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伝承されぬ一つの劔  作者: 深沼バルキ
一章 天と血
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4話〜緊急招集〜

あの日から数ヶ月経った日の話。


「はぃい?」俺はいつの間にか目の前の机をバンッ!と叩いていた。


それは数時間前のことだった。


「ロバート団長からの通達?」


「うん、緊急通達だよ。今日中に出来るだけ早く総合騎士団本部に来いって」


「何でうちの本部じゃなくて、総合本部の方なんだ?」


何かを自分はやらかしたのではないのかと考えてみるが、ここ数ヶ月ティオもまともに警備の仕事をしていたので、何も該当する要件が見つからなかった。


「まぁ行かないわけにもいかないしな」


こうゆう時にこそポジティブにがモットーだった為ちょっとだけ明るく言ってみた。


「おいティオ。街を一周して警備してから行くぞ」


「分かったよ、エイジ」


そして二人は共同生活を送っている寮を出た。


「総合本部かぁ〜。行きたくねぇなぁ」と俺は空を見上げながら言った。


昔、総合本部に喧嘩を売ったことがある為行きたくないのだ。


そもそも総合本部は、様々な騎士団の団長が定期的に召集されるいわば会議所の様な場所(各騎士団の活動記録などを保管する所や訓練を受けるグラウンドもある所)で、今後の課題や大規模作戦を練ったりしている。


そんな大事な総合本部内の会議中に俺はテロを起こした。


まぁその後取り抑えられたけど。


と、まぁ派手にやらかしたので当然行きたくないのだった。


「まぁまぁ、そんな事言わずに、ね!」


こいつはいつも気楽だなと思いながら街を一周したのだった。



ーーー「ここが総合騎士団本部?初めて来たよ」


「本当の名は総合騎士団合同駐屯地だぞ。覚えておけ」


一瞬、前に教えた気がしたが忘れることにした。


本部内はとても静かで入るとすぐ横に、受付カウンターがありそこで受付済ませた俺達はすぐさま団長の待つ会議室に向かった。


「ねぇ、この部屋ってどんな感じなの?」


「まぁうちの本部よりはそりゃあ豪華だぞ」


「へー、入ったことあるんだ」


まぁ一つ前のだが一様な、と心の中で呟くと俺は目の前のドアを開けて入室した。


入るとロバート団長と全騎士団をまとめている騎士のトップ、イーサン・リ・タークドラゴンが一緒に座っていた為驚いたが、そんな事はどうでもいいといきなりロバート団長が喋り始めた。


「エイジ君、君のことだ率直に言った方が良いのだろうから言うが......。君達二人はこれから最前線で魔獣と戦ってもらう」


団長がそう言った後、俺は無意識のうちに目の前の机を叩いていた。

こんにちは深沼バルキです。

こうゆうバトル系を書いていると、必ず一人はいる最強のキャラを早めに出したい気持ちが前に出てしまい、つい早めに出しちゃいました。

そして、主人公とイーサンの今後の関係に注目して読んでみて下さい。



ここまで読んでくださりありがとうございます。

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