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現代編第14話 ~ささろまん~

蠣乃神社の神様・イヨと巫女(?)の蠣崎香澄がパソコンの前でネットサーフィンをしていた。

「そういえばイヨ様、何でイヨ様のハンドルネームが「ささろまん」なんですか?」

香澄がかねてからの疑問を口にする。

「イヨさまにパソコンを教えてくれたのが広島殿だということは知っておるな?」

「ええ。」

「その広島殿のハンドルネームが「コシヒカリBL」でのう。それにちなんでササニシキのいもち病抵抗性系統の「ささろまん」にしたのじゃ!」

イヨはさも当然と言った風情で説明するが、香澄はきょとんとしている。

「え…ササ…ニシキ?」

どうやら「ササニシキ」という言葉がピンと来なかったらしい。

「香澄、ササニシキを知らぬのか?」

「あまり…聞いたことが無いですね。」

「そうか…。ササニシキの全盛時代は香澄が生まれる前だからの。20年以上前はコシヒカリとササニシキがブランド米のツートップだったのじゃ。」

「へえ。」

「じゃが…香澄が生まれた頃に冷害騒ぎがあっての。それで一気に信用を失ってしまったわけじゃ。」

「勉強になります。」

意外に豊富なイヨの知識に感心した様子の香澄である。

とここで、イヨが珍しくやや怒った様子で話を続ける。

「その冷害騒ぎの時に輸入されたタイ米への仕打ちと来たら…。全く失礼な話じゃ!タイの人たちが一生懸命作った米なのにまずいまずいと…。」

やけに真面目な話をするイヨを、香澄は目を丸くして見つめる。

「イヨ様…たまには神様らしいことも言うんですね。」

ますます感心した様子の香澄であった。

「イヨさまはいつでも神様じゃぞ!失礼な。」


おわり

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