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エピソード12海賊王の娘リンクとの再会


ザナトスが海の向こうにある迷宮近くの村で目撃されたと聞き、

紫陽花(アジサイ)コンビとその仲間たちは、

海を渡る為に船を手配することにした。



最初は

「りと!を王都から出してはダメだ」っと、

(かたく)なに拒んでいたレートだったが、

りと!が「家出する」といい出し、

国王様からレートが側で見守り

必ず連れ戻すようにと命じられ

レートも一緒に旅をすることになったのだ。



港に着いた一同は、

買い出し組と船の手配組に分かれて行動することになった



「じゃあ俺たちは

 食料や他に必要な物でも買って来るわぁ」


アカベコ、レート、りと!は港町まで買い出しに出かけた



少年はさざ波が押し寄せる海を眺めていた




波の音  ザザ〜


    塩の香り  しぉしぉ


          カモメの鳴き声 カゥカゥ




「海って

 広くて

 それにとっても綺麗なんだね♪」



少年は初めての海に興奮していた



ひとつの船から

金髪の女の人が降りてきてこちらに近寄ってきた



『ふたりとも相変わらず目立つ髪してるなぁ〜

 アタイも聞いたよ!

 森を吹き飛ばしたんだって?」



そう笑いながら紫陽花(アジサイ)コンビに声をかけてきた

この女の人も目立つ髪色をしていた。



女の人の特徴は、

髪は金髪、

体格は鍛えているのか肉付きがよく、

スタイルがよい

腰元のベルトにはホルスターが装着してあった

手に持っている海賊マークの付いた帽子が存在感を(かも)し出していた



「『リンク』久しぶり♪

 海から帰ってたんやぁ♪」


甘飴甘味(あまあめかんみ)はギルド学園時代の友人に会えて喜んでいる



「もう"宝物"は見つかったのか?」


シャウラも顔には出さなかったが、

久しぶりに会えて喜んでいた



「まぁ、な。」


リンクと呼ばれたこの女性は、

頬をポリポリとかきながら、

なぜかその質問に照れながら答えていた。



「リンクはねぇー、

 海賊王の娘なんだよぉーびっくりやんなぁ♪」


甘飴甘味(あまあめかんみ)は少年のことをびっくりさせようと、

その情報を伝えてみた


シャウラも少年の反応を楽しみにしているようだった



「えぇぇぇ⁈

 か、海賊王の娘なの⁈

 あの【七人の英雄】の1人の娘さん!?」


少年は海賊王に娘がいたことにびっくりしていた

そしていつものように目をまん丸としていたのだ。


孤児院で聞いたことがある【七人の英雄】


少年がまだ生まれてくる前の話だ


【魔獣王】を倒した英雄達の1人『海賊王バンク』


しかし、


【魔獣王】との戦いで『海賊王バンク』は

命を落としたと伝えられている


その娘が目の前にいるのだから……


紫陽花(アジサイ)コンビと出会ってからの少年は、

『やべーやつ』の人達と出会えてばかりの日々だった



目をまん丸としてびっくりしている少年を見て、

紫陽花(アジサイ)コンビの二人は、

「これこれ♪」っと言った感じで笑っていた。



「あはは

 そうだわリンク

 かんみ達が迷宮近くの村まで行くの

 よかったら連れて行ってほしいなぁ♪」


「ぷはは、あー面白かった、、、

 ……もちろん料金は弾むぜ?」


笑いながらも紫陽花(アジサイ)コンビがリンクに交渉をしている



「別にアタイは構わないよ?

 とりあえず船長と副船長に聞いてみるよ」



少年はさきほどから目をまん丸として、

リンクのことをじーっと見つめていた



リンクはそんな少年に自己紹介をはじめた



「アタイの名前は『リンク』

 少し前までは海賊をしていたが、

 今は護衛部隊に所属しているよ

 海で商人や荷物を守ってるのさ♪」



そう自己紹介をしながらリンクは手に持っていた海賊帽子を被った

その海賊帽子には当たり前なのだが、

海賊のマークが付いていた


(金色の髪に似合う素敵な帽子だなぁ)

っと、

少年は見惚(みと)れていたのだった。



「で?

 このぼくちゃんはふたりのこどっーー

 なわけねぇーよぉなぁ」


リンクはいつもの流れを断ち切った。



(え?なに、作者さん?

アタイにもいつもの流れをやれって?

わかったよ、、、じゃあやるよ)


なにやらリンクが1人でブツブツと言っていた


そしてお決まりの質問を

紫陽花(アジサイ)コンビにするのだった



「で?

 このぼくちゃんはふたりの子供?」



リンクがお決まりのセリフを言った


……ご協力、感謝いたします。



そして2人の返事はもちろんこれ、




「せやで♪」「ちげーよ!」



甘飴甘味(あまあめかんみ)は肯定し、シャウラは否定した




『でしょーねっ!! 知ってた』




リンクは切れ気味になりながらもすかさずツッコミを入れたのだった。



(す、すごい! 見事なツッコミだ!)


少年は紫陽花(アジサイ)コンビの周りにツッコミが

存在したことに感動し、

勝手にリンクに対して親近感を持っていた



「海賊のリンクさん!聞きたいことがぁ♪♪」


海賊帽子を被ったリンクの姿があまりにも似合っていた為、

少年はリンクのことを海賊と呼んでしまっていた



「だ・か・らぁぁぁ」


「アタイは今は海賊はやってねぇーよ!

 ご、え、い!

 『護衛』だって言っただろうがっ!」

 つか、

 タイトルはいいとして、

 職業が

 "海賊王の娘"ってなんだよ!!

 この作者は頭悪いのかぁ⁈」


……わたくしもそう思います。



「たいとる??さくしゃ??

 何を言ってるかわかんないけど……

 リンクさんっていろんな大陸を見て

 まわってるんだよね?♪

 じゃあさ! 

       じゃあさ!

 アカベコさんが持っている魔剣以外に、

 他に魔剣を見たことってある?♪」


少年は目をキラキラとさせ、

わくわくしながらリンクの返事を待っている


「ん?魔剣?

 あぁ……"アノ"化け物級のチート武器のことかっ!

 そりゃあアタイも見たことあるよ?

 てか、

 ある場所知ってるし」



「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


少年は感動していた。


さすが職業が海賊王の娘だと感心したほどだ。



リンク「……今、職業のこと言ったか?」


少年 「いっ、言ってないよ!」


リンク「それに探したところで、

    魔剣に認められなきゃ使えねぇよ。

    そんな魔剣より、

    今まで一緒に戦い抜いてきたこの愛銃ーー」



リンクが腰につけているホルスターから

気道銃を取り出し帽子のつば先に当てた。




気道銃とは、

気力を使った遠距離の武器のことで、

撃ちだす時に特殊な空の弾丸に気力を込め弾を発射させる銃のことである。

気力の消耗が激しい分、威力は高い。

通常の弾を入れ気力を乗せて発射することもできるが、

その場合は先ほどと違い、

弾に気力が伝わりにくい為、

空の弾に気力を詰め込む方がスピードも速く威力は高いのである。



陸地での戦闘では気力を使う遠距離の武器は

弓が圧倒的に人気が高いのである

なぜなら弓の方が気力の消耗が少なく、

かつ、

気力が伝わりやすい為だ。

弓を扱う狩人にとっては、

索敵(さくてき)能力も必要とする為、

弓より重い気道銃はあまり使われないのだ。




『アタイにはこの相棒がついてるのさ』

             キランッ☆   




リンクが片手に持っている相棒と呼んでいる気道銃で、

帽子をクイッとカッコ良く上げている



そんな仕草が少年の目に映り、

リンクの姿をカッコ良く見せていた




????「リンク?海から帰って来てたんだね!

     ……その手に持ってるのは?」



優しい雰囲気の好青年がリンクに声をかけて来た

服装を見るからに王都ギルドのエリートっぽい感じだ。






『ワァーナンダコレワァーー

 アタイシラナーイ(棒読み)』



そう言いながらリンクは手に持っていた相棒をおもいっっっっきり遠くへとブン投げたのだった




(あいぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!)




少年はリンクの手によって非情にも投げ捨てられた

気道銃(相棒)に同情をし、

心の中で叫んでいた。


……さっきの「キラン☆」っはなんだったのでしょう



そんな仕草が少年の目に映り、

リンクの姿をカッコ悪く見せていた。



そしてこの後少年は、

リンクの意外な一面を知ることに……




リンク「ゆっきぃ♡

    お仕事でこっちに来てたのね♡

    アタイもいま帰ってきたところぉ♡」



どうやら優しい雰囲気の好青年の名前は

『ゆっきぃ』と言う名前みたいだ。


おそらくリンクの恋人なのであろう、、、

しかしこの変わりよう……

恋は人を変えるとはよく言ったものですね。



ゆっきぃ「危ないことはしてない?

     きみに怪我でもあったら僕は心配だよ。」


リンク「大丈夫よ♡

    アタイの仕事はただの掃除だから♡」



……掃除ですか、、、

たしかに護衛は近づいてくる悪い人をやっつけているので掃除で合ってますね

言い方がお上手(じょうず)ですね。



少年はいつものようにびっくりした時の目をまん丸にした顔をしていた

リンクとゆっきぃのやり取りを見ているのだ



「ど、どうゆうことぉ??」


少年はさっきとは明らかに雰囲気も態度も違うリンクの姿を見ては困惑していた



紫陽花(アジサイ)コンビのふたりは、

彼氏の前で豹変(ひょうへん)したそんな乙女モードのリンクを初めて見ては、

お腹を抱えて笑うのを我慢しているようだった。


あっ、失礼しました

我慢できずにふたりは今にも笑い出しそうだった。

……こちらの言い方ですね。




『ぷっ、ぷはははははは!!!』

『あっ、あはははははは!!!』



シャウラはお腹を抱え笑いころげている

甘飴甘味(あまあめかんみ)もお腹を抱え涙目になりながら笑っている



「てっ、テメぇぇらぁぁぁ」


リンクが恥ずかしさのあまり

顔を真っ赤にし、拳をプルプルと震わせていた



「こちらの方はリンクのお友達?」


好青年エリートのゆっきぃがリンクに聞いた


リンクは震える拳をサッとしまい、

ニコニコと笑顔で答えようとしている



「そうよ♡

 アタイのご友人の方々よ♡」



乙女モードのリンクがゆっきぃに

紫陽花(アジサイ)コンビと少年の事情を説明し、

船を出し迷宮近くの村まで運ぶことを説明したのだ


それを聞いたゆっきぃも丁寧に自己紹介をしてくれた



「はじめまして!

 ゆっきぃと言います。

 王都ギルドで商人の人達の管理をしています。

 いつもリンクがお世話になってます。

 普段は王都にいるのですが、

 仕事で港によく来るので

 その時にリンクと出会いました。

 紫陽花(アジサイ)コンビの噂はとても有名ですよ!

 おふたりの実力なら

 海でモンスターが現れても平気でしょう!

 彼女は僕のフィアンセなので、

 危なくなったら守ってあげてください!

 よろしくお願いします!」



好青年ゆっきぃはペコリとお辞儀をした

さすが王都ギルドのエリートだ

とても真面目な方みたいだ。



「ま、守る?だ、誰を??……ぷっぷぷ

 逆に敵を守らないといけねーかもなぁ

 ぷっ……ぷぷ」



シャウラは笑いを我慢するのに必死だ



「しゃ、シャウぴ、

 しっ失礼だよ!

 リンクは、か、かよ、……かよわっ、

 かよわいんだから……ぅっ」



甘飴甘味(あまあめかんみ)も笑いを必死に(こら)えている



「は、はい!ゆっきぃさん!

 まっ、任せてください!」


少年がそんな2人を見兼ねて(あわ)てて代わりに返事をした



「さぁさぁ、ゆっきぃ♡

 まだお仕事の途中なんでしょ?

 アタイ達はまだ出発しないから

 後でゆっくり会ってお話をしましょ♡」



そう言いながらリンクはゆっきぃの背中を押して仕事に戻らせたのだった



ゆっきぃと入れ違いで

アカベコ、レート、りと!が買い物袋を抱えて戻ってきた


アカベコが紫陽花(アジサイ)コンビが涙目になりながら笑っていたので、

「お前らなに笑ってんだ?」っと不思議そうに2人を見ていた



りと!がリンクを見つけた。


リンクもりと!を見つけた。




りと!『りんくしゃぁぁぁぁぁぁん』


リンク『りと!しゃぁぁぁぁぁぁん』




二人は抱きつき、

そして男の子がよくやる友情の証の

ガッ、ガッ、パシッ、と腕をクロスして手をガッチリ握るアノ動作をした。



「あれなに???」


少年は二人が仲良しなことに意外に思っていた



「あいつらはギルド学園時代からの親友だよ」



そうシャウラが教えてくれた



「りと!がいじめにあってた所を、

 転校生だったリンクが助けてから

 2人は仲良しになってんやんなぁ♪」


甘飴甘味(あまあめかんみ)が説明につけ加えてくれた



リンクはアカベコとレートにも挨拶をし、

先ほどの一部始終を見ていた紫陽花(アジサイ)コンビに対して、

目で「バラすなっ」と訴えかけているようだった


紫陽花(アジサイ)コンビはリンクの乙女モードを笑ってはいたが、

内心は2人共、

親も無くし孤独だったリンクが

探し求めていた宝物と巡り合えたことに祝福し、

喜んでいたのだ。



そんなリンクも、

気を許せるギルド学園の仲間達と再び会えたことに

とても感謝していた。



「アタイが船長と副船長に話をつけてやるよ」


リンクはそう言って先ほど降りてきた船へと戻って行ったのだ




しばらくすると、


船から2人の男が降りてきた

その後にリンクも続けて降りてきた



2人の姿を目視したアカベコはつぶやいた。



「魔剣の所有者『白髪(はくはつ)の剣士ナイル』

 それにナイルの相棒『黒髪(くろがみ)の槍使いズカパン』

 なるほどな、

 リンクがいま所属している護衛部隊って、

【ナイトドラゴン】か。」


アカベコはどうやらこの2人の男を知っているようだった



(この2人はいったい何者なの⁈)


少年は2人の男をじーっと見つめていた




ーーふふ。

海賊王の娘がとうとう登場しましたね。

見ていてとても楽しいお方だ♪


その前に1つ……


塩の香りが「しぉしぉ」って……

ゴホン、なんでもありません。



紫陽花(アジサイ)コンビの前に現れた2人の男、

魔剣の所有者⁈

その相棒の槍使い⁈

そしてナイトドラゴンとは⁈


続きが気になりますね。

わたくしもです。

ではまたお会いしましょう。


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