第六十六話 魔法の属性
ブリナキア達はソフィーの宿から出て外へ出た、空は晴れ渡り太陽が見える、その時クロードはこう言った。
「ブリナキアの魔法の属性を調べてみない。」
「いや、多分風属性だけだから私はいいよ。」
「ブリナキア、クロードがやるって言ってるんだから調べてもらっておいたほうがいいだろう。」
「それなら調べてもらいます、私はどうしたらいいんですか。」
ブリナキアがそういうとクロードはブリナキアに近づいてこう言った。
「何も考えずに立っていて。」
クロードがそういうとブリナキアは目をつむった、するとブリナキアのでこにクロードが羽を当てる。
「今から属性を調べるよ。」
そう言った後クロードも目をつむった。
それからしばらくしてクロードが目を開けてブリナキアのでこから羽を話してこう言った。
「これは驚いたよ、全ての属性の魔法が使える。」
「それってすごい事なんですか。」
ブリナキアがクロードにそう問いかける。
「普通多くても三つの属性までとかなんだけどね。」
「全属性と言うことは何種類ですか。」
「全種類だから無属性も入れると8だね。」
「ウルナは三つだね水と闇と無属性の。」
「えっ、無属性って誰でも使えるとかそんな感じですか。」
「まあ大体の人は使えるよ、良ければアランの属性も調べようか。」
クロードがアランのほうを向いてそう言うとアランが下を向いてこう言った。
「いや、俺はどうせ精霊術しか使えない、魔法の属性を調べたところで意味はない…」
そう小さい声で言った、それに対してブリナキアがこう返す。
「私に調べてもらえって言って自分は調べないなんてなんかおかしくありませんか。」
「…そうだな、仕方ない、クロード調べてくれ。」
アランがそういうとクロードがアランに近づいていってこう言った。
「それじゃあ今から調べるから何も考えずに目を閉じていて。」
クロードにそう言われてアランが目をつむる、するとクロードが羽をアランのでこにあてクロードも目をつむる。
それからしばらくしてクロードが目を開けてアランのでこから羽を話してこう言った。
「アランの適正属性は火属性だけだね。」
「だから俺は調べてもらわなくていいって言ったんだ。」
「そうだね、だけど属性がわからなければ魔法は使えないよ、だから調べてもよかったんじゃないかな。」
するとアランが少し間をおいてこういった。
「そうだな、それじゃあさっきの本を見せてもらおうか、ウルナ、貸してくれ。」
アランにそう言われてウルナが鞄の中を探り本を取り出してアランに渡す。
「ありがとう。」
アランがそう言ってウルナから本を受け取る、そのときブリナキアが何かを急に思い出したかのようにこう言った。
「そう言えばクロードから借りた本をまだ返してない。」




