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この美しくも残酷な世界で異世界生活  作者: ヤジャ
番外編~ブリナキアがもし最初に転送されたのがアズモジアなら~
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第一話 転送

 僕はベットで眠りについたはずが少し肌寒い気がする、そして僕が目を開くとそこにはよくわからない形の建物、そして上を見上げると雲が中心部へと向かいぐるぐると回っているような錯覚に陥りそうな形の雲、そんな場所を歩いているのは背中に羽のある人たち、悪魔というのだろうか、そのほかにもいろんな人がいる、生きているのかすらわからない骨だけの人、そしてゾンビとでもいえばいいのだろうか、体が腐っている人、そんな人たちがいる場所に僕は立っている、だがなぜこんな世界に来たのか僕にはわからない。

 僕は何となく地面を見ようと下を向く、するとなぜか胸がある、そこで僕は触ってみることにした、するとちゃんと振れる感触がある、そして触れられているという感触もちゃんと感じる、外でそんなことをしている僕をおかしく思ったのか周りの視線が僕に集まる、僕は恥ずかしくなり胸から手を放しよくわからないが周りの人たちから離れようと走り出す。

 そのまましばらく無我夢中で走っていると背の高い女の人にぶつかる。

「す、すみません…」

僕はそう言いながらぶつかってしまった女性にお辞儀をする、そして顔をあげ僕がそのままその場から去ろうとすると突然後ろから抱きつかれる。

「探してたのよ…もう、どこに行ってたの。」

僕が後ろを振り返ると僕がぶつかった女性は僕を抱きしめながら涙を流している。

「あの、放してください。」

僕がそう言うと僕を抱きしめていた女性は僕から手を放す、そして僕がそのままその場を去っていこうとすると女性は僕の手をつかむ。

「待って、一緒に行きたい場所があるの。」

女性は僕の手をつかんだままそう言った、僕は仕方がないのでそのまま女性についていくことにした、どうせこのまま一人でうろうろしていたところでこんな気味の悪い場所だと何があるかわからないからだ。

「分かりました。」

僕は女性のほうを見て頷いた後そう言った、すると女性も僕のほうを向いて頷き歩き出す。もちろんそこへ着いていった後はすぐにこの人から離れる、恐らくそれが安全だろう、何故なら人というものは大体信用できないからだ、しかしこの女性が連れて行ってくれる場所が安全とは限らない、僕は自分の格好を建物の窓に映る自分の姿で確認する。すると驚いたことに髪の毛は長く着ている服は女性のもの、そして下はスカートをはいている。ちなみにこれは僕の性癖などではない、断じてそれはない、そして窓に映った自分の姿を見ると顔も女性っぽくなっている気がする。

「速く行くわよ。」

女性はそう言って今の自分の状態がまだ分かっていない僕の腕を引っ張る、僕は仕方なく着いていく。それよりも気になるのはこのまま自分のことを僕と言ってもいいのかどうかだ、僕というのは男性が自分のことを刺す時の言葉だ、だが不思議なことにこれはたまに使う女性もいる、つまりうまくごまかせば自分のことを僕と言ってしまっても大丈夫だ、だが僕は自分のことをこれから私と呼ぶことにする、そうしておけば間違えて僕と言ってしまうこともないだろう。

 そして気が付けば女性の足が止まっていた、私もそれに合わせて足を止める。

「ここよ。」

女性はそう言って目の前にある大きなお城のような建物を指さす。するとそのお城のような建物の中から一人の女性が出てくる。その女性はかなり若そうだ、そして不思議なことに今まで私が見た女性はみんな見た目は若そうなのである、中身の年齢は知らないが顔だけを見れば若いことは確実だ。

「お帰りなさいませ、そちらの方は。」

お城の中から出てきた女性は私のほうへと手を向けてそう言う。

「私の娘だ、間違えてここに呼び出してしまってな…」

女性は少し恥ずかしそうにそう言った。いや、待てよ、娘…それは私のことなのか、いや、それは無い、断じてそれは無い、何故なら私はここに来る前には明らかにこの世界とは違う場所にいた、だからこの人の娘ではないだろう、だが残念なことに私は小さいころに事故にあったらしく親の顔を知らない、そもそも親がいたすらわからない、まあ親がいなければ私が生まれるはずがない、だからどこかに親はいるのだろう。

「それじゃあ行くわよ。」

女性がそう言って私の手を引っ張る、そして私はそのままバランスを崩してこけてしまう、するとお城から出てきた女性が私が完全にこける前に支える。

「大丈夫ですか。」

私を支えたまま女性はそう言う、私は女性の顔を見て頷く、すると女性は私から手を放す、そして私はそのまま顔から地面にこけてしまう、さすがにこれは受け止めてはくれなかった。

「大丈夫。」

私をここまで連れてきた女性はしゃがんで私のほうを見てそう言う、私は両手をついて立ち上がる。

「はい、何とか…」

私は口ではそう言ったものの顔からこけたせいかかなり鼻やあごが痛い、恐らくこけた時にすりむいてしまったのだろう。私が立ち上がると私をここまで連れてきた女性は前に立っている大きな建物へと歩いていく、するとその女性の後ろをお城から出てきた女性がついていく、そしてその女性は私のほうを向く。

「早く来なよ。」

私は女性がそう言った後お城のほうへと入っていく、そして私が門の中に入った時急に門が閉まる、すると私をここまで連れてきた女性が私のほうへと駆け寄ってくる、そして私の前で飛び上がる、するとカキンと音がする、そしてお城から出てきた女性が私のほうへと駆け寄ってくる。

「ベルク、ブリナキアを連れて中へ…」

私の後ろにいる女性がそう言うとベルクと呼ばれた女性は私の手を握りお城のほうへと走る、そして私もそれについて走る。

「ヘル様、どうかご無事で。」

ベルクと呼ばれた女性が後ろにいる女性に向かってそう言うと後ろにいる女性はこっちを向いて親指を立てる、するとその時後ろからその女性に向かって槍が飛んでいく、そしてその槍はヘルと呼ばれた女性に刺さる、そしてそのままヘルと呼ばれた女性は血を出して倒れる。するとベルクと呼ばれた女性は握っていた私の手を放す。

「早くお城の中へ‼」

ベルクはそう私のほうを向いていった後倒れているヘルのほうへと走っていく。そして私はそのままお城のほうへと走りお城の中へと入りドアを閉めそのまま座り込む。

 そのころ外にいるベルクとヘルは。ベルクはヘルの首を触る。

 マナはある、この程度の傷であればすぐに治る、私はその時間稼ぎをする。私はそう決意して右手で腰に付けているサックから剣を抜き取る、すると誰かが私の足をつかむ、そして私は後ろを向く、するとヘル様が私の足をつかんでいた。

「行ってはいけない、戻れ…」

ヘル様は力なくそう言って倒れこむ。

 ヘルが倒れた後ベルクは門のほうへと走っていく、すると前からやりが何本か飛んでくる。

「ダークバリア‼」

ベルクがそう言いながら左手を前に出すと紫色の壁がベルクの前に現れる、そしてベルクのほうへと飛んできた槍は次々とその紫色の壁に当たり地面に落ちていく。すると門が突然バラバラに砕ける、それと同時にベルクが着地する。すると前にぞろぞろと黒い色のローブを着た集団が現れる、そしてその中から一人が前に出てくる。

「私は魔女様の指先、ゴビビです‼」

そう男が名乗ると当たりの草が一瞬にして枯れた。

「あなた達はここで死にます…お仲間にしたいところでしたが…抵抗されるようなので。」

ゴビビはそう言ってベルクの後ろにいるヘルをじっと見つめる、ゴビビの視線の先にいるヘルは真紅の槍を持っている、恐らく滅槍・ロンギヌスだろう。

「ヘルさん、あなたは前にいる自分の従者をその槍で貫いて殺します。」

ゴビビがそう言うとヘルは手に持っている真紅の槍を自分のほうへと向ける。それを見てゴビビは驚いた顔をしている。

「こいつを殺すぐらいなら私は自ら命を絶つ‼」

ヘルはそう言って自分に真紅の槍を突き刺す、そしてベルクをじっと見つめる、するとベルクはそれに気づいたのかヘルのほうへと駆け寄っていく、するとヘルはベルクの顔に手を当てる。

「我が娘…ブリナキアを…たの…んだ…」

ヘルはそう言い残しベルクの顔から手を放す、するとヘルに突き刺さっている真紅の槍が消える。術者が死んだことによって武器が消えたのだろう。

「お前は絶対に許さない…」

ベルクは涙を流しながらゴビビのほうを向いてそう言い放つ、するとベルクの周りに黒い色の霧が現れる、そして次の瞬間ゴビビや魔女教徒の前からヘルとベルクの姿が消える。

「なっ、消えただと…」

ゴビビはそう言って後ろにいる魔女教徒のほうを向く。

「ヘルは死んだがそのほかは生きている、お前たちは死なない範囲で探せ、お前たちが死ぬと僕は心が痛む。」

ゴビビがそう言うと後ろにいる魔女教徒達がお城のほうへと入ってくる、だが何人かの魔女教徒は街のほうへと歩いていく。

 そのころお城の一番高い屋根の上で。

「めんどくさいことになってるみたいだね…」

そう言った緑の服を着ている男は左手で帽子を下げる。するとその緑の服を着た男の姿が消える。

 ドアの前で座り込んでいるブリナキア、そしてブリナキアが一人で泣いているとその前に緑色の服を着た男が現れる。そしてその男はブリナキアに向かって手を差し出す。

「僕の手を触って、早く‼」

男がそう言うとブリナキアは涙を流したまま男の手を触る、するとヘルやベルクが消えた時と同じように男とブリナキアの前に黒い色の霧が現れる、そしてブリナキアと男の姿が消える。

 そして空高くそびえ立つ木に乗っかっている木でできた家の中にいるベルク、そしてベットに横になっているヘル、どうやら手当はされているようだ。そしてその空間に緑色の服を着た男とブリナキアが現れる。するとエルクは嬉しそうな表情でブリナキアを見る、だがすぐにその表情は曇る、恐らくヘルのことが心配なんだろう。

「ヘルさんは多分大丈夫です、二三日寝ていれば治ると思います。」

緑色の服を着て帽子を深くかぶって杖を持っている男はベルクを見てそう言う、するとベルクは涙を流し眠っているヘルのほうへと歩いていきヘルの手を握る。

「よかった、ありがとうございます。」

ベルクは後ろにいる緑の服を着た男に向かってそう言う。男は壁に手に持っている杖を立てかける。

「そうだ、まだ名乗ってなかったね…」

緑色の服を着ている男はそう言って床に座る、そしてブリナキアの頭をなでる、するとブリナキアは泣くのをやめ男の方をじっと見つめる。

「僕は歴史から抹消された魔法使い、ウォルさ。」

男はそう言って深くかぶっている帽子を左手でもって脱ぐ。そしてその帽子を壁に立てかけている杖にかぶせる、

「本で見たことはありますがまさか実在していたなんて…」

ベルクはそう言ってウォルのほうを見ている。

「君みたいな美人に覚えてもらえているなんて光栄だね。」

ウォルはそう言いながらベルクのほうを向いて胸に手を当ててお辞儀をする。


 そのころ魔女教徒達は、お城の中へと入りブリナキアの力を封じ込めた球を探していた、そして一人がヘルの部屋へと入った時。

「誰だ…」

そう言って男が後ろを向く、すると部屋へと入った男はその男の周りに自分の仲間が何人か転がっていることに気づき急いで部屋から出ようとする、だが部屋へと入った魔女教徒は男に服の襟をつかまれて動くことが出来ない。

「お前は誰だと聞いているんだ、分かるよなぁ…」

男はそう言って魔女教徒の顔を覗き込む。

「ひっ‼」

魔女教徒はそう言ってそのまま力なく倒れる。

「こいつも大したことないのなぁ…」

男はそう言い魔女教徒を放し部屋の端に置かれている棚のほうへと歩いていく。男はその棚にかけられている赤い色の布を取る、するとそこには球が大量に並べられている、それを見て男はため息をつく。

「流石にこれを全部守るのは無理だぞ…」

男がそう言った時扉が開き誰かが部屋の中へと入ってくる、そして部屋に入ってきた人はため息をつく。

「私の部下をこんなに殺すとは、ひどい人ですねぇ…」

部屋に入ってきた人はそう言いながら男のほうへと近づいていき棚に置かれているものを見る。

「ほう、ここに隠されていたんですね、それでは処分しましょうか。」

部屋に入ってきた人がそう言うとその人の足元に赤い色の魔法陣のようなものが現れる。そしてその魔法陣が消えると突然部屋へと入ってきた男の服が燃え出す。すると部屋へと入ってきた人は燃えている服を脱ぐ。

「よくもやってくれたな…」

部屋へと入ってきた人物はそう言って棚の前に立っている男を睨みつける。

「お、お前は…まさかこんなところにいたとはなぁ…」

部屋に入ってきた人がそう言うと何もなかった場所から突然剣が現れる、そして部屋に入ってきた人はその剣を右手で持ち棚の前に立っている男に向かって走っていく、すると棚の前に立っている男の姿が消える、その次の瞬間棚の前にいたはずの男の姿が男のほうへと走っていっていた人の後ろに現れる、すると男のほうへと走っていた人物は床へと倒れこむ。

「残念ながら人違いだ、俺はお前のような奴を知らない…」

男がそう言って棚のほうへと歩いて戻っていこうと倒れている人の横を通ると倒れている人が左手で男の足をつかむ。

「お前は昔から何も変わってねぇな、まだこんな国にいるなんてな、俺といや、俺たちとこの世界を作り変えないか…」

倒れている人がそう言うと棚のほうへと歩いていっている男はため息をつく。

「馬鹿馬鹿しい、俺は一度決めたことしかしない…」

男はそう言った後足を握っている手を振りほどき棚のほうへと歩いていく、すると倒れていた人が立ち上がる。

「そうか、ベルゼブブ…残念だな…」

立ち上がった人はそう言って床に落ちている剣を右手で握る。

「まだ俺との力の差に気づかないのか、お前はそんなに馬鹿じゃなかったはずだがな。」

ベルゼブブはそう言って自分の後ろで剣を持って立っている人のほうを向く、すると剣を持っている人はベルゼブブのほうへと走っていく。

「まだまだだな…」

ベルゼブブはそう言って自分のほうへと走ってきている人が持っている剣を握り相手のおなかを右足で蹴る、すると蹴られた人はそのまま壁に向かって飛んでいき壁に当たる。

「ゴビビ、お前はそんなやつじゃなかっただろ…」

ベルゼブブは悲しそうにそうつぶやき壁へと飛んでいった人のほうを見る。そしてベルゼブブ刀のほうを向いて右手を振ると棚に置かれていた球体が白い色の光に包まれて消える。

「それよりも、何故ここにこいつらが…」

ベルゼブブはそう言ってドアのほうへと歩いていく、するとガラッと横から音が聞こえる、そしてベルゼブブが音の聞こえたほうを向くとそこにはゴビビが立っている。

「まだ…まだ終わってない‼」

ゴビビがそう言うとベルゼブブはため息をつく。そしてそのまま廊下へと出ていく。

「舐めていられるのも今のうちだぞ、お前たち、廊下をふさげ‼」

ゴビビがそう言うと何処からか黒い服を着た集団が現れベルゼブブを囲む。ベルゼブブはそれを見てあきれているように見える、そしてベルゼブブは部屋から出てきたゴビビを見てため息をつく。

「もう手加減はできないぞ。」

ベルゼブブがそう言うとベルゼブブの周りに紫色の煙が現れその紫色の煙がだんだんベルゼブブの右手へと集まっていく。そしてその煙が剣の形に代わる、そして集まっていた煙が消えるとそこから黒い色の剣が現れる。ベルゼブブは煙の中から出てきた黒い色の剣を右手で持つ。

「どうやら本気のようですね…」

ゴビビがそう言うとゴビビの右手の近くに剣が現れる、そしてゴビビはその剣を握る。

「死なない程度に頑張れ‼」

ゴビビはそう言ってベルゼブブのほうへと剣を向ける。

 ベルゼブブの周りの魔女教徒が突然ベルゼブブの周りをぐるぐると回り始める。そしてそこから一人の魔女教徒がベルゼブブのほうへと走っていく、するとベルゼブブは目を瞑る、そしてベルゼブブは目をつぶったまま剣を振る、するとベルゼブブのほうへと走っていた魔女教徒にその剣は命中しそのまま魔女教徒は血を流し床へ倒れこむ。

「ま、まぐれだ、き、気にするな…」

ゴビビがそう言うと再び回っている中から魔女教徒が一人ベルゼブブのほうへと走っていく、だがベルゼブブは目を瞑ったままだ、そしてベルゼブブが剣を振るとその剣はベルゼブブに向かって走っている魔女教徒に当たる、そしてその魔女教徒はそのまま血を流し床へと倒れこむ。

「な、何故だ…なぜ僕の仲間をそんな簡単に斬れる…どうしてそんなひどいことが出来る‼お前たち‼そこをどけ…」

ゴビビがそう言うとベルゼブブの周りをまわってた魔女教徒が突然消える。するとゴビビは剣を構えてベルゼブブのほうへと走っていく、するとベルゼブブは目を開きゴビビのほうを向いて笑みを浮かべる。すると次の瞬間ゴビビが血を出しながら倒れゴビビの後ろにベルゼブブが現れる。

「やはり相手にならないな、帰れ…」

ベルゼブブはそう言って外へと向かって廊下を歩いていく。

 な、何故だ、なぜこんなに簡単にあんな奴にやられる、あいつは小さいころ僕よりも弱かった、そうだ、あいつは僕より弱いんだ、だから僕があいつに負けるはずがない。

 突然倒れているゴビビの周りに黒い色の霧が現れる、そしてその霧の中からゴビビが現れる。

「悪夢を見せてやるよ…」

ゴビビがそう言うと突然ゴビビの姿が消える。


 そのころブリナキア達がいるウォルの家では。

「あ、そうだ、お城の地下にまだ人がいるんです。」

ベルクがそう言うとウォルは驚いている。

「地下に誰かいるのか…地下に続く階段なんてなかったはずだぞ。」

「確かあれは一階のベルゼブブ様の部屋の中です。」

ベルクがそう言うとウォルは立ち上がり壁に立てかけている杖を手に取り上に乗っている帽子を自分の頭に載せる。

「分かったそれじゃあ行ってくるよ。」

ウォルがそう言うとベルクがウォルの服の袖を握る。

「待ってください、お城には魔女教徒が…」

ベルクがそう言うとウォルはベルクの頭を左手でなでる。

「大丈夫、心配してくれてありがとう。」

そう言うとウォルの家の中からウォルの姿が消える。

「行っちゃいましたね…」

そうベルクは寂しそうにつぶやく。

果たしてウォルはお城の地下へと行くことが出来るのか、そして突然姿を消したゴビビはどうなっているのか、次回をお楽しみに‼

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