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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第1章 ガチャで俺は最強になる?
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第4話 一狩り行こうぜ!ちょっ!?一狩りって一撃で狩るって意味じゃないからっ!??

すいません、台風の影響で夜に作業をすることができず投稿が思ってたより遅れてしまいました…。

 ん…あれ?何か揺れてる感じがするな…。


 目を開けると空が見える。なるほど…どうやら俺はハチコウの背中て寝かされていたらしい。


「おお!センヤが目覚めた!!」

「センヤ様…大丈夫ですか?」

「ふん…殺さなかっただけ感謝しなさい。」


 3人はユーガに乗っている。ウニとルアが各腕に乗り、レオナは肩車みたいにして乗っている。

 ってかルア…あれも普通に危険だからな。


「マスター!大丈夫ですか!?」

「アルジ…ダイジョウブ?」

「大丈夫だよ。」


 ハチコウとユーガに答え、俺は体を起こしいつものクセで眼鏡の位置を調整しようとするが…


「あれ…眼鏡がない?」


 サッ!


 ルアが顔を背ける。


「おい…ルアこっち見ろ。」

「な、なによ…」

「お前、俺の眼鏡知らないか?」

「し、知らないわよ…それにセンヤは眼鏡なんて最初からかけていなかったわよ。」

「そうだったか?」

「ええ、そうよ。」

「まぁ…それならいいんだ。あれは一定時間ごとに調整しないと爆発してしまう…」


 ヒュッ!ガッガッガッ。


 ルアが眼鏡を投げ数回バウンドする…。


 俺はハチコウの背中から降りて眼鏡を拾う。フレームが歪んでるしレンズも割れている。

 俺は振り返りルア達に歩みを進める。


「え、えーと私は一応止めたんですよ…でもルア様が…。」

「ウニ!?」

「私も止めたよー…でもルアが…。」

「レオナ!?ってキャッ!」


 ウニとレオナは無実だと証言し、察したユーガがルアを落とす。とっさのことで反応できなかったルアは地べたに座りこんでいる。


 俺はルアの前まで歩みを進めると手を下ろし…


「まぁ、俺もお前が怒るのわかってて言ってたとこはあるしなぁ…今回だけは許してやるよ。」


 殴られると思ったのだろう…ギュッと目を閉じていたルアの頭を撫でながら言う。


「へ?…許してくれるの?」


 ルアは目を開き俺の方を見上げ呟く。


「まぁ、これからやってく仲間だしな。」


 俺は苦笑しながら答える。


「あ…ありがとう。」


 ルアは少し顔を赤らめて礼を述べる。


 まぁ…俺に美少女を殴る趣味は俺にはないしな。


「ウニ、バッグを貸してくれ。」


 ウニはユーガから降りるとバッグを渡してくる。


「はいどうぞ。」

「サンキュー。」

「サンキュー?」

「サンキューってのはありがとうって意味だ。」

「へぇー。センヤ様の世界は2つの言葉を使うんですねー。」


 俺はバッグを漁りながら会話を進める。


「あーどうなんだろうなぁ…少なくとも100以上はあるんじゃないか?」

「え!?ひゃ、100以上ですか!?」

「センヤー。そんなに言葉を覚えるのって大変じゃないの?」


 ウニが驚き、頭上からレオナが聞いてくる。


「実は、国ごとに話す言葉が違っていてな。俺も日本語って言葉しか話せない…後は他の国の言葉を少し知ってるって程度だ。違う国に行っても会話は成立しないだろうなぁ。」


「じゃあ、さっきのサンキューってどこの国の言葉なの?」

「あれは、英語って言葉で元はイギリスって国の言葉で1番使える人が多いと言われてる言葉だ。俺の世界ではほとんどの国でで英語を少なからず覚えようって習慣があってな…ほら、そうすりゃ他国に行った時でも会話することが出来るだろう?」

「なるほど!それはいい考えですね。」

「頭いいんだねー。センヤの世界って。」

「じゃあ…センヤはこの世界の言葉を知らないの?」

「ああ知らない。おそらく言語理解ってスキルのおかげで会話できてるんだろうな…俺には全て日本語に聞こえるから、俺が話す日本語が変換されてこの世界の言葉で聞こえてるんだろう。それでサンキューっていう違う国の言葉を使ったから、ありがとうって変換されなかったんじゃないか?」


 俺は話しながらバッグにしまっていた予備の眼鏡を手札変化のスキルでカード化してから装備する。


 俺の答えに3人とも納得したようだ。


「そういや、移動してたみたいだけど…どこに向かってたんだ?」

「ここから1番近いボーシュリクスという国です。あの高原にずっといる訳にもいきませんから、独断で移動させていただきました…ダメだったでしょうか?」


 ウニが申し訳なさそうに答える。


「そんなことない、食料とかの問題もあるし良い判断だと思う…ありがとな。」


 普通に良い判断だと思う。俺が気絶している中で最適だと思う行動しようとしてくれる辺りサポートキャラクターとしての役割を果たしてくれている。まぁ…そもそも気絶したのも俺がルアの微乳にっ!?


「あぶねっ!!」


 俺は急に目の前に迫る水球をとっさに避けるが…


「グフッ!?」


 接客してきたルアの拳を喰らい吹っ飛ぶ。


 俺は立ち上がりルアを見て尋ねる。


「また…声に出てたか…?」


 俺の言葉にルアはピクリと反応し…


「またってことは…やっぱり私の胸をまた微妙扱いしてたのね。」


 ん?どういうことだ??


 訳がわからずルアに尋ねてしまう。


「え!?声に出てなかったのにどうして…勘か!女の勘ってやつか!?」

「あれだけ私の胸を険しい顔で見ながら会話してたら分かるわよ!!」


 え…そんなに見てた??


「ガン見してましたよセンヤ様…」

「ガン見だったねー…」


 仕方ない…謝ろう。


「まぁ…あれだ…悪かった。」

「本当に悪いと思ってる?」

「ああ、思ってるよ。」

「じゃあ…今回だけ許すわ。私も許してもらったし…もうこれで終わりにしてよね。」

「善処する…。よし、それじゃあ出発しよう!」


 俺は素早く答えハチコウの背中に乗る。後ろでルアが「え?今なんて…」みたいなことを呟いているが関係ない。


 だって…絶対、微乳って言う自信あるもん俺…。




 しばらく進むとあの国民的に1番有名な魔物を深青眼が捉える。


 そう…スライムだ。


「この先にスライムがいるな…」

「スライム?何も見えないよー?」

「あの岩の奥にいるんだ。俺のスキルで見えた。」

「へぇー…便利なスキルを持ってるのね。」

「まあな…それよりスライムって弱いよな?」

「弱いですね…ただのスライムならこの世界の最弱クラスですよ。」

「ほぅ…」


 スライムは弱いのがテンプレだが、たまに強い時があるからなぁ…どうやらこの世界ではテンプレ通りらしいな。


 大きな岩を過ぎると緑色のスライムが数体姿を現す。


「あれは…弱いか?」

「スライムだねー。弱いよー」

「それじゃあ…一狩り行こうぜ!!」


 俺はハチコウの背中から飛び降りるとスライムに向け走り出す。


 そしてスライムに近づき、リバイアサンを顕現させようとするが…


「いくよー!サンダーボルト!」

「アクアシュトロム…」

「アイスニードル!」


 ドゴォーン!!と俺の目の前に様々な魔法が繰り出されクレーターができる。


 当然、スライムは全滅していた…。


「おい…お前ら…俺が倒すはずのスライムが1匹もいねーんだが…。」

「私の魔法は強力だからねー。当然だよ!」

「そうね…このくらい当然だわ。」

「あっ…すみませんセンヤ様…。」


 俺の問いの意味を理解できていないレオナとルアは自信満々に答え、意味を理解したウニは申し訳なさそうに謝る。


 ウニが謝った理由を理解できないレオナとルアは「?」と首をかしげる。


「レオナ、レベルは上がったか?」

「まだ、上がってないねー」

「じゃあ、ルアとウニは?」

「私も上がってないわ。」

「私も上がっていません…。」


 どうやら誰も上がってはいないらしい…レア度によって必要な経験値が違うということなのだろうか?


「それは良かったな…ところでレオナ、ルア。」

「なーにー?」

「なにかしら…?」

「どうして、俺が倒す用のスライムを残さなかったんだ?」

「あっ…考えてなかったわ…」


 俺が尋ねるとルアは考えていなかったようで、レオナは…


「あれ?だってセンヤ、一狩り行こうぜ!って言ってたから…一撃で倒せる魔法を使ったんだよ?」

「いやいや!!一狩り行こうぜ!って一撃で命を刈り取るって意味じゃないから!?モンスターを一緒・・に狩りに行きましょう!って意味だから!!」

  「そうだったんだー。」

「まぁ、レオナが勘違いしたのは意味を説明していなかった俺が悪いしなぁ…。だけどレオナ、一撃で倒すにしても限度があるだろ?あれは明らかにやり過ぎじゃないのか?強い攻撃は使いどころを考えないと…特にこの辺りは…」

「次からは気をつけるよー。じゃあ私はドロップアイテムの確認してくるから。」


 レオナは俺の言葉を遮りスタスタとクレーターに向かう。


 そう、他の2人の魔法に比べてレオナの魔法は明らかに強すぎたのだ。それこそクレーターができるくらいに…だから俺は最初にレオナにレベルアップをしたのか確認したのだ。


 と…そんなことを考えながらレオナがクレーターの中心に向かってジャンプしたのを見た時…俺は嫌な予感がしてクレーターの方に走り出す!


 俺の悪い予感は的中してしまい…


 ガラララッ!!「キャ!!」


 レオナが着地した衝撃で足場が崩れる!


 そう、クレーターができていたのはの近くだったのだ!


「キャアアアアア!!!」

「レオナ!」


 レオナに手を伸ばすが少し遠く…レオナは崖下へと落ちてしまう!


「くそっ!ハチコウッ!!!」


 俺は大きな声でハチコウの名を呼ぶと躊躇ちゅうちょすることなく崖下へと身を投げる!


「レオナアアアアア!!!」


 俺は叫びながら時前に試みて可能だとわかっていた蒼海竜の防具の軽量化補正を解除する!

 そうすることでレオナとの距離は縮まり…


 俺は見事レオナを掴むことに成功し片方の腕で抱きしめつつ防具の軽量化補正を発動させる。

 レオナが加わったこと急な装備の重量変化によりクルンと体が一回転し上下逆さまになる。

 その反動を利用し俺は草鞭の剣を顕現させ目一杯魔力を込めて崖上に伸ばす!


 崖上までギリギリ伸びた剣をガシッ!と駆けつけたハチコウが咥える!

 だが、勢いがあった俺たちを支えるだけの力はハチコウに無く、ズルズルと崖下に近づき…ついにその体が宙に浮いた…


 その時、同じく駆けつけていてくれたユーガがハチコウの身体を捕まえる!


 そうしたことで俺たちは何とか助かることができた訳だが…。


 マジで死ぬかと思った…。


 そんなことを考えながら剣を少しずつユーガが引き上げてくれて俺たちは崖上へと生還したのだった…。

その描写がありませんでしたが…移動中にセンヤは色々実験しておりまして、その中に蒼海竜の防具の軽量化補正を解除できることを確認しました…。

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