現代編第26話 ~カップルが行くと別れる神社~
しかし実際「カップルが行くと別れる神社」って有名どころの神社含めて結構あるらしいですね。
門ノ上神社…。
「あ、神社だよ。こんなところに神社があったなんて…。」
訪れたのはいかにも爽やかな交際をしていそうな高校生くらいのカップルである。
「ねえねえ。ちょうどいいからここでお祈りしていこうか。ボクたちがずっと一緒にいられるように…。」
そんな風に声をかける男の子の方であるが、女の子の方は気乗りしない様子である。
「ダメだよ。ここ確かカップルが行くと別れる、って言われているところだよ。クラスの女の子たちもそう言ってた。」
「あ、そうなの?…じゃあさっさと帰ろうか。」
ということでカップルはそそくさと去っていった。
ちなみにそれについて祭神のナチ曰く…
「若いうちから恋愛にうつつを抜かすのではなく、まず己の心と体を磨くことが大切なのじゃ!」
つまり門ノ上神社が「カップルが行くと別れる神社」と言われているのは単なるジンクスでも何でもなく祭神の方針による根拠のある噂なのであった。
「…ナチお姉さま。」
「何じゃ小百合?」
「あんまり恋人同士に厳しいことをしない方がいいのではありませんか?うちの中学でも「門ノ上神社にカップルで行くと別れるらしい」って噂になってます…。」
「いや、いくら小百合と頼みとあっても曲げるわけにはいかぬ!正しい道のりを示すのが神の務めなのじゃ!」
「うーん…。(だからうちは貧乏なんじゃ…?)」
おわり




