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王道十二宮 ロリ魔法使いだから  作者: 金時Aya
1章 教授の腕試し
15/25

14話 【再開】

【あらすじ】

学園を去ると言ってしまった教授

教授の運命は一体どうなるのか?!

これからの学園生活はいかに?!

どうぞお楽しみください



「もう朝か….」


朝の日差しにつられ起きた私。空気を吸おうと窓を開ける。そこには、、驚きの光景が広がっている。いつも緑が豊かで、花々が美しく咲く草原が広がっているが、今日は違った。なんと白く美しい雪で覆われている。そんな景色を横目に眺めながらわたしは学園へ行く用意をする。


「アリエス教授…」


 私はどうしてもあの言葉が脳裏から離れない。未だに信じられないのだ。初めて希望の星として教授はわたしの中の一等星みたく輝かせていた。


「しかしそんな教授も…もう」


 私はそんなことを考えているうちに泣いてしまった。ここ最近はずっと泣いてばっかりだったが、泣いても泣いても足りない。心では納得出来ない私だったが、涙を引っ込め学園に行くのだった。


「誰もいない…」


 現在の時刻は朝の6時。そんな時間に学園には教授も生徒も誰もいない。誰もいない教室。誰もいない廊下。私の心はそのくらい寂しく、そのくらい暗い。わたしは一体なんのために生まれたか分からなくなった。本当に生きる意味が分からない。教授がもっと長くいてくれれば、教授に沢山褒められたかった。


教授と一緒に魔法を極めたかった。教授に見えもらいたかった。そんな願望が脳内を駆け回る。わたしは虚しい教室を後にし、図書館に向かった。最後くらいは好きなことをしたいな、という心残りだ。


わたしは図書館の扉を押した。誰もいないのかその重い音が廊下と図書館に響き渡る。コツコツと、私の足音は部屋中に響き渡り、本棚から魔導書をとった。


私の好きな、蟹座とは一体、著者はクロノス・マテールという本だ。わたしはそれを静かに手に取り、座って読もうと机へ向かった。その時だった。わたしは誰かが来る気配を感じた。だが、今はそんなのはどうでもいい。一応誰かを見ておこうと廊下を見た。しかし、わたしは信じられない光景を目にした。


そこに居たのは、肩よりも長いサラサラの白髪で黒い綺麗な瞳。邪魔なのかローブは手に持っており、そのローブは赤オレンジ色をしている。顔立ちは違うが、確実に教授だ。わたしは教授の所に勢いよく飛びかかった。すると教授は


「ごめんね。昨日はあんなこと言って。大丈夫わたしは教授として、あなたたちを最強にすると決めましたから。」


わたしは教授の胸元で泣いた。泣きに泣いた。教授がこの学園にまだいること。そして教えてくれること。最強にさせてくれること。先程までの不安が砂で出来た山みたく一瞬で崩れた。そのくらい嬉しい。わたしは泣きながら必死にいった。


「教授のせいですよ、本当に。最後まで責任持ってください」

教授は私の頭を撫でながら、落ち着いた声で静かに言った

「ああ、そのつもりだ。それが教授としての責務ってものだよ」


 そういい、ひとつの魔法を見せてくれた。その魔法はまさかの私がこの間落とした防御魔法だった。しかも前回よりも断然にわかりやすい。


そして私は教授に説明された内容を知っっかり理解し、唱えられるようにしたのだった。これからも魔法を学ぶのは続けていくつもりだ。魔法というのは宇宙見たく奥が深い。


今日も明日も明後日も星みたいに、学びの光は消えないのだ。そして今日も光を追うために、授業開始の鐘は鳴るのだ。

(あれ?教授ってなんで姿を変えてるんだ…?外じゃあるまいし)



次回から新章に入りたいと思います!

ここまで読んでくれた皆様本当にありがとうございます!

これからも引き続きあげていきますのでぜひご期待ください

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