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王女ラピアネの婚約(1)


第一王女ラピアネの策に嵌まりかけてるホォルティオの元にガルシア公爵夫妻が姉上達と戻って来た


ガルシア公爵夫妻はホォルティオの後ろに立ち息子を守るように引き寄せる


「戻るのが遅れて申し訳ございません。

これはどういう状態なのでしょうか、国王陛下」


「私にも良く分からん。ただ娘のラピアネが言うにはガルシア子息と婚約したいと思っているそうだ。何でも娘の一目惚れらしくてな…」


「ホォル、本当なのか?」


「一目惚れとかは分からないけど、告白めいた事は

されました。」


「告白めいた事じゃなくて正式な告白をしたのよ。恋人同士になる前のあの、告白よ!!」


「ラピアネ、少し落ち着け。

ガルシア公爵が吃驚しているぞ」


「あ、大声出して申し訳ありません…」


「いえ、ラピアネ様はいつも元気なご様子を拝見してますので気にしてませんよ」


「あの、先ほどの状況は私が全てお話しします。

ラピアネの側でずっと聞いておりました」


国王陛下とガルシア公爵、ラピアネ様、僕が話していると国王陛下の後ろから第二王子殿下が話し出した


僕と目が合った瞬間駆け寄ってきて話し掛けたこと

自己紹介もそこそこに好きだと伝えてまた周囲に分かるように大声で伝えたこと


表面的な返事をしたホォルティオに本当の気持ちを聞かせてくれないのといい無理やり答えさせたこと

仲良くなりたくないのかと問われたから機会があるなら是非お受けしますと答えたら婚約したいと宣言したこと


簡単には説明するとこんな感じだろう


それを聞いた国王陛下は溜め息混じりに第二王子殿下に礼を伝えた


「ルイスの説明で大体の経緯は把握した。

それでは今後どうしたいかを両家で話し合いをしよう」


「はい、畏まりました」


陛下の一声でガルシア公爵も了解をした


「それから、ケインお前はご令嬢方と話は出来たか?」


「あ、はい。えーと、ここにいらっしゃるガルシア公爵令嬢とハントン公爵令嬢以外の令嬢とは沢山お話し出来ました」


「そうか、それならパーティーはここでお開きとしよう。この後、ガルシア公爵夫妻とハントン公爵夫妻とその令息令嬢方は王宮にてゆっくり話し合いをしようじゃないか」


ここにいる全員が承諾し陛下の一声でパーティーはお開きとなった


第一王子殿下と第二王子殿下、姉上とアンナは別部屋で話しをする事が決まった


ーーーーーーー王宮の来賓室にてーーーーー


部屋に入るなり陛下は部屋付き侍女にお茶の用意を頼みそのまま椅子に腰掛けると僕達にも席に着く様に促す


「此処ならゆっくり話し合いが出来るだろう。

気軽に話すといい。そうだろ、ガルシアとハントン」


「ああ、そうだな!」

「ですね、こう見ると昔を思い出すね」


!!!!!!!?


陛下を始めとする大人全員が気軽な話し方に変わった


話を聞いていくと国王夫妻ととガルシア公爵夫妻は同級生で親友同士、ハントン侯爵夫妻は1つ下の後輩


ここにいる6人の大人は昔から仲が良いらしい


国王夫妻と親友なんて初めて聞いたよ!!!


ライアンは知っていたのかへぇ~と興味無さそうにしていた



王女ターンが続きます。

予想外の方向に進んで私もびっくりしてます。

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