彩祈を消さないで
宇治原晴矢は東京港区に住む美大生である。晴矢は、昔から自分は経験していない記憶が、頭の中に存在していた。その夢で、自分は大寿と呼ばれていた。大寿と呼んでいた一人であった男がスーツを着て公園で倒れているのを発見し、男から何か情報を聞き出せば、自分の夢の原因が分かるかもしれないという単純な興味と好奇心で自分の住んでいるアパートまで、この男を担ぎ、その男を助けるが、男は記憶喪失であった。男は自分は先生と呼ばれていたかもしれないという証言から、晴矢は男を名無しの先生と名付け、二人の奇妙な共同生活が始まる。