Cheddar Flavor
●それなりに変化を付けつつ2ビートのパンクナンバーで一気に押し切る、「そつが無い」ミニアルバム。
【収録曲】
1.Call
2.LIFE
3.枯れない薔薇
4.SHADES
5.Cheddar Flavor
6.春を待って
7.Faker
8.となりに
9.Milk
2020年にリリースされたWANIMAのメジャー初となるミニアルバム。前作のフルアルバム『COMINATCHA!!』で音楽性の幅が広がった彼らですが、今作は全9曲・30分弱と短めにまとまっていることもあって、2ビートのパンクナンバーで一気に押し切っていく雰囲気しょうか。2分足らずの曲が3曲も収録されている点も、そういった「勢いの良さ」を後押ししているように思えます。
とはいえ、『LIFE』では「夢もない 希望もない」と随分ネガティブなフレーズが出てきたり、『枯れない薔薇』では途中でテンポが変わったり、『Faker』では早口のボーカルを聴かせたりとそれなりに変化を付けており、「似たような曲ばかり」といった印象は受けません。そういう意味では、相変わらずの「器用さ」を感じられた一作でした。まあ、言い方を変えれば「良くも悪くもそつが無い」ということにもなるのですが。
評価:★★★★




