現代編第25話 ~ミオ自慢のコレクション~
岩樽神社の社殿の内部には古くは江戸時代から新しくは21世紀に入った後の物に至るまで長い歴史の中で奉納されてきた種々多様な絵馬が飾ってあり訪れる人々の目を楽しませている。
そして本日訪れたのは近くの神社の祭神であるイヨとナチの二柱である。他の神社の神が来るということで出迎えるのもまた祭神のミオである。
「よく来てくれたのう。まあ上がるのじゃ。」
「うむ。しかし…ここはいつ来ても華やかじゃのう。これなど天保年間の絵馬ではないか。儂の神社とはまた一味違うのう。」
「アニメやゲームのキャラが描かれた絵馬も増えたのではないかの?」
「全くコツコツとよく集めたものなのじゃ。」
「それにどれもこれも上手い!…おお早速サー〇ルちゃんも奉納されておるではないか!」
ナチとイヨはそれぞれの興味に沿った分野を中心に感心しきりの様子である。
「そうじゃろ?ここにあるのはみな妾のお気に入りじゃからの。…イヨやナチもどうじゃ?今から集めても面白いと思うのじゃ。」
感心している様子の二柱に絵馬の収集を勧めてみるミオ。
「いや、儂はいいのじゃ。こういうのはあまり得意ではないからのう。薙刀を振るっている方が性に合っておる…。」
照れながらもごもごするナチに対しイヨは…
「イヨさまはそれよりゲームが欲しいのじゃ!」
「「……。」」
おわり
作者本人が執筆前日(2017年5月3日)に木曽町にある水無神社(小さい頃の自宅の目と鼻の先にある、「みこしまくり」で有名)で見た光景をほぼそのまま移植して書いてみました。




