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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第2章 ガチャで俺は最強になれる?
32/85

第29話 この半年で得たもの…よりチートな存在になった俺

念願?でもないが…マイホームへと移るセンヤ達。そこでセンヤは皆にこれからのことを伝える。

後半はタイトル通りセンヤのステータスを公開します。

11/26一部スキルの修正。スキルがちゃんと表示されていなかった部分を修正。

11/29誤字脱字修正

 

「はい。2000万硬貨…確かに確認しました。それでは明日からご利用いただけますよう手配させていただきます。昼にはもう来ていただいて構いませんので」


 物件屋の男性はそう言うと礼をする。


「わかった。いい買い物ができた、ありがとう」


 俺は男性にそう返す。いい買い物と言うには金額が大きい気がするが…実際いい買い物だったのは事実なので仕方がない。


 これ以上ここにいても意味がないので俺達は店を出る。


「いやー、それにしてもこの歳で土地付きの家を買うとは…世の中どうなるかわからねぇな…」


 俺は今思っていることを素直に述べる。まだ成人すらしてない世間で言えば子供と呼ばれる年齢だろう。

 そんな年齢の俺が家を買うというのだから実感がわかないのも仕方がないと思う。


「普通に考えて貴族の方達でないと厳しいですからね…」

「つまり、それだけセンヤが特別ってことだね!」

「まぁ、実際一般の人達よりはかけ離れた存在よね…センヤは」


 うん。完全に固有スキルやステータスのおかげだよね。


 そんなことを考えながら宿屋を目指す。ミレーネとは物件屋の前で別れ、マリンはそのまま帰宅して良いとミレーネが言っていたので一緒に向かう。


 そして俺は今一度、今後の過ごし方について考える。


 家という拠点を手に入れた。オルドリックの言う通り、あの場所は俺のガチャガチャにとって最高の場所と言っていいだろう。拠点にするにはうってつけだと思う。

 だとしたら、俺が次にするべき行動は…拠点の防衛強化、充実化、それに伴っての人員増加とそいつらのレベルアップってところだな…

 あの広大な土地を利用しない手はない。新たに建物を建てるも良いし、畑にして自給自足のサイクルを作るも良い。まぁ俺のスキルを考えると…前者になりそうだがな。


 その後、宿屋に到着して晩飯を取った後…全員の相手は大変だということでいつのまにか決まったローテーションに従いアロエとはっちゃけ眠ることになったわけなのだが…


 宿屋に到着した時はすごかった。まさかシーナさんに説教をくらうとは思わなかった。だけど、心配してくれてるのが伝わって嬉しかった。本気で怒ってくれたことが本当にこの宿屋に帰ってこれたことを実感させてくれた。

 シーナさんは説教した後にすいませんと謝り、宿屋の料金を無料にしてくれた。

 クレイさんとレナードも豪勢な料理を振る舞ってくれた。お祝いだからと料金はいらないと言ってくれた。

 カリンとノリン、そして…初めて会ったが小学生くらいのアリンと言うらしい妹達も喜んでくれた。


 特にアリンが食事中に放った…


「マリンお姉ちゃん、旦那さんが帰ってきて良かったね?」


 この発言は楽しげに行われていた食事を一瞬凍てつかせた…マリンは顔を真っ赤にし、他の女性陣は…怖かった。ハーレム大歓迎のルカと形上、奴隷となっているメルトだけは大丈夫だったが…それ以外がすごかった。

 すごすぎてアリンがオロオロして泣きそうになっていた。その後ウニ達がアリンにわかりやすーく誤解を解いていてアリンはコクコクと首を縦に振り続けていた。

 


 そうして遅めの朝食をとり、街をぶらついていると昼近くになったためマイホームへと向かう。


 家に着くと本邸の扉にご利用いただけますと書かれた紙が貼ってあったので中に入る。

 中に入り辺りを見渡す。ちゃんと清掃がされているのがわかる。

 俺は皆を居間へと移動させる。今後の予定を伝えるためだ。

 居間には季節的なため火は点いていないが大きな暖炉があり、俺はその前に立つ。そして楽な体勢で聞いてくれと指示する。すると各々動き出し床の絨毯の上に座ったり、近くのソファやイスに座ったりする。

 高さに余裕があるのでハチコウとユーガも召喚した。そして俺は周りを見渡す…


 ウニ、ルア、レオナ、アロエ、アビス、ルカ、メルト、ジーク、スネーク、メビウス、ハチコウ、ユーガ。


 全員がこちらを向いているのを確認して俺は口を開く。


「いくつかの可能性や大体の方向性について何度か話したことがあるが…これから今後の具体的な内容を話す。まずは知っての通り俺の固有スキル、ガチャガチャだ。今後はこれを活用していくことになる…その目的は人員増加と戦力強化のためだ。だが俺のガチャガチャのスキルは通常確定ではない…確実にキャラクターを引けるわけじゃない。その為スキルを使いつつ確実に人員を確保するために奴隷を買うことにした」


 周りの反応を見るが…反対の意見を述べるものはいない。と思ったがメビウスが口を開く。


「奴隷を買うことに異論はない…だが、その奴隷はこの国だけで買うのか?」

「あー、強い奴隷を買うなら数とか限られちゃうもんねー」

「いや、レオナ。何も強い奴隷だけというわけじゃない。戦うことだけが全てじゃないからな…役目に適した奴隷をセンヤは買うつもりなのだろう。こちらには上級以上の鑑定スキルを持っているセンヤとウニがいるからな。それでも数が限られているという点では間違っていないがな…」


 あー…さすがメビウス君は優秀だなぁ。具体的と自分で言っておきながら説明が足りなかったな。


「そうだ。メビウスの言う通り俺とウニのスキルを用いて奴隷は購入する。それで範囲なんだが…今回は国内のみにしようと思ってる。とりあえずは今ある屋敷内で収めたいからな」


 俺がそう言うとメビウスはわかったと理解を示してくれた。


「それに時期が良いっていうのもある。国王の即位式に伴い国内は賑わいている。外から新たな奴隷が来るし、奴隷のオークションなんてのも開催されるみたいなんだ」


 奴隷のオークションとか楽しみすぎて仕方がない。この世界にどれだけ上級鑑定持ちがいるかわからないが…それ以上いじょうの鑑定スキルを持ってる俺がいるからな、良い買い物ができるかもしれない。


「あとは…この家の防衛強化とかあるが…人員を確保しないことには始まらないからなぁ…とりあえず伝えることは以上だ。あと各自昨日決めた部屋に不備がないかだけ確認しておいてくれ」


 俺がそう言うと皆それぞれ行動する。その場には俺の他にユーガとハチコウが残る。


「ユーガには安定した防衛が整うまで番人をしてもらうが…いいか?」

『ダイジョウブ、ガンバル。』

「ハチコウもとりあえず番人かな?でも場合によっては一緒に来てもらうことがあるかもしれない」


 犬型の魔物は番犬じゃないのか?という疑問を抱いたが…とりあえず伝える。


『任せてください!』


 俺がそう言うと2体は外に出る。


 さて…どうするか…よし。


 俺は改めてステータスを確認することにした。なぜか確認しておかなければいけない気がしたのだ…


 名前:カトウ・センヤ

 性別♂・年齢16・種族:人間

 職業:召喚師・守護神・大海賊・大魔法使・大狙撃手・魔物使・冒険者

 異名:大海の守護神・レベル:82

 体力:8580

 魔力:8270

 攻撃:8490+水系統50

 防御:9150+300

 敏捷:8020

 耐性:8720+水系統300

 幸運:??

 固有スキル:

不明不定箱ガチャガチャ手札機能カードツール弱肉強食ウィーク・イーター海竜守護リバイアガード便利機能コンビニエンスツール

 特殊スキル:

深青眼改アズライト・アイ・エラッド天水眼改ベゼリアイト・アイ・フラン召喚使ザ・サモン守護使ザ・ガード気配使ザ・シギン

 スキル:水・氷・星・風・草魔法、剛剣、剛斧、速銃、堅盾、飛斬、狙撃、投擲、中級調教、跳躍、持久、瞬歩、空歩、水歩、水泳、水中呼吸・ポイント69

 称号:転生者、悪魔の男、英雄、召喚師、守護神


 半年経った今のステータスはこうなっている。


あぁ、随分と強くなったもんだ…死にものぐるいで頑張った結果なんだが…それにしてもチートすぎる。幸運に関しては数値がわからないしなぁ…

 ああ、あとこの半年間で気づいたことがある。スキルにもレベルが存在するということだ。

 スキルを習得するのにポイントを使うが…実はこのポイントを使ってスキルの性能を高めることができるのだ。


 例えば…Aさんという名前の【剣】スキル持ちがいたとしよう。


 名前:A

 スキル:剣・ポイントなし


 これが普通のステータス表示だ。でも実際は…


 名前:A

 スキル:剣2・ポイントなし


 こうなっていたりする。さらにもう1段階あって…


 名前:A

 スキル:剣2=[攻撃2+抜刀2]・ポイントなし


 と実は3段階でのステータス表示が可能で、この表示からわかるのは剣を使っての攻撃、剣の抜刀速度を1段階ずつ上げていることを示している。


 もちろんこれは任意で相手に見せることもできるし見せないこともできる。

 ではなぜ気づかなかったのかというと…実はこれ、初期の上級鑑定スキルではわからないのだ。

 1番上のステータス表示を表示1とする。これだと上級鑑定で見ることができる。名前も所持しているのがただの剣スキルなので表示される。

 だが2番目の表示を表示2とするなら…表示2の見かたができないのだ。その為、初めは気づくことができなかったのだ…

 ある日、ふと一般冒険者のステータスを見たウニがレベルに対してスキルの数とポイントに違和感を感じ俺に聞いてきた。その時にアロエに確認を取ったところ…スキルの性能を向上させるためにポイントを使っている人がいることに気がついたのだ。

 ああ、あとこれに気づいた後に実験した結果なんだが…ウニが持っている上級鑑定の鑑定という項目にポイントを使ってみてわかったんだが…どうやら最後の表示、表示3は自分が所持しているスキルでないとわからないことが判明した。それ以外は表示2で表示されたからだ。


 さて…それじゃあスキルの解説をしていこう。


 ・手札機能カードツール:不明不定箱に伴うカード系のスキルを合わせたもの。

 ・弱肉強食ウィーク・イーター:殺した相手のスキルを1つ手に入れることができる。

 ・海竜守護リバイアガード:魔力を消費して特殊な防御を展開する。

 ・便利機能コンビニエンスツール会話通信パーティチャット周辺地図アラウンドマップ暗視探知サーマルソナー

付着目印アドヒージョンマーカー次元倉庫ポータルボックス二重武器デュアルウェポン・言語理解の統合スキル。

 周辺地図:辺りのマップを表示する。拡大縮小や2D.3D視点が可能。

 暗視探知:暗いところでも体温を感知し見ることができる。また自分を中心にソナーを発信し輪郭や形がわかる。

 付着目印:対象となるものにマーカーを設置することができる。色や形など多彩な種類がある。

 次元倉庫:物品倉庫アイテムボックスのスキル性能の他にどこでも取り出すことができる箱を設置することができる。

二重武器:武器を2つ選択し片方を装備している時、瞬時にもう1つの武器に装備を切り替えることができる。


 深青眼改:空眼+近眼の複合スキル。深青眼よりも性能が高く便利機能の一部スキルとの組み合わせが可能。

 天水眼改:特級鑑定+遠眼の複合スキル。天水眼よりも性能が高く便利機能の一部スキルとの組み合わせが可能。

 召喚使:上級召喚+同時召喚+一点召喚の複合スキル。

 守護使:挑発+抗体+威力軽減+効果軽減の複合スキル。


 となっている。あと最後に通常スキルの剛剣や速銃について説明するが…


 剛剣はポイントを使い剣スキルの攻撃強化を特化させ剣スキルが進化したスキルになる。鑑定スキルが中級鑑定になり、その性能が何かに特化したものだと考えてもらえばいい。

 なので速銃は速射強化にポイントを使い、速く撃つことに特化したスキルとなっている。


 さて…この部屋に向かう者も現れだしたことだし…他の通常スキルはスキル使うときに説明することにするか…


 俺はステータスの確認を中断する。周辺地図と付着目印によるマップにはもうすぐドアを開ける者が表示されていた。


はい。というわけで…よりチートな存在になったセンヤなんですが…ここで1つ補足します。

パラメーターのステータスがやたらと高くなっていますが…この世界では高いことは有利ですが、絶対ではありません。体力の項目がありますが…あくまで体力です。というのは…なんの準備もしてないセンヤがいて、センヤの頭にナイフを刺します…死にます。

この世界はそういう世界です。

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