祝辞と婚約者発表
前回、ナレーションが、度々入っていましたが
彼はホォルティオの前世の普通の男子高校生だった裕太くんです。
これからもホォルティオが居ない場面で出てくると思いますのでよろしくお願いします。
学園前に着くとルイスがルファティナをエスコートして馬車を見送る
学園門に足を踏み入れて講堂へ歩いて中に入ると
ちらほら学生が座っていてルファティナもルイスの隣に座る
「ルファ!」と声が聞こえる方向へ目線を追っていくとアンナが入ってきて早歩きで駆け寄ってきた
「ルイス殿下、ルファティナごきげんよう。隣に座っても宜しいですか?」
「ああ、勿論だ。僕は出入り出来るように端に座らせて貰うよ」
「ありがとうございます!」
「ルファティナ、そろそろ僕は準備があるから席を立つけどアンナ嬢と必ず一緒に居るんだよ。迷子になると困るからね」
「な!講堂の中で迷子にはならないわよ。子供扱いしないで頂戴。」
「ふふっ、ルファってば意外と方向音痴なのよね。講堂から移動する時とか迷子になりそうよ」
「もう、アンナまでそんなこと言わないでよ」
「ルイス殿下、ルファはしっかり見ときますから安心してくださいね」
「ああ、アンナ嬢頼むよ。では行ってくる、また後でな!」
ルイスはひらひらと手を振って舞台裏に歩いていった
「うふふ、ルイス殿下ってかなりの過保護ね。ルファってば弱愛されててこっちがニヤニヤしちゃう。これからは目の前で堂々と弱愛姿が見れるのね。キャー面白くなりそう!」
揶揄うようにクスクス笑っているアンナは楽しそうにしている
「もう、そんなこと言ってアンナもケイン殿下と毎日会えるようになるでしょう?」
「私達は王宮で会ってるもの。まぁ、王宮と学校とは違う部分はあるでしょうけどね。私達のやり取りは貴方達より面白味はないと思うわよ。」
「私もアンナを揶揄いたいのに難しいわね」
ふふふ、100年早いわよと言われてしまった。
アンナは相変わらず手強いわ
そうこうしていると講堂の扉が閉じられ入学式が始まった。学園長の挨拶、貴賓の挨拶が滞りなく終わり次は新入生代表ルイスの祝辞が始まった
「ご紹介賜りました。ルイス・イースターです。
春の息吹が感じられる今日、私たちは王立学園に入学いたします。本日は私たちのために、このような盛大な式を挙行していただき誠にありがとうございます。
新入生を代表してお礼申し上げます。
新しい制服に袖を通し、これから待っている未来に期待と不安とが入り交じった複雑な気持ちです。
しかし、貴族、平民、立場など関係なく新入生同士協力しながら、けじめがあり楽しくも充実した学校生活を目指してゆきます。
これから三年間、で過ごしていくに当たり、私は、勉学はもちろん行事など様々な事に積極的に取り組み、それらの経験を糧にして将来に繋げていきたく思います。
そのような時は先輩方や先生方、また保護者の皆さま方、どうか力を貸してください。温かいご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
祝辞は以上とさせて頂きますが、今この場で皆様にお話ししたい事が御座います。私、ルイス・イースターとガルシア公爵令嬢ルファティナ・ガルシアの婚約を正式に公表致します。
突然の事に驚かれたと思いますが、何卒宜しくお願い申し上げます。以上をもちまして、新入生代表の挨拶とさせていただきます。」
!!!!!!!!!!!?
「キャー!!」「おおーーー!!!!」
「おめでとうございます!!」
「推し同士の婚約とても嬉しい!!」
「お似合い過ぎて尊い………」
等々会場のあちこちから聞こえてきた
「アンナ、どうしよう。私物凄く恥ずかしい…」
「ふふふ、何かやってくれると思ったけど、さすがルイス殿下だわ。これで令息も手出し出来ないわね。」
ルファティナは周りの目が集中してきて恥ずかしくずっと下を向いているがアンナは相変わらず楽しそうに笑っている
盛大に爆弾を放り出した殿下はしてやったりというような満足した顔で笑っていた




