異常と正常の類似性
動けないのはどうして 光 闇 水 空気 音 色
すべて実態に感じる 意識に直接刺してくるような刺激が頭を壊す 壊してまた普段に変える。
正常なことを幻覚と認識せずに生きることができるのはなんとも異常であると 誰もが認識しているからと 自分がことなっているからと 自分を他者として思考し普通という感覚を作り出す。怖いものだ。それはもう理性感性どころの問題ではなく知覚そのものの問題だ。
今見えている光景がちゃんと存在しているのか、それとも闇なのか、わからない。そもそも闇もないのかもしれない。しかしそれでいい。そうでもないとこの存在の理不尽さは説明できない。
そういうことで今も目を閉じながら目の前の光景を認識する。
人間の共通感覚の名の元に。素晴らしい宇宙だね、この空間は。
でも、それでも花が水を浴びて咲きますように。