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この美しくも残酷な世界で異世界生活  作者: ヤジャ
第二章 試練
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第七十三話 新たな技

 ブリナキア達が二回へ行くための扉のほうへと歩いていく。

「ここの階段を上ればいいの。」

「ああ、ここの階段を上れば二階だ。」

アランがそう言うとブリナキアはウルナを追いかけて階段を上がっていく、それに続いてクロードが飛んでいく、それを見たアランとビドンメも階段を上っていく。

 ブリナキアが二階に着くころウルナはすでに二階にいた。

「ゆっくり上ってきたんですか。」

「いや、誰がこの階の敵を倒すかを決めてました。」

「それで誰が倒すことになったんですか。」

「それは私です。」

「そうですか、それなら私はソフィーさんからもらった本を読んでおきます。」

ウルナはそう言って壁にもたれかかり鞄からソフィーからもらった本を取り出して読み始めた、その時クロードが二階に到着した。

「アランとビドンメももうすぐ来ると思うよ。」

「そう、それなら今のうちに使う武器を決めておこうかな。」

「ガーゴイルには剣のほうがいいと思うよ。」

「なら私は鎌で戦います。」

そう言ってブリナキアが鎌を持った、その時アランとビドンメも二階へ到着した。

「鎌で戦うのか。」

「うん。」

「やられない様にしろよ。」

そう言ってアランとビドンメは壁のほうに歩いて言って壁の前に座った、その時ガーゴイルが現れた。

「僕は疲れてるから休むね。」

クロードはそう言って精霊石の中へ入っていった、その瞬間ガーゴイルがブリナキアに向かって突進する、ブリナキアは斜め右前に動きガーゴイルに向かって鎌を振り下ろす。

「当たった‼」

ガーゴイルにブリナキアの攻撃は見事に命中するがそんなにダメージを与えられていない。

「クロードが言っていた通り権を使ってみるか。」

ブリナキアは手から鎌を離し剣を抜いた。

「やっぱり剣を使うか。」

「まず剣を使わないとそんなにダメージを与えられないので負けますよ。」

「そうだな…」

アランがそう言い終わったとほぼ同時にブリナキアがガーゴイルに向かって走っていく、ガーゴイルはなぜか上へと飛ぶ、それを見たブリナキアがガーゴイルに向かって剣を振る、すると剣から出た物体が見事にガーゴイルに命中する、するとガーゴイルから少し血が出る。

「そんなにダメージは与えられませんか。」

ブリナキアはそう言って鞄から何かを取り出す。

「あいつ何をしているんだ…」

アランがそう言うとブリナキアは鞄から取り出したものを見ている。

「この技ならいける‼」

そう言ってブリナキアは剣をサックに入れ鎌を再び手に持つ。

「この技で終わらせます、氷華斬(ひょうかざん)‼」

そう言ってブリナキアが鎌を振るとガーゴイルの周りに氷が現れその氷がガーゴイルにまとわりつく、そしてガーゴイルが中に入った氷の塊が落ちてくる、ブリナキアは少し後ろに下がりその氷を避ける、すると地面に当たり氷が割れる。

「結局鎌で決めたのか…」

「あんな技を使われたらと思うと…」

ビドンメがそう言った時三階へ上る階段への扉が開いた。

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