星祭り(6)
※劇の内容変更しました
―――――イベントステージにて――――――
現在歌劇団のステージ10分前
「ラピアネ!!何度も待ちなさいと言ったわよね!?どうしていうこと聞かないの?」
「………………………」
チラチラ僕を見ないで、今回は助けてあげられない
だって僕の声も聞かなかったから
「ラピアネ、僕とルファティナは心配したんだ!迷子になって危険な目に遭うと怖い思いをするんだ。分かるだろう?」
姉上とルイスが怒っている
正確には姉上が感情的に怒っていてルイス様は低い声で感情見せずに怒っている
どっちも怖い…これは僕でも宥めることが無理だ
「本当にごめんなさい、今日一番楽しみにしてたの。だから、その、どうしても前席で見たくて…言うこと聞かなくてごめんなさい。もう、こんなことしない」
「あの、こんなに反省してるみたいだし、もうこの辺で止めようよ。ほら、歌劇が始まるよ!ラピアネ楽しみにしてたもんな!」
「そうね、始まるしこの辺で終わりましょう。ルイスも怖い顔するの止めましょうね」
「分かってるよ…」
リンリンリンと音が鳴ると同時にステージにスタッフ一同が立っていた
挨拶をして一礼すると劇が始まった
題材は少年と魔剣
小さな村に住んでいた幼い少年が両親を殺した悪魔を倒すべく1人で旅に出る。その悪魔を倒す為にはまず、幻の魔剣が必要で過酷な試練を行く道々で出逢った心強い仲間達と共に冒険して行く。幻の魔剣を探し抜いた少年は、魔剣を使い、仲間達と一団となって強敵な悪魔を倒し、悪魔の被害を被った人々から英雄として称えられその後も村の再建に尽力したというお話しだ。
簡単には説明するとこんな感じの比較的分かりやすいお話で子供達にも楽しそうに見ていた
お祭り用に所々編集されたお話だったけど観客には好評で1時間半もあったが席は満席のままで最後は拍手喝采で幕を下ろしたのだった。
隣にいるラピアネを見ると泣いていた
「ラピアネ大丈夫?」
「…うん、感動したわ」
「そうだね、ほら、擦ったら目元が赤くなっちゃう」
ラピアネの涙を拭うようにハンカチを優しく当てる
「うん、ありがとう」
「ルファティナ大丈夫か?」
「ええ、感動したわね」
「そうだな、本来長い話を上手く編集されていた。」
「もう!冷静に分析するなんて、余韻に浸ることが出来ないわ」
「すまん、悪かったよ」
「ねぇ、そろそろお店見に行っても良い?」
話し込んでる姉上とルイスに話し掛ける
「いいわよ、行きましょう」
歩くこと15分、周辺を見渡せば出店は後片付けをした後で夜に備えて綺麗に清掃活動が行われていた。
ラピアネが立ち止まったのは可愛らしい外観のお店だった
「ここ入っても良いかしら?」
「うん、良いよ」
チリンチリンと音がして店内へ入る
そこにはパワーストーン、宝石よりは手頃に買える綺麗な石で出来たアクセサリーのお店だった
ヘアアクセ、ネックレス、ブレスレットイヤリングなど様々な商品が並んでいた
「欲しいものあったら言ってね」
「ありがとう」と言いながら店内を歩き回るラピアネ
姉上も一緒になって見て回っている
「2人とも夢中になってるね」
「ああ、これは長くなりそうだ」
僕とルイスは店内に置いてあった椅子に腰掛けて買い物姿を見ていた
「ホォルティオ、このブレスレットお揃いで着けましょうよ」
ラピアネが持ってきたブレスレットを見るとオブシディアン(黒曜石)、カイヤナイト、スフェーンで出来た物とクォーツ スモーキークォーツ、クリソプレーズ、ラピスラズリ、パールで出来た物2つがあった
お互いの色を交えて作って貰うらしくこっちに来てと店主の前にきた
手首回りを計り成長しても身に付けられるように金具を付けて出来上がった。
「ホォルティオとお揃いの物欲しかったの!これでホォルティオと離れていても寂しくないわ」
「僕もこれを付けてラピアネと一緒に居るような気持ちになれるよ」
お姫様の願いを叶えることが出来たのでロベルトの居る馬車まで行き、待っててくれたロベルトに珈琲とクッキーをプレゼントしたら喜んでくれた
そしてそのまま帰路に着いた。
この日は色んな事がありすぎて直ぐ眠りにつく事が出来た




