迷子になったらギルド
み!じ!かっ!
私でも驚きの短さだよ!
やばいなぁ…頑張らないとなぁ
《そちらは街と正反対です》
…うん、そんな気はしてた。私、地図見ても分からないもの。
と、いうわけで反対方向に飛んでいくことにした。最初からこうすればよかった…と思いながら街に向かって飛んでいく。そして数分の後、最初の街に着いた。名前は…ないのか、え、ないの?区別はつくから作らないのか…または名前をつけることがこの世界にとって稀有なのかもしれない。そういう所も見ていかないとな
そう思い足を踏み出した。
おぉ…ここがギルドか…本当にギルドって感じがする!まぁギルドなんだけど
よし、冒険者登録してみよう!こういう依頼系の仕事してみたかったんだよねー。私、上司とか上に立って命令してくるやつ嫌いだから…
《告、マスターの身長ではー》
なんか言われた気がするけど気にせずに聞く
「あの、冒険者登録したいのですが」
「えっと…子供は冒険者登録出来ないのです、大人になってから再度来てください」
と申し訳なさそうに言ってきた。そう、例えて言うならfa○eの紫○部さんのように
の前にんん?子供?私の事か?いや、私しかいないんだけど。そういえば身長気にしてなかったな。三人称視点で見てみるか
《了、三人称視点に切り替えます》
と大賢○風に言わせてみる。すると三人称から見た私はおよそ中1くらいの身長だった。
そりゃこれじゃ弾かれるわな、ここで違和感なくリメイクも出来るけどただでさえ、冒険者全員の意識を極限まで私から遠ざけてギルドなんかでリア充してるバカップルを完全に視野から外してる――つまり気配まるごと消し去ってる――ってのにリメイクなんかしたら全部切れる気がする。
しょうがないので押し通すことにした
「立派な大人です」
偽造した――と言っても本物だけど――免許証的なものを渡す
「…確認しました。今、準備するので少々お待ちを」
心を読んだら嘘でしょと漏れていた。確かに私でもそうなると思うけどさ、高一の時に浮き輪買ったらお使いしてる子供扱いされた時と同じような感覚になったよ?
しばらくすると受付嬢A(名前ないので)が石版や書類を持ってきた。書類に血を垂らしその書類と引き換えに冒険者カードらしいカードを貰った。そして血を拭き石版に手を置きかなり加減して魔力を流し込む。
「!?信じられない…」
「?何か?」
「全役職就職可能です!」
やっぱり、そう心の中で思った。だってさ、石版が魔力を大量に吸おうとしてくるんだもの!そしてこんなになりました。
さてさて、できる職はっと
職は五段階、下位級、中位級、上位級、伝説級、神魔級があって。リストにしたのがこちら
下位級…フィガー
ルーター
レンジャー
メンヒル
マギア
中位級…ハイリガル
フェアヴェデン
サウォバラ
ビショフ
高位級…ハイリーヒ
マギアスツァヴィス
バーストフィガー
シュケツァー
伝説級…ルータークイーヒ
マガシャクイーヒ
スリットクイーヒ
アントアクイーヒ
神魔級…フィクスゴッド
タイフィル
ディジール
ハガイア
となってるようだ、なんかどっかで見た気がするけど気にしないでおこう
ともかくどの役職にしよう…ディジールがいいなぁ…まぁ変えれるだろうしまずはディジールにしておこう
「ではディジールでお願いします」
「かしこまりました。こちらの石版にもう一度手を置いてください」
そう言われて魔力を最小限まで減らして再度石版に手を置き魔力を流す。魔力切れを決意してたけどその心配はいらなかったようだ
「もういいですよ、こちらが職変更の時に必要になる物です。紛失すると再発行は100銀貨必要になりますのでお気をつけください」
「ありがとうございます…ところで依頼は何処で受けられますか?」
「あちらの掲示板に貼ってある張り紙を受付カウンターに渡していただければ受注可能です。」
「では、早速受注しよう!」
と受付嬢に微笑ましく見守られながら掲示板に向かうのであった。
職名はドイツ語を改変したものにしました。最近ドイツ語にハマりまして!
そして途中で消される苦痛を経験しました。はい、やめます。