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名もなき村へ

 ゾルグからの出発、魔王を倒し世界を救ってくれ、わざとらしい声援にキューラは不快感を覚えつつも街から出て新たな旅を仲間達と行く。

 目的地は名も無き村……果たしてそこにはなにがあるのだろうか?

 地図の上に名前が書かれていない村へと向かう事になった俺達は順調に歩を進める。

 途中勿論魔物は現れたが、コボルトなどが主で油断さえしなければ問題はなかった。


「キューラちゃん」


 そんな時、クリエは心配そうな表情を浮かべ俺の名を呼ぶ。


「どうした?」


 何か不安な事でもあるのか? まぁ、ゾルグではあんな目に遭ったんだ当然と言えば当然だ。

 そんな事を考えつつ彼女に尋ねると――。


「腕……大丈夫ですか?」


 包帯だらけになっている腕へと彼女は視線を向けたクリエは心配してくれているのだろう、どこか辛そうな声で聞いてくる。。


「自業自得だ」


 心配するクリエとは別でトゥスさんはそう言いつつ呆れている様だ。

 返す言葉もない。


「でも――」

「大丈夫だ、ちょっと痛むけど我慢できない程じゃない」


 俺はそう答えると、空を見上げる。

 日も結構傾いて来た。


「今日はここら辺で野宿にしよう」


 これ以上進んだら、野営の準備が出来なくなってしまうと考えた俺はそう提案するのだった。

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