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登頂と自炊


「はぁはぁ、やっと着いたっ……」


「ああ、寄り道して時間掛かったな」


あと、15分程歩いたら着く筈だったのにリアムと話してたから30分掛けて登頂した


皆周りの景色を眺めていたり、昼ごはんを食べていた


「あ!やっと登ってきた!ルファ、ルイス様遅かったじゃない!」


「おい、どうした?ルファティナ様と一緒にしても時間掛かりすぎじゃないか。心配したぞ。無事で良かったけど」


「悪い、少々寄り道してた」


「寄り道するような場所あったか?」「…無かったわ」


「2人とも心配かけてごめんね。お昼食べながら話しましょ」


「そうだな、そうしよう」


木の真下にレジャーシートを敷いて4人で腰掛ける


各々家から持参したランチボックスを広げて食べていく


「ねえ!それで寄り道って何なの?」


食いつく様にアンナが問いかける


「森の精霊に会ったの」「「森の精霊?」」


ルファティナの言葉に呆れた様な顔して声を張上げる


「ああ、お伽噺に出てくる森の精霊だ。本当に居たんだよ。僕達だって吃驚してる」


「えー、私たちは会わなかったわよ!」


「気まぐれで私たちの前に現れたんだって」


「精霊の声がして話しもした」


「へぇ~、精霊って居なくなったもんだと思っていた。文献にもそう記載されてあるしな」


「えー、羨ましい!私も会いたかったわ」


「それ言ったら俺も会いたかったさ」


「クククっ残念だったな」


『あれれ?僕の事呼んだ~?』

ぱぁぁぁーーーーと光が目の前に現れた


「!!!!!!!」「!!?」


『あれれ?なんか人間が増えてるねぇ。僕の事見えてる?あ、もしかしてルイス達と一緒に居るから見えてるのかも~』


「何この声!?」「見えないのに声がするぞ!?」


『うん、僕の声。姿形は具体化しないと見えないけど声は聞こえるでしょ~。森の精霊リアムだよ~』


「ふふふっ、二人とも吃驚してるわよ」


「ああ、さっきの僕達みたいだね」


「これが森の精霊…。キラキラしてるわ!具体化も出来るの?」


『勿論、出来るよ~。僕は何でも出来るんだぁ~』


「ほうう、これは興味深い!精霊の文献をまた読み返してみるか。研究しても面白そうだ」


『実験台にするのは絶対ダメだよ~。観察程度なら大歓迎だけどね~』


「さすがに解剖とかそんな残酷なことはしないさ。観察なら許されるのか。それなら観察させて貰おうかな」


クロード様は精霊の研究をして論文を提出したいそうだ

とても目が輝いている。珍しい姿をみた


『うん、いいよ~。それと、具体化するには人気がない時じゃないと驚かせるから見せるなら夜じゃないと無理かな~』


「それなら夜の自由時間に4人だけの前で見せてくれないかしら?」


「それがいいな!俺も見てみたい」


『うん、大丈夫だよ~。ルイスが呼んでくれたら現れるから~。それでいい?ルイス~』


「ああ、大丈夫だ。リアムはそれまでどうしているんだ?」


『僕は今から町のお掃除してくるよ~。最近なんだか変な匂いがするんだよね~。気になって仕方無いから行ってくるよ~。じゃまた夜に会おうね~。バイバーイ』


と言うとシュンッと光が消えていった


「不思議な現象だな」「凄く素敵だわ」


クロード様とアンナは目を輝かせながら嬉しそうにしていた


山登りを終えて馬車で宿舎に移動した


部屋割りはルファティナとアンナ、ルイスとクロードで割り振られ部屋は隣同士


荷物を置いて今から農家さんに会いに行く。


「いいか、町人だからといって失礼無いようにくれぐれも気を付けるんだぞ。毎年協力して貰ってる方々なんだ。しっかり言うことを聞いて貰いに行ってこい」


「はーい」と先生の言葉を聞き入れて外へ歩いてく


先生が言うにはこの周辺に農園が集まってあるらしい

5分歩くと一つ目の農家さんに行き着いた。

トマト、瓜、ジャガイモ、玉葱、キャベツなど貰う事が出来た。


次の農家さんへ行ってお米を貰った。お米と言ってもタイ米のような物だ。日本にあるお米とは別物だ。


ルイス達の班はこの材料で夕食を作っていく。


トマト煮込みを作る予定だ


ルファティナは野菜などを素早く切っていく

横を見るとアンナの包丁使い方が怖い、今にでも血の海になりそうになっていた


「アンナ!アンナには米炊いて貰うわ。その代わりルイス、野菜切るの手伝って貰える?」


「うん、いいよ!」


アンナの変わりにルイスに頼むと包丁の使い方が素晴らしく上手で丁寧に切っていく。


はあ~。ルイスがたまに料理するってこと聞いてて良かった…。危うく私一人で人数分作る羽目になってたわ…。


「ルイス、包丁さばき凄いわね」


「まあ、たまに料理長に教わってるからね」


たまに料理をやってる人とは思えないほど綺麗で週に一度料理するルファティナより手際がいい、、

なんか、悔しい、、こんな所も器用とは羨ましい限りだ


「野菜とお肉を沸騰した鍋に入れて、調味料も途中で入れて15分待つと…」


ルファティナは鍋の前で様子を見ながら調理している


「ルファはやっぱり凄いわ!私、料理はどうしても変な感じになるもの…」


「そんなことないよ、作り続けると段々上手くなるわ。アンナも諦めないで続けたら上手くなれるわよ」


「そうかしら…」と呟くアンナ


「料理だったら、兄上と一緒に作ってみたらどうだ?」


ルイスの一言にルファティナとアンナは吃驚する


「え!?ケイン様も料理出来るの?」


「えー、あの人何でも出来るとか超人じゃない。私の作る姿見たら細かく小言いう姿が想像出来るわ…。何であんな完璧人が将来の旦那様なのよ。私が劣ってみえる…。」


「ア、アンナ、大丈夫?」


「大丈夫!!少々、いや、かなり?口煩いけどアンナ嬢が好きだから口煩く構ってくるだけだ。兄上も興味ない人には口煩く言うことは絶対ない。それが兄上の愛情表現かもしれんな」


「そう言われても全然慰めにならないわよ」


「まあまあ、アンナ落ち着いて!もうすぐ出来上がるわ。きっと、お腹すいて気分が荒ぶってるのよ。」


アンナ落ち着いてと声を掛けて、、

ルイスには女心が本当に分からない人ねと一喝した



ルイスはすまんと謝ってたけど今回はダメね

アンナが落ち着かない限り火に油を注ぐ様にヒートアップしそうだわ


料理をし終えてテーブルに乗せていく、他のクラスメイトも料理を並べていた。


ルファティナが共有したレシピ料理が並んでいた。見た目はどうかなと思うものは有るものの匂い的に美味しいと思う。


「皆、料理出来たみたいだな!席について頂くとしよう」


『頂きます!!』


「う~ん!ルファ美味しいわ!」


「ふふっ、良かった!機嫌も良くなったわね」


「あ、本当だわ。お腹空いてたのね…。ルイス様、先程は大声出して申し訳ありません。」


「いや、いいんだ、僕が女心が分かってないと改めて分かった。アンナ嬢すまん!」


「お互い反省したんならこれで終わりだな」


「ええ、そうですね。折角なら明るい雰囲気で食事した方が美味しく感じるわよ」


クロードが謝り会う2人に終わりを促しそれにルファティナが同意する


その後は他愛のない話をして食堂から後にした。




話を区切るタイミングが難しく長くなりました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。


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