現代編第13話 ~神殺し~
蠣乃神社の神様・イヨと巫女(?)の蠣崎香澄は仲のいい風松神社に遊びに行った。
「あ、清香さん。」
「おお、蠣崎ちゃんとイヨちゃん!」
遊びに行った時、風松神社では神社のヤンキー巫女・広島清香がジャージ姿でチェーンソーを操っていた。
「…何しているんです?」
「ちょっとね、神社の鎮守の森が茂り過ぎちゃったから枝や小さな木を払っているんだよ。」
チェーンソーを抱える清香の姿は妙に板についており、それは香澄にチェーンソーを用途外使用する清香の姿を思い出させるに十分なものであった。
「何か…妙に似合った姿ですね。これで誰か襲ったりしてなかったですよねえ?」
「ま、まさかあ♪」
「清香さん、笑顔が不自然ですよ。」
固まった笑顔がまぶしい清香である。
と、ここで香澄はイヨが妙に大人しいことに気が付いた。イヨに目を移してみると青い顔をしてうつむいている。
「どうしたんですか、イヨ様?」
「いやのう、チェーンソーを見ていると何やら根源的な恐怖に襲われるのじゃ…。バラバラにされそうな…。」
「…?」
「…ああ。」
今ひとつ意味がよく分からない風の香澄に対し、清香は何となく腑に落ちた様子である。
「蠣崎ちゃん、多分これ昔のゲームにチェーンソーでバラバラにされる神様が出てくるせいじゃないかな。…まああれ元々はバグだったらしいんだけどね。今は仕様になっているらしいけどね。」
清香の指摘にイヨは無言で頷いた。
「イヨ様、またゲームですか?」
「…良いではないか。」
後に当該ゲームを調べた香澄とイヨの会話。
「イヨ様、ゲームボーイなんて持っていたんですね。」
「うむ、今は倉庫にあるぞ!」
おわり




