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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第2章 ガチャで俺は最強になれる?
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第49話 大量生産

キャラクターピースによるキャラクター作成回となります。

 

 俺は画面ををタッチしていきピースの引き換え画面に移動する。

 そして数々の交換品が記載されてる中から上級キャラクターピースというのを選択する。個数を求められたので1と表示されているバーを動かし2に変える。

 あとは交換と表示されているパネルをタッチする。

 アイテム欄を確認すると『上級キャラクターピース×7.』という風に表示されており今交換した2つがちゃんと加わっている。

 これも後で使うが今はこれでなくその下にある『特級キャラクターピース×3』と記載されているものを先に使用する。上級キャラクターピースがピース25個、特級キャラクターピースがピース40個と交換なので特級のほうがより強いものが作れるわけだ。


 パネルをタッチすると俺の手元にはキラキラと光るひし形の結晶体現れる。本来ならあとはこれに触れどんな風なものを作成したいのか想像するのだが…


「それじゃあ頼む」

『了解しました』


 ペントにそう言うとペントの目から光が飛び出し結晶体を包み込む。すると空中にアンケート用紙のようないくつかの項目とステータスシートと書かれたものが現れる。


「おお!」


 これはよりキャラクター作成をしやすくできないかペントに相談してみた結果...先ほどのメモのように空中に内容を表示して項目を埋めていく形にできるとペントが言ってくれて実験を兼ねてやってみた。

 望むものを想像ではなく文として形にすることでより詳細なキャラクター作成を可能としたわけだ。


 項目欄は『名前』『性別』『年齢』『種族』と4つの『』である。このフリースペースに作成する際に望むものを記入していく形になる。なおペントの説明によると、このフリースペースは最上級だと5つ、上級だと3つと数が変わるので必然的に最上級の方がより強いキャラクターを作成できることになる。


 名前と...性別は男で17歳、種族は人間...フリースペースは.....とりあえず『剣士』にしてみるか…?


 俺は名前、性別、年齢、種族を打ち込みフリースペースの1つを『剣士』と入力する。するとステータスシートが変化され...


 名前:ガウェイン

 性別:♂年齢:17 種族:人間

 特典能力:

 攻+3.敏+2.剣装備時+α

 所持技能:【剣】


 と表示される。


 次に空いてるフリースペースの1つに『バランス』と打ち込んでみる。


 特典能力:

 体+1.魔+1.攻+4.防+1.敏+3.耐+1.運+1.剣装備時+α

 技能習得時必要SP減少

 所持技能:【剣】


 基礎のパラメーターが全部+1に...スキルを覚える時に補正があるみたいだな...


 今度は『剣士』と入力した箇所を『槍使い』と書き換えてみる。


 特典能力:

 体+3.魔+1.攻+3.防+1.敏+2.耐+1.運+1.槍装備時+α

 技能習得時必要SP減少

 所持技能:【槍】


 槍だと基礎パラメーターが体力+2.攻撃+2.敏捷+1ってことか…


 と俺が考察していたところ...


『何をしてるのだ?』


 挨拶がてら家の中を探索していたカイルがフヨフヨと空中に漂いながらやってくる。後ろには一緒に行動していたのであろうアロエとレオナと...ハハッ、なんだユウトも一緒にいたのか...うんうん、仲良くなってるみたいでよかった。


「キャラクター作成...って言っても分かんねぇか…うーん...生命体を作ってる...ってとこかな?」

『なんと生命体とはっ!センヤはそんなことまでできるのか!?』

「まぁ、制限とか色々あるけどな...」


 カイルは驚いた表情をしながら俺の頭に乗る。


「キャラクター作成ってパナさんみたいに作り出す...ということですよね?あの時とはやり方が違うようですけど…?」

「ハハ...実はこれ、ペントに頼んだ別のやり方でな...俺もやるのは今回が初めてだ」


 俺はアロエの質問に答え、アロエとレオナに従来の方法と今回の方法、方法の相違点なんかを教える。途中、カイルにも説明を求められたのでそれとなく説明をした。

 ユウトは興味があるのかないのか無反応で顔だけをコチラに向け見守っているので特に説明とかはしていない。


「魔法使いっ!魔法使いを作ろうよっ!!」

「魔法だと遠距離からの攻撃が感知されやすので...遠距離から魔法以外での攻撃手段があると良いと思います」

「ドラゴンだ。強いドラゴンが良い」


 2人と1匹に説明をするとそれぞれ意見を述べてくれた。レオナは言わずもがな、アロエも楽しそうな感情が伝わってくる。カイルは...うん、なんか期待に満ちた目でコチラを見てくる。


 うーん...魔法使いと遠距離攻撃と竜か.....


 魔法使いは万能性に優れている。様々な魔法を覚えることで臨機応変に対応できるため、ダンジョン探索を行う基本構成である4・5人編成においてもほぼ確実に入る存在である。ただし、魔力が切れて魔法が撃てなくなると役に立たない...というのが世間一般的な見解である。

 ウチのメンツで言うところレオナ、ネビロス、ベルゼビュートがそうなのだが確かに皆優れている。

 レオナはシンプルに使える魔法と魔力の量がダントツに抜きん出ているため、魔力切れを起こすことがない。

 ネビロスはレオナほど使える魔法が多くないが魔法制御・魔法操作することに長けている。そのため効率良く魔力を消費することができるし、魔法を使ったトラップ作成なんかもやれてしまう。

 ベルゼビュートはレオナほど魔法が使えるわけでもなく、ネビロスほど魔法制御や操作をできる訳では無いが、固有スキルとの相性の良さが凄まじく強い。


 遠距離攻撃ができる者...狙撃手と呼ばれる存在も魔法使いと同じくダンジョン探索においてパーティに入る存在である。空中にいる敵を撃ち落とすことはもちろん、後方にいるため全体的に戦闘を見ることができる。腕の良い狙撃手は瞬時に状況を判断し敵の攻撃を狙撃により妨害したりすることもできる。


 元々剣士を作るつもりだったが…魔法も使える魔剣士というのも悪くないし...遠距離と近距離、どちらでも戦えるというのも悪くない...むしろ近距離しかできないより良いような気がする...



 結局その後、試行錯誤した結果...新たに11人の戦士が生まれた...


「...ということなのでお前達には基本的にこの家を守ってもらいたい」

「「「「「「「了解ですっ!」」」」」」」


 俺の説明を聞き7人の返答が重なる。


 まず初めに紹介するのは上級ピース7個で作った7人である。ステータスはまだレベル1のため特筆することもないので名前と簡単な特徴だけを伝える。


 名前:セイリュウ

『攻撃』『水魔法』『強者』

 名前:スザク

『回復』『火魔法』『強者』

 名前:ビャッコ

『斥候』『光魔法』『強者』

 名前:ゲンブ

『防御』『土魔法』『強者』

 名前:シシ

『万能』『草魔法』『強者』

 名前:キリン

『敏捷』『雷魔法』『強者』

 名前:テンマ

『妨害』『星魔法』『強者』


 青龍、朱雀、白虎、玄武、獅子、麒麟、天馬とソシャゲなんかによくありがちな名前を付けたのは単純に強そうと思ったからである。あとはそれぞれに役割を持たせて別々の魔法を選択した。共通の『強者』という選択は潜在能力上昇の効果があったので採用した。


「お前達は先ほど述べた3つの仕事をそれぞれ担ってくれ」

「任せてくれ」

「わかった」

「りょうかーい」


 俺の言葉に別の3人が返事をする。ランスロット、グリフレット、ガウェインと特級ピースを使った3人である。

『剣士』『強者』を共通して選択し、運搬護衛担当のランスロットには『防御』『耐性』を店舗経営担当のグリフレットには『商人』『狙撃手』を素材確保担当のガウェインには『魔法』『スピード』をそれぞれ選択した。


 一応この3人には責任者というか代表的な役割も担ってもらおうと思っていたので特級ピースを使うことにした。


 万が一お店に襲撃とかされた時に対処できるやつがいなかったら困るしな…あ、名前の由来はセイリュウ達と同じでソシャゲにありがちな円卓の騎士からとった。


 とまぁ、コイツらもいいとして残りの1人だが...


「俺は...どうすればいい...?」


 困惑した顔でコチラを見てくる残りの1名。カイルの希望を受け入れルアやルカと同じく半竜人の男である。


「うーん...オロチはそうだなぁ…...自由かな?」

「決まってないんだな...」


 だってカイルが自分の案だけ取り入れてくれないってスネるから予定では作るつもりがなかったのだ。それでも最上級のピースを使っているのでこの中ではダントツの強さを持っている。


 オロチの名前の由来は日本に伝承されてる八岐大蛇からとった。強いドラゴンって言われて真っ先に思いついたのがヤマタだったのだ。

 このオロチはコレっ!といったものもなかったので従来の方法を使ってイメージを頼りに作成した。ルシフェル、ディアボロ、ベルゼビュート、ジークフリート、パナケイアと今まで最上級で作成した者達がなんだかんだ優秀であるので従来の方法で作成することとなったのだ。


「うーん...今話した役割の中でやりたいこととかあったか?」

「やりたいことか...確かにどれも興味はあるけど.....」


 オロチは頭を悩ませ考え始める。


「まぁ...ここにいる仲間の他にも仲間はいるからな...ソイツらとも話して決めてくれ」

「わかった。そうするよ」


 もう少ししたらウニ達も帰ってくるから、帰ってきたら改めて紹介するとしよう…


 あとはそれぞれに必要な人材を集めれば何とかなるか...?どっちにしろ仕事目的での素材確保は即位式や祭りが終わるまでやらないつもりだし、万事屋も午前中で終了する予定になっているから...1度人を集めてみることにしよう。もしかしたら良い人材がいるかもしれないしな...



皆さん、GWは充実していますか?

私は仕事の関係でGWがズレているので明日から仕事です(風邪を引いてダウンしてたので実質休みは2日でした)

仕事行きたくないです...と言っても仕方ないことですね...皆さんも貴重な休みを不意にしないよう体調管理に気をつけてくださいね。

くれぐれも私のような犠牲者が出ないことを祈っています(笑)

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