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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第3章 ガチャで俺は最強になれるかも?
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第71話 ただいま

今のとこ何とかなったけど来週だけは無理かもしれないです!来週過ぎれば再来週からまた同じように投稿できますので!

 

「オルドリックってそんなにすごかったんですか?」


 シズリアさんの学園長室へと向かう道中、俺は疑問に思ったことを尋ねる。

 ちなみにダンカンのオッサンはひとまず脅威が去ったことを伝える為、全校生徒をそういったようにある広い講堂のような場所に集め、それを伝える役目を押し付けられたため、ここにはいない。同様にシュウ達も本学園の生徒ということでそちらに向かったため別行動である。


「そうですねぇー。オルドリッ君は今までいた生徒の中で五本指に入ると思いますよぉー」


 へぇー...あ、そういや1年の頃から3年間主席でい続けとかサラッと言っていたな。それって学年じゃなくて学校全体だったのか...アイツ、サラッとそういうこと言うから分かんねぇだよなぁ…


 そんな会話をしていると目的地へと到着する。


「それでわぁー改めまして、ジョーダー学園にようこそなのですよぉー!」


 学園長室に入るとクルリとシズさんは踵を返しニッコリスマイルで改めてそう歓迎してくれた。


 それからシズさんとシリアさんという教師に学園のルール等などの説明を受け...俺達は一応、学園に入学することになった。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「それでは...お次に寮の方をご案内させていただきます」


 シリアさんはそう言って俺達を学園長室から出るように促す。あ、そういえば…


「えーと...家から通うことってできませんか?」


 俺はシリアさんに聞いてみる。なんせちょうど奴がいるのだ...頼まない手はない。


「構いませんよ?通いでこの学園に通っているものもいますので…住まいが近くにあるのですか?」

「いや、まだないです」

「え?」


 俺の返答にシリアさんはキョトンとした顔になる。それはなにもシリアさんだけでなく、レオナ達もだ。


「いや...せっかくベルがいるから繋げてもらおうと思って...」


 そう。ちょうどベルゼビュートがいるのだから、頼らない手はない。


「なるほど...別に構わないが?俺は1度行った場所でないと行けないぞ?」


 俺の言葉にベルはそう聞いてくる。


「あぁ知ってる。だから悪いんだけど1度、俺達が別れた宿の近くに行ってくれないか?そこから先は案内する」

「わかった」


 ベルはそう言うと右手を何もない空間にかざす。すると渦巻くように空間が歪みだし...楕円形状のゲートのようなものを創りだす。


「宿屋の屋上に繋がっている」


 そう言ってベルはがそのゲートに体を重ねると...すり抜けるように消える。それを確認した俺も...ベルに続くようにゲートに体を重ねていき...


「...やっぱ強すぎねぇか?この能力...」


 眼下に広がる見慣れた街の風景を眺めながらそうボヤく。


「そうだな...俺自身もそう思っているし、だからこそお前には感謝している…こうしてお前の頼みを叶えるくらいにはな」


 フッと小さな笑みを浮かべるベル。くそ、そう言われたこれ以上何も言えないじゃねぇか…


「よし、家行くぞ家!コッチだついてこい!」


 まるでその感情をぶつけるように乱暴な口調でそう言い、ベルを先導する。そんな俺を見て、ベルはまたフッと笑みを浮かべると俺の後をついてきた。



 「てことで、ただいま」

 「センヤ様?経緯は分かりましたが…いや、分かりたくはないのですが…それにしても早すぎます!」


 家へと帰り、メルトの元へと向かうと...まるで化け物でも見ているかのような反応をされたので事の経緯を説明し、今に至る。まぁ、メルトが元気そうで良かった。


 「あと魔王!ベルゼビュートってこの方、魔王ベルゼビュートってどういうことですか!!」


 ベルを指差しながら叫ぶようにそう言うメルト。いや、ベルは俺との約束もあるし別に何もしないだろうが...仮にも魔王相手にそんな対応ができるとは...成長したなメルト...。


 「なに孫の成長を見守るお爺ちゃんみたいな顔してるんですか!!...ああもう、分かりました!センヤ様だからという理由で納得することにします!」


 メルトはそう言うと深呼吸を1度してササッと前髪や服などの身だしなみを整える。そして、コホンと小さく咳をすると口を開いた。


 「おかえりなさいませ、センヤ様。お元気そうで何よりです」


 ニコっとスマイルを浮かべそう言ってお辞儀するメルトに...すげぇ変わりよう、さすがウチのメイド長だ...と内心、ウチのメイド長のスペックの高さに苦笑しつつ...改めて俺は言う。


 「ただいまメルト」


 短い時間のはずなのにメルトの声を聞くのが、ずいぶんと久しく感じる。そして俺と並んで歩き出したメルトと見た家は...何故かとても懐かしく、帰ってきたと実感することができた。



私さ美少女メイドにおかえりとか言ってもらいたい!

というわけで再び我らがメイド長の復活である。

私「再びセンヤと出会うことが出来ましたが…やっぱり寂しかったですか?」

メイド長「はい...特に夜になると余計に...ですのでそういう時はセンヤ様のベッドで気を紛らわしました...」

私「え?」

メイド長「え?」


我らがメイド長はヤバい...

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