王子様と公爵令嬢は王立学園へ
――――春の花びらが舞う中王立学園へ―――――
ガルシア公爵邸宅に王宮の馬車が停車する
「ルファティナ、おはよう!」
制服に身を包む第二王子ルイスがルファティナを迎えにきた
入学式当日にルイスとルファティナの婚約発表も同時にする事になっている
「ルイスおはよう!制服似合っているわよ!」
「ルファティナも良く似合ってるよ」
お互いに褒め合って王宮の馬車に乗って学園に向かう
「ルイスは新入生代表で祝辞述べるでしょ?緊張してないの?」
「うん、あるね。逆に僕に緊張って言葉あると思う?」
ルファティナの質問に質問で返される
「……無いわよね、聞いた私が馬鹿だった…」
「ふふふ、そういう所も可愛いよ」
質問間違えたとしょんぼりしてるルファティナにルイスは向かい側からルファティナの横に腰掛ける
ルファティナの腰を引き寄せて顔に手を添えて自分の方へ向けると意地悪い顔付きで微笑む
「…ルイス?」
「ルファティナ、僕におまじないかけて?僕が祝辞を読み間違えないように」
「おまじない?どうやって?」
「それは自分で考えてみて。学園に着くまで猶予があるよ」
「ん~、おまじないってどんなのがあるのかしら?私そういうこと疎いのよね…」
なんて真剣に考えてくれるルファティナ
「簡単だよ、僕が君にしてることみたいな感じで」
「…ルイスが私にしてること?」
そうそう!と意地悪い顔をしながらルファティナにヒントを与える
これヒントっていうか誘導してるよな
「……………………!!!?」
ルファティナの顔が赤くなる、言ってる意味が分かったみたいだ
「えっと、その、ルイスが私にしてることって…もしかして…そういうこと?」
顔がリンゴの様に真っ赤になりながらモゴモゴ言っている
「ルファティナ。もう、分かったようだね」
コクコクと上下に頭を振る
「それなら出来るよね?
ほら、学園見えてきた。もうそろそろしないと着いちゃうよ」
またまた意地悪い顔をしながらルファティナを追い詰めていく
全くこの王子は意地悪すぎだろう
「ルイス、お願い目を閉じて…」
うん、分かったと素直に目を閉じたルイス
ルファティナがルイスの顔に近づいて唇で唇を塞ぐ
ほんの一瞬だった重なりを離さないようにもう一度塞がれた
長い、長い、いつもより長い口付けにルファティナは息が漏れる
「はっんっ…………る、ルイス、苦しい…」
「……ふふっ、ルファティナ可愛すぎて無理…めちゃくちゃにしたい」
「もう!学園前でなんて事言うのよ!」
「あ、着いたね。この続きは帰ってからにしてあげる!」
「な、私がして欲しいって言ってるようじゃない」
「え、しないの?学校終わったらご褒美欲しいのになぁ」
「う、か、帰ってからよ!!」
この王子は朝っぱらから何やってんだ!
ルファティナは……まんざらでもなさそう
婚約から5年、すっかりこの王子に染められてるようだ、、




