウラは、

ふっ……と笑った。


「ふっ……。

 【王都暗殺部隊】から独立したとは聞いてたけど、

 いつのまにこんな趣味の悪い

 〈黒い仮面〉のお友達が出来たんだ?

 ……『クロードの兄貴』」


クロード「シャウラぁ、

     相変わらず兄弟子に対しての

     口の聞き方がなってねぇーなぁ。

     それにしても、

     お前にそんな可愛いらしいコスプレの

     趣味があったなんてなぁ。

     ちなみにコイツらは俺の部下達だ。

     ……俺に友達はいねぇからな。

     見逃してやるから

     さっさとその踊り子をこっちに渡せ。」



和気あいあいと会場に向かっている所に

紫陽花(アジサイ)コンビと少年

そして踊り子のRio達の周りをいつのまにか、

〈黒い仮面〉の集団が囲っていたのだった。

そして猫耳姿のシャウラが耳と尻尾を

ニャンニャンさせながら、

兄弟子の男と戦い

さらには甘飴甘味(あまあめかんみ)

「楽しそうだからかんみも♪」っと言いだしては

自身もなりきりセットを付けながら戦うのだった……

(ルート①)




一方、

会場に残った仲間達は、

コンサートの準備を進めていた。


「りと!ちゃんありがとう♪

 魔道ピアノの調律を手伝ってくれて♪」


英雄の明日(あけひ)リオンはりと!にお礼を言った。


普段は1人で調律をしていて時間がかかるのだが

りと!が手伝ってくれたおかげで

スムーズに終わったのだ。



「いいのよ。

 わたしも久しぶりに魔道ピアノに触れたわ。

 まさか英雄の方に()いて貰えているなんてね

 とても光栄よ♪」

 


英雄の明日(あけひ)リオンとすっかり仲良くなったりと!。



レートとリンクもコンサート会場を見ては

ギルド学園時代を懐かしみながら思い出していた。



レート「コンサートかぁ懐かしいね。

    ギルド学園時代に僕達もやったよね。」


リンク「あぁ、懐かしいね。

    アタイが〈魔道ギター〉を弾いて

    紫陽花(アジサイ)コンビの2人がボーカル、

    りと!しゃんが〈魔道サックス〉を吹いて

    レートが〈魔道ドラム〉だったよね。

    最後にべこべこが女装しながら

    終わりの挨拶をしたのがおかしかったね」


アカベコ「……うげっ。

     ちゃんと覚えてやがる。

     さっさと忘れてくれよなぁ。

     つかあの時はさぁー。

     模擬戦に負けた時の罰ゲームだろ?

     ひどくね?

     チーム戦だったはずだよなぁ?

     なんでオレ1人だけ罰ゲームだったんだよ」


レート 「ははっ。ほんとだね。

     なんでだったかなぁ?

     でもアノ模擬戦は楽しかったよね。

     甘味とシャウラ

     それにリンクとりと!が

     チーム分けで別々になって対立してたし、

     べこの方のチームの配置を

     考えたのって……

     たしか甘味(かんみ)だったよね?」


リンク 「そうそう。

     んでそっちの配置を考えたのが

     りと!しゃんだったんだよねー。

     いやぁー懐かしいね♪」


アカベコ「あー。思い出したわっ……

     甘味(かんみ)が配置やりたいとか言い出して、

     指揮官をやらせてみたら、

     いきなり前線に出てくるわ。

     そんで指揮はオレに丸投げするわで、

     しまいには甘味のアホが、


    『みんな落ちこまないで!

     負けたのは指揮官の責任だから♪

     (途中で交代したアカベコのこと)

     みんな安心して♪

     べこが罰ゲーム受けてくれるからね♪』


     とかぬかしやがったんだった。」


レート 「あはは、そうだったね。」

リンク 「はっはっ、そうやそうや。」

りと! 「むふふ。そうね。」

アカベコ「まぁ実はオレも

     いきなり指揮を任せられて、

     焦って作戦をミスったからなぁ。

     罰ゲームはいいんだけどな。ははっ。」


4人は思い出しては笑っていた。


……いや、りと!さん?あなたいつの間にそこに⁈



「たっ、大変です!リオン様!

 街の外に魔道兵器を装備した軍団が

 こちらに向かっているとのことです!

 〈巨大な二足歩行で動く白い魔道兵器〉を、

 確認したとの報告もあります!」


街の警備をしていた兵士が慌ただしく報告しに来た。


明日(あけひ)リオンはそれを聞き

エルフの尖った耳をピクッと、一度動かしては

困った表情をしたのだ。



「あちゃー。

 タイミング最悪なんだけどぉ〜。

 踊り子のRioちゃんを狙っている

 〈黒い仮面の集団〉とは

 別の勢力みたいだしぃー。

 どうしよっかなぁ〜

 まさか"3つの敵の勢力"が、

 同時に襲って来るなんてなぁ〜

 私が行ってパパッと

 片付けちゃってもいいんだけどねー。

 あっ!

 私ってば

 もう魔剣の所有者じゃ無いんだった♡てへぺろっ

 ちょっとキミ達やっつけてきてもろて♪

 私と赤い髪の青年は

 "そこにいる2人"を相手にするからさ」ギロリ



明日(あけひ)リオンはそう言いながら、

目は鋭く睨み二階の観客席の方を見て指差した。



「!」「!」「!」「!」



4人は英雄の指差す方をすぐさま見た。



なんと!


いつのまにかコンサート会場の上の観客席に、

司祭の格好をした謎の2人組が

気配を殺して

こちらを見下ろしながら眺めていたのだ



ザリフ「ほっほっほ。

    さすがリオンさんですね。

    お久しぶりです。

    この『ザリフ』と、

    隣にいる『安心院悪鬼』の気配に

    いち早く気付くとは。」


司祭の格好をした男の人はまるで、

某アニメに出てくるフリーザ様のような声をしていた。


そして隣にいる司祭の格好をした若い青年が

丁寧な挨拶をしてきた。



安心院悪鬼「みなさんはじめまして。(ぺこり)

      僕のことは〈あっきー〉と

      呼んでください。

      不意打ちするつもりでしたが

      気付かれてしまったので、

      今から奇襲をしかけますね(ぺこり)」

      


ぺこりとお辞儀をして挨拶が終わるのと同時に、

〈あっきー〉の親しみやすいあだ名とは裏腹に

青年は怪しくニコッと微笑み、

魔法で作り出した"光の刀剣"を握り締めては

いきなりこちらに向かって居合い抜きをするかのごとく

突っ込んできたのだった。



「させないよぉ!

 コンサート会場を壊しちゃダメだよぉ!」


英雄の明日(あけひ)リオンはそう言うと、

両手に小さくも威力の高い竜巻の魔法を2つ作りだし、

敵の司祭の2人組に向けて放った。


敵の『ザリフ』と名乗る男と

突っ込んで来た青年の〈あっきー〉は、

竜巻の魔法を受け会場の外へと飛ばされた。

そして英雄の明日(あけひ)リオンも追撃をする為に

会場の外へと出て行ったのだった。



アカベコ「オレは言われた通り英雄に加勢する!

     お前達は魔道兵器の相手を頼む!

     レートが前衛、リンクが後衛。

     りと!は何かわかったら2人に伝えろ。

     魔道兵器に詳しくないかもだが、

     魔道具なら何か気付くことがあるだろ?

     危ねぇからリンクの近くにいてろよ!

     じゃあ任せたぞ」


そう言い残して

アカベコも明日(あけひ)リオンの後へと続いた。

(ルート②)



レート「僕達は街の外で

    この街の警備部隊と合流して

    魔道兵器の軍団を相手にしよう」


リンク「アタイ達で止めないとな!

    街が大変なことになっちまう」


りと!「えぇ、急ぎましょう」


三人は魔道兵器の軍団を相手にすることに。

(ルート③)




〜ここからは選ばれたルートを進行いたします〜


ルート③へ。


三人は街の外の警備部隊と合流した。


すると、


遠くに二足歩行で歩くロボットのような

〈巨大な魔道兵器〉がこちらに向かって

ズシンッ、ズシンッと、

歩いてきているのが目視できた。



リンク「おぃおぃ、こらこら。

    なんだねアレは?

    あのガ○ダムみたいな白い兵器は?

    出る作品を間違ってやしないかい?」


レート「ほんとだね。

    あんな立派な白いガンダ○みたいなの。

    この小説に登場するには

    もったいないほどの出来だね。

    これはぜひアニメ化に期待だね。」


りと!「間違いなく遠隔操作ではないわね。

    だとしたら誰か乗っているのかしら?

    魔力回路はどうなってるのかしら?

    いいえ、

    そもそも動力は

    魔力で動かしているのかしら?

    とても気になるわ!」



巨大な二足歩行の謎の白い魔道兵器の頭の部分から

コックピットにでもなっているのか

パカァっと開き、

1人の女の子が魔道スピーカーを握りしめ

こちらに向かって音声を飛ばしてきた。



レイジ(桑田)『おい!そこにいる天才錬金術師!

       私の作った魔道兵器はどうだ!

       すごいだろっ!

       あっ。

       その前に、、、

       私のこと、

       もちろん覚えているよね?』



女の子の声が魔道スピーカー越しに聞こえてきた。



「りと!の知り合いなのか?」っと思い、

レートとリンクは りと!の方に目を向けた。


りと!はと言うと、

「ここまできてる!

 もうすぐ口の方まできて名前が出そうだから!」

とでも言いたそうに、

自身の喉をトントンっと叩いては

ゴホッゴホッとむせていた。


……大丈夫でしょうか??

ちゃんとパイロットさんのお名前が

出ておりますからご安心を。


はたして次回はギャグ回なのか⁈


それともバトル回なのか⁈



乞うご期待!


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