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過去編第3話 ~勧誘の実例~

ある日曜日。バレー部の休日練習帰りの平川未来は駄菓子屋の店先でクラスメートの蠣崎丸恵の姿を認めた。良く見ると何やらゲームに興じている。

「蠣崎さん…何やってるの?」

「あー♪平川さん。見て分かりませんかぁ。ゼビウスやってるんですよぉ。」

丸恵は画面から目を離さず、軽快な手さばきで自機を操作していく。

「蠣崎さん…悪いことは言わないからもうちょっと健康的な休みを送ったほうがいいと思うよ。」

「健康的って何すればいいんですかぁ?」

なおも丸恵は画面から目を離さない。丸恵操るソルバルウは次々と敵機を蜂の巣にしていく。

「私みたいにバレーボールするとか…ねえ、バレー部入らない?私はいつでも歓迎だよ。」

「ですからぁ、わたしはホント何てことのない「女の子」ですから無理ですよぉ。」

画面から一切目を離すことなく断りを入れる丸恵の姿に「今日はダメだ」と悟った未来は…

「うん…ごめん。」

案外あっさり引き下がったのであった。

(蠣崎さん…今日のところは私の負けね。でも私はまだ諦めてないから!)

未来の奮戦の日々は続く。


おわり

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