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現代編第31話 ~神の民俗資料展~

その日、蠣乃神社では変わったイベントが行われていた。それを聞きつけて訪れたのが近くの風松神社のヤンキー巫女の広島清香とIT権禰宜の鈴木良一のコンビである、


「えーなになに『蠣乃神社特別展示会 二十世紀の民俗展 入場無料』?」


神主の丸恵に案内されて神殿に入ると、確かにそこにはいろいろな品が飾ってあった。

ミニ四駆やファミコンソフトといった正統派の玩具、「モ〇ルフォースガ〇ガル」「ぎ〇おッPi」といったパチモノ玩具、「ポケットピカチュウ」や体重計型ルームランナーといった健康器具、青汁や紅茶キノコといった流行した健康法についての書物、高枝切りバサミのような便利グッズ…といった多種多様な品々が雑然と並べられていたのである。


「おおこれは面白いな!懐かしい品が一杯だ!」

「ちょっと展示内容に脈絡が無さ過ぎる気もするが…。」


テンションが上がる清香に対し若干戸惑いを隠せない良一であったが、それでも一通り見てからその場を後にする。

何だかんだで楽しんだ二人。しかし帰路で改めて清香の脳裏にある疑問が浮かぶ。


(何かどっかで見たものばっかりだったな…まあいいか。)


そしてその夜。蠣乃神社の住宅スペースでの祭神イヨと巫女(?)の香澄の会話。


「今日のイベントは大成功じゃったな!皆大いに喜んでくれた!(ドヤァ)」

「何ドヤっているんですか。イヨ様が昔衝動買いして飽きた物を並べただけじゃないですか。」


そう、「民俗資料」とはかつてイヨがおねだりして買ってもらったものの飽きてしまい結局蔵の肥やしと化していた品々のことだったのである。そして清香は蔵の整理を手伝ってくれたことがありそこでそれらの品々を目撃していたのであった。

皮肉な微笑を浮かべながら香澄が続ける。


「まあでも確かにこれでようやく飽きた物も少しは役に立ちましたかね。」

「ぐうっ!」


おわり

ツイッターでAbstaincompanyさんがよく振ってくれる「昔のイヨのおねだり話」から着想を得ました。「蔵の整理を手伝ってくれた広島さん」は現代編第9話で読めます。

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