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新しい街と不安

 キューラ達はゴブリンとの戦闘を終え、ゾルグへと目指す。

 しかし、普通ゴブリンと言う魔物は賢く人里から離れた生活圏を持つ魔物だ。

 キューラ達はその事を不安に思いつつ歩を進めるのだった。

 クリエの言う通り、ゾルグはすぐに見えてきた。

 しかし、不安をあおる様にゴブリン達も視界に映る。

 先程の戦いを見ていたのだろうか? 警戒してこちらへと襲い掛かってくることはないみたいだが、逆にそれが恐ろしく感じる。

 見張られているという事は隙を見せればすぐさま襲い掛かってくることは間違いないんだからな。


「………………」

「…………チッ!」


 クリエとトゥスさんも当然気が付いていてその表情は険しい。

 早く街について休みたい。

 そう思いつつ前へと視線を向けると――。


 少し厳重すぎるようにも見えるが武装した兵が辺りを経過している。

 そして当然のようにある列と不安そうな人々……。


「今日は並びましょう」


 それを見てクリエはそんな事を呟いた。


「ん?」

「少しでも安心できると思うんです」


 なるほど、確かに今いる人達の安全は確保できるな。


「分かったそうしよう」


 俺が頷いて答えるとクリエはトゥスさんの方へと目を向けるが、すぐに表情をほころばせた。

 俺達は自分達の番が来るまで門兵達とゴブリンを見張ることにした。

 それにしても……門兵の人達も休みなくって感じだな……この人達も休ませてあげることはできないだろうか?

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