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過去編第2話 ~勧誘の時を超えて~

春・4月。ある高校の女子バレーボール部ではリクルーティングについての話し合いが行われていた。

「どこかに有望そうな子はいないかねえ…。」

「それでしたら…。」

思案する主将に切り返したのは2年生セッター・平川未来である。

「うちのクラスの蠣崎さんが入ってくれれば相当いいと思うんですよ。特にうちの学年背が高い子がいませんからね。」

「蠣崎さんって…あのでかいぽわぽわした子?確か去年1年間誘い続けて全然入ってくれなかったじゃない。」

主将は今一つ乗り気ではない。しかし未来は違っていた。

「うーん…今年こそは私が何とかします!」

「それにそもそもあんなのんきそうな子がスポーツ向いている様には見えないんだけど…。」

「キャプテンはご存じないかもしれないですけど…あの子の体育の時のド迫力には正直度肝を抜かれますよ。やせている割には筋肉も付いてますし…入ってくれさえすれば前衛には困らないと思います。」

「…そう。まあ頑張って。」


そしてその夜、未来の自室にて。

(蠣崎さん…今年は入ってくれるかな…。)

そんな風に考える未来の頭には蠣崎丸恵の人の良さそうな笑顔が次々とよぎっていく。

(蠣崎さん…あの娘と一緒にバレーがしたいよお…。)

(どうしちゃったんだろ私…女の子にこんな気持ちになるなんて…。)

(このままじゃ…私おかしくなっちゃう…。)

未来の苦しみの日々はまだ始まったばかりである。


おわり

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