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この美しくも残酷な世界で異世界生活  作者: ヤジャ
第一章 終わりへの一歩
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第五話 初めての食事

神崎は領主と仲良くなれるのか、

そしてこれからの生活は。

 これがこの世界に来てから初めての食事だ、おそらくここでもう一度領主ウォケスト・G・コミカラーさんやサルモナともう一度会うことになるだろう、このドアの向こうにウルナの作った料理があるはずだろう、私が扉を開けようとすると。

「そこはトイレよ。」

とウルナに言われた、ウルナはあの部屋が食堂ですと言ってこの扉を指さしていただから私はこの場所が食堂だと思ってドアを開けようとした、だが本当はもう一つ隣の部屋のようだ。

「ここが食堂です、カンザキさんどうぞ中へ。」

ガチャ、私はドアを開けて中をのぞく、かなり食卓は広い、そして大きな机においしそうな料理がたくさん置かれていた、それに美味しそうな匂いがする、恐らく見た目もよくて味もいい料理だろう。

「ウルナさんは入らないの。」

私がそう言うとウルナは首を横に振った後にこう言った。

「私は仕事があるのでそれが終わったあとに。」

どうやら家が広いからやることもそれだけ多いみたいだ、私がここで早く働けるようになればウルナの仕事も減るのにと私は思った、だが文字が読めない今手伝おうとしても何かあるごとに文字の読み方おきかないといけないので邪魔になるだろう。

「それじゃあまた後で。」

「はい、また後で会いましょう。」

まあこの時間だと風呂掃除だろう、ちなみに私はご飯を食べてから風呂に入る系の人だ、ウルナもまだ入ってそうにないから一緒に入ってこの世界のことを聞こうか。

「そこ、ドアを開けたらすぐに入る。」

サモルナに怒られてしまった。

「すいません今入ります。」

そう言って私は部屋に入りドアを閉めて適当に空いてる席に座る。

「そこはウルナの席よ、カンザキは私の隣に座って。」

言われないと分からないんだけどと言いたくなったが私は黙ってサモルナの言うとうりに席を立ちサモルナの横の席に座った、でもなんか見たことない人までこの部屋にいるんだけど。

「そう言えばそちらの人は。」

私は気になったからサモルナに聞いてみた。

「私はイエル、この家の案内係よ。」

サモルナに聞いたが先に見たことがない人に名乗られてしまった、この人にも一応自己紹介をしておいたほうがいいのかな。

「私の名前は神崎 洋よろしくね。」

「あなたと馴れ合う気はあまりないのだけれど。」

最初から当たりのきつい人だな、まあ話してはくれるしそのうち仲良くできるようになるだろう、と言うかこれが晩御飯なのか、パンそして魚それとサラダかな、かなり軽めの晩御飯みたいだ、さっきは外からだったからあんまりわからなかったけどお皿もかなりよさそうなものを使っているな。

「所でカンザキさん、どのようにしてこの世界に来たんですか。」

領主ウォケスト・G・コミカラーさんがそう言った、私はとりあえず思い出せるところから話そうと思い紫色と薄い赤色を中途半端に混ぜたような空間からここに来たと説明することにした。

「それは、紫色と薄い赤色を...」

なんだ、周りの時間が止まっている、そしてこれは、紫色と薄い赤色を中途半端に混ぜたような色の煙が私の周りに出てくる、そして濃い緑色の槍がこちらを向いている、そして私の体は動かない、これは本当にやばい、絶対に痛いし絶対に死ぬ、そう思っていたら心臓に向かって槍が動いてきて心臓に槍を刺された、煙と槍が消え時間が動き出す、痛くはない、体も動く、でも恐怖が植え付けられた。もう二度とこんな時間が止まり心臓に槍が刺されるのは嫌だ、だからここでは説明しないでおこうか。

「それは、わかりません。」

おそらくこの世界にどうやってきたのか説明したり教えたりすることは許されないのだろう、やはり異世界だ何が起こるか分からない、気をつけないといけないな。

「カンザキさんそうですか、何か分れば助けになれると思ったのですが。」

助けにならもうなってるよ、住む場所をくれてるそれだけで十分だよ、ガチャ、ドアが開く音がした。

「ウルナです、仕事が終わったのでご飯にします。」

ご飯を食べるときもいちいち言ってから食べないといけないのかなもしそうだとしたらここで働くのはちょっと大変だな。

「そーうですか、早かったですね。」

「残っていた仕事はお風呂の掃除だけですから。」

それにしてもここの領主なんだよなこのふざけてるように思える人だな、それにしてもこの料理はとても美味しい、おそらくウルナが作ったのだろういや、ウルナ以外にこんな料理を作れる人が思いつかない、サモルナは帰ってきたばかりで料理を作る時間なんてないしイエルとかいう人はそもそも案内係って言ってたから料理なんて作らないだろうしもしウォケストさんが作るとしたらふざけた感じの料理になるだろう、そうだ、誰が作ったかわかる方法があるじゃないか。

「この料理美味しいですね。」

「ありがとうございます。」

ウルナが笑顔でそう言った、やっぱりウルナが作ったのか、うん、男じゃなくて本当に良かった、いや、前までは男だったのか。

次回、ウォケスト邸が大爆発!?

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