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理解ある貴族?

 勇者を倒したキューラたちは貴族に連れられ、彼の屋敷へと向かう。

 彼はどうやら普通の貴族とは違った考えを持っているようだが?

「さぁさぁ! 真の勇者よ! 食事を楽しめ!!」


 そう笑顔で言うのは貴族の男性。

 名前は……分からない、名乗られてないからな。

 それにしても……。


「俺は勇者じゃない……それに食事は嬉しいが、こうもてなされることはしてないぞ」


 そう訴えると彼は大笑いし始める。

 不思議と嫌な感じはしない、クリード王とは違うし、他の街の貴族の様でも無い。

 ましてや話すことが出来る王貴族は殆ど居ないと思っていたからな。


「何を言っている我が街の収入源であるあの宿を守ったのだろう? 貴女が勇者ではないと口にしても礼をする」


 彼はそう言うと頭を下げ始めた。


「さて、冷めてしまっては食事が勿体ない、楽しめ!」


 上から目線ではあるがやはり嫌な感じはしない。

 俺達は椅子へと座り、フォークとナイフを手に取った。


「名乗り忘れていたな勇者よ、誇り高い我が名はノルン! この街を治めるものだ」


 こいつノルンって名前だったのか……それにしても、女の子っぽい名前と言うか3女神の総称みたいな名前だな。


「俺はキューラ、こっちはファリスだ」


 名乗られたら名乗らないと失礼だ……名前を伝えると彼はうんうんと嬉しそうに頷くのだった。

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