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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第1章 ガチャで俺は最強になる?
2/85

第2話 やはり俺のガチャへの愛は本物だったのだろうか?

すいません…実体化キャラは次回となります。


※9/6誤字修正

「おおー!!2個目だぁー!!!」

「すごいです!すごいです!センヤ様は強運の持ち主なんですね!!」


 俺とウニは喜びをあらわにする。


「これは、後にとって置きたいな。」


 俺は・★5以上確定無料防具シリーズガチャを回す…


 銀色である。


 続けて・★5以上確定無料武器ガチャを回す…


 白金色である。



 白金色である………え?


「えええええええ!!!???」


 や、やべぇよ…最高レア引いちまったよ…。ってウニさんが立ったまま気絶してらっしゃる!?

 俺はウニの肩を揺すりながら声をかける。


「ウニ!ウニ!しっかりしろ!」


「ハッ!す、すいません気絶してしまって…。」


「大丈夫だ。それより…」

「はい…白金色ですね…。」


 俺がレバーを回すと出てきたのは当然、上が白金色で下が赤色のカプセルだった。


「ガチャガチャ好きで良かったよ。でないとこんなの普通出ないだろ?」

「今後出なくなるのかもしれないですが…少なくとも現状、これ以上にないってほど最高だと思いますよ…。」

「よし、金キャラ以外開けていこう。」


 俺はこういう時の場合、レア度の低いん順から開けていくので…


「えーと、まずはこの道具カプセルだな。中身は…」


 その場に出たのは回りが黒色のカードで、左上に道具カードと書かれ・右上に★が3つ並んでおり、他には赤い木の実が描かれていて、その下に説明が書かれている。なになに…


種類:道具カード★3

名称:力の実

説明:とある魔物を倒した時に落とすことがある。食べた対象の攻撃が3〜5上がる。


 某ドラゴン系シリーズの種みたいなもんだな。


 俺はカード掴み使用と念じる。すると目の前に描かれていた赤い木の実が現れる。


 香りはリンゴの香りがするな…食ってみるか。

 シャリシャリ…うん、これ見た目違うだけでリンゴだわ。


「美味しいですか?」

「見た目が違うだけで俺の世界にあった果物と同じ味がする。」


 ステータスを確認すると攻撃が3上がっていた。


 次に黒色の技能カプセルを開ける。


 ちなみに技能ってのはスキルのことらしい。


 先ほどのカードと同じく周りが黒色である。


種類:技能カード★3

名称:飛斬ひざん

説明:斬撃などを飛ばすことができる。距離は10メートルほどで、魔法属性を込めて飛ばすこともできるが魔力を消費する。


 おー!異世界っぽいの出たなぁ…これはまだ習得しないでおこう。


 俺はカードに触れるとカードをしまうように念じる。

 するとカードが消え空中に50分の1と表示が出る。


「なぁ、今の表示って見えたか?」

「表示は私には見えましたが、それはサポートキャラクターだからです。他の人には見えませんよ。後、カードに触れて消えたのも『物品倉庫アイテムボックス』というスキルを使ったのと変わらないです。」

「そのスキルって結構持ってるものなの?」

「はい。中身の大きさなどは個人差がありますが、冒険者という職業で手に入れることができるため比較的習得が簡単ですね。」


 そいつはありがたいな、俺のスキルは固有スキルだから目立つ訳にはいかないからな。


 次に開けたのは黒武器のカプセルで


種類:武器カード★3

名称:鋼の剣・攻撃+25

分類:剣=ソード

説明:鋼で作られた剣。装備制限なし。


 と書かれている。


「装備できないのもあるのか?」

「鋼シリーズの武器は制限がない★3の武器です。そのため他の★3の武器よりも攻撃が低いです。他の★3の剣だと、攻撃が高い変わりに『剣』スキルの習得が必要だったりします。」

「そういう制限ってことね。」


 これも俺はしまう。50分の2と表示される。


「これって共通なんだな…」

「そうですね。拡張するにはレベルアップするか、獅子竜石マーペントストーンを使うしかありません。」

獅子竜石マーペントストーン?」

「はい。多分持ってるはずなので…もしかして不明不定箱ガチャガチャのホームとかって見てません?」

「ホーム?」


 俺はガチャガチャを発動すると右下の方にホームと書かれているアイコンがあった。


「あ、あった…ごめん見落としてた。」


 俺は謝りながらホームのアイコンをタッチする。

 すると画面が変わり、獅子竜石0個と書かれたアイコンややカード強化・カード進化・カード売却・カード一覧と書かれているアイコンなどがある。


「いえいえ、アイコンがわかりにくいのにマーペントの名前がわからなかった時点で聞かなかったの私にも非がありますので…その左にある箱のアイコンを選んでもらっていいですか?」


 ウニがフォローしながら指を指す先には箱のアイコンがあり右上に6と書かれている。


「それはプレゼントのアイコンで獅子竜石が入っているはずです。」


 俺はプレゼントのアイコンをタッチすると画面が変わり…

・1時間前…初心者応援!獅子竜石×10個

・1時間前…初心者応援!メダル2000枚

・1時間前…初心者応援!コイン10万枚

・1時間前…期間限定!新規歓迎!新技能

・30分前…スターターガチャ報酬!獅子竜石×5個

・30分前…★5以上確定無料ガチャ報酬!ピース1個


 となっている。これ本当にただのソシャゲじゃん…。


 俺は新技能以外を全部受け取っていく。

 するとホーム画面上に並んでいる4つのアイコン。

 獅子竜石・ピース・メダル・コインの項目が全て0だったのが、獅子竜石15個・ピース1個・メダル2000枚

 コイン100000枚となった。コインのアイコンをタッチすると表示切り替えが出来たのでコイン10万枚と表示されるようになった。


「さて…この新技能というのは何だ?」

「それは新しい固有スキルですね。『手札変化カードチェンジ』と言いまして、道具などをカードに変化させることが出来ます。」


 おお!普通に便利なスキルじゃねえか。


 俺はアイコンをタッチして新技能を習得する。


『固有スキル:手札変化カードチェンジを習得しました。』


 これからは小まめにホームをチェックしよう…。


 気を取り直してカプセル開封の続きを始める。次に開けたのは黒召喚カプセルだ。


種類:キャラクターカード★3

名称:グランウルフ

消費:魔力50

説明:ハイウルフの進化系。単独で行動することが多く、高い知能と速さを兼ね備えている。


 あれ?ステータスじゃないのか?と思いカードをタッチすると表示が変わりステータス画面に変わる。


 名前:グランウルフ【変更可能】

 性別不明・年齢不明・種族:魔獣

 レベル:1

 体力:51・魔力:31・攻撃:78・防御:52

 敏捷:155・耐性:39・幸運:32

 スキル:隠密


 となっている。


 速いな、さすが狼ってところか。


 俺は手札召喚スキルを発動してグランウルフを召喚する。


 目の前に1メートルほどの茶色い毛並みをした狼が現れる。俺はグランウルフの頭を撫でると嬉しいのか尻尾をフリフリしだす。


「俺は加藤 千弥っていう。これからよろしくな。」

『わかりました!』


 あれ?こいつ今喋ったよな?


「ウニ、今こいつ喋らなかったか?」

「それはセンヤ様の『言語理解』のスキルのせいですね。普通はワォン!と鳴いたようにしか聞こえないはずですよ?」


「なるほど。ずいぶん便利なスキルだな…ところでお前って名前とか欲しいか?」

「欲しいです!」

「そうか。どういうのがいいかな…?」

「マスター!出来ればカッコ良いのがいいです!」

「じゃあ、ハチコウとかどうだ?俺のいた世界では1番有名な忠犬の名前なんだが?」

「ハチコウですか!カッコいいですね。マスターの忠犬を目指す意味でもお願いします!」


 俺はグランウルフの名前をハチコウに変える。するとハチコウの体が輝きだして姿を変える。体長が2メートルほどになっており、前より明らかに強そうだ。


 あっ名前がアースウルフに変わってるし、レア度も4になってる。


「マスターありがとうございます!これでよりマスターの忠犬に近づけました!」

「ごめん、理解が追いつかない。えーとウニ、名前をつけると進化するものなのか?」

「普通の召喚士が召喚する魔物や調教士のテイムした魔物だと名付けても進化はしませんよ?センヤ様の固有スキルを用いた場合のみですね。」


 俺はそう言われてやっと気づいた…この固有スキルのチートっぷりに…。


「な、なぁウニ。俺の固有スキルってかなり強くないか?」

「正直かなり強いですね。それなのにセンヤ様はいきなり金キャラクター2回も引くし白金武器も引きますし…私内心センヤ様の運の良さにかなり引いています。」


 あっやっぱりそうなんだ…。

 確かに俺は昔からガチャ系の運はかなり良かった。高校で新しく友達作った切っ掛けもソシャゲのガチャで強キャラを引いたことからだった。いやー、色んな人に何回も頼まれたなぁ…知らない先輩とかにもお願いされたりしたなぁ…。俺としてはガチャ引けて楽しかったから良かったんだけど、個人的にはあのドキドキ感をやっぱ味わって欲しかったものだ。


「まぁ、引いてしまったものはしょうがないだろ。」

「そうですね。むしろ喜ばしいことですものね。」


 俺はキャラクターカード以外の★4カプセルを開封した。


種類:装飾カード★4

名称:ペリュートの指輪

説明:装備した者の魔力を+20。装備制限なし。


種類:武器カード★4

名称:草鞭そうべんつるぎ・攻撃+55

分類:剣

説明:魔樹ウィッパーの素材から作られた。範囲内の伸縮が可能だが、長く伸ばすほど切れ味が落ちる。『剣』スキルが必要。素材により進化可能。



 やはり★4カードは周りが銅色になっている。あと、武器カードの方は装備制限があるな。


 俺はとりあえず2つのカードをしまう。


 続いて俺は銅キャラカプセルを開ける。


種類:キャラクターカード★4

名称:ゴーレム

消費:魔力80

説明:石やレンガ用いて作られた作られた動く大きな人形。


 俺はゴーレムを召喚する。


 目の前に3メートルほどのゴーレムが現れる。俺はステータスを確認して名前が変更できるのを確認してからゴーレムに尋ねる。


「俺の名前は加藤 千弥 という。早速だがゴーレム。お前は名前が欲しいか?」

「ホシイ…。」

「じゃあ、お前に名前を与える。お前の名はユーガだ。」


 名付けると、ハチコウのように光出す。


「マスター?有名なゴーレムの名前ですか?」

「そこまで有名ってわけじゃないけど俺の知ってるゴーレムみたいなやつでユーガって名前がいたんだ。」

「そうなんですか。あっ!終わったみたいですよ!」


 そこにいたのは青いゴーレムだった。


 名前はマリンゴーレムでアクアマリン鉱石っていうのがベースらしい。レア度も★5になってる。


「オ、オレ…ツヨクナッテル?」

「ああ、そうだ俺が名付けたからな。」

「アルジ、オレガンバル。」

「ああ、期待してるから俺のために存分に働いてくれ。」


 ユーガはコクリと頷く。


 ここからが★5になるわけだが、すでにお腹いっぱい感がいなめない。喜び過ぎて死んだりしないよな?

 俺は銀魔法カプセルを開ける。周りが銀色のカードが現れる。


種類:魔法カード★5

名称:水魔法『バブルスプラッシュ』

消費:魔力50

説明:手のひらサイズの水球を大量に放つ。


 おお!水魔法か!これは習得するしかないな。


 俺はカードを選択して魔法を覚える。


『水魔法スキル:バブルスプラッシュを習得しました。』


「あれ?習得して良かったんですか?」

「ああ、水系統の技って1番好きなんだよ俺。」


 へぇーと納得するウニを横目に俺は銀防具カプセルを開ける。


種類:防具シリーズカード★5

名称:蒼海竜の兜・防御+75・水系統防御+75

名称:蒼海竜の鎧上・防具+40・水系統防御+35

名称:蒼海竜の鎧下・防御+35・水系統防御+40

名称:蒼海竜の籠手・防御+75・水系統防御+75

名称:蒼海竜の靴・防御+75・水系統防御+75

名称:蒼海竜の指輪・水系統攻撃+50・水中呼吸

説明:蒼海竜シャーブリルの素材を用いて作られた装備。通常の服装の上に装備することができる。また装備の透明化も可能。特殊な素材により進化可能。


 青と黒の装備で全て装備すると防御と水系統防御が300上がるようだ。しかもこれ魔法的な措置が施されており、服の上から装備できる。しかも装備を透明化することもできるらしい。


 俺はすぐさま装備した。装備はカードを選択するだけで良いらしくかなり簡単だ。俺は学生服の上から蒼海竜シリーズを着ている状態だが、多少重くなっただけで1着しか着ていない感じがする。重さの負担もしてくれてっぽいな。ん?てことは…


 俺は1度、鎧上だけを外す。すると鎧上はカード化され、カードの絵に鎧の上部分だけ表示される。文字の方も蒼海竜の鎧上とだけ書かれている。


 次に俺は学生服の上着を脱ぎ、手札変化を発動させる。すると学生服がカード化される。


種類:防具カード★?

名称:異世界の学生服上

説明:この世界では見ることのできないと言われた素材で作られた逸品。物体化可能。


 あっ、★?だと周りの色が虹色になるんだね。価値がわからないからかな?物体化っていうのが、おそらく元に戻せるってことだろう。


 俺は学生服を選択して装備して、もう一度外す。すると学生服はカードになる。次に物体化を選択すると学生服が現れる。学生服を着て装備を外すことを念じても外すれない。学生服を着たまま手札変化を発動するが、カード化ができない。


 なるほど…


 俺は学生服の上を脱ぎ手札変化を使いカード化して装備する。さらに、蒼海竜の鎧上も装備して透明化させる。


「この固有スキルも大変便利だということがわかった。」

「そうですね。私よりも便利そうです…。」

「まぁまあ、ウニだってとても役に立ってくれてるよ。」


 俺はウニの肩をポンポンと叩きながら慰め、金技能カプセルを開ける。


種類:技能カード★6

名称:深青眼アズライト・アイ

説明:空眼+近眼の特殊スキル。半径1000メートルを上空から見ることができ、範囲内であれば拡大して見ることができる。熟練度により範囲拡大、条件により進化可能。


 俺はすぐさま習得する。


『特殊スキル:深青眼アズライト・アイを習得しました。』


さっそく発動させる。


 すごいなこれ!視野が変わらないのに上空から見下ろす視点が見える!しかも脳とかに全く違和感を感じないし、酔うとかそんな感じもない。


 俺は深青眼を正面に移動させる。


 鏡がないのに鏡を見てる感じだ。しかも、触れないのにそこにある…。


 俺はさらに深青眼を移動させようとするが…


 あっ!これ俺の目線より下の高さにはできないんだ…。ウニのスカートの下を覗こうと思ったんだけどな…。まぁ、かなり使えるスキルなのは確かだ。


 俺は深青眼を真上に移動させ全体を見えるようにする。そして白金のカプセルを手に取る。


「先に武器を開けるんですか?」

「ああ、俺的にはやっぱりキャラクターの方が楽しみだからな。」


 俺は意を決して白金カプセルを開ける。


種類:武器カード★7

名称:神魔海龍装しんまかいりゅうそう リバイアサン・攻撃+?

分類:斧剣ふけん=アックスブレード

斧状態:常時海属性・攻撃+剣状態時の選択した剣の合計値の1.5倍・魔力の消費により海属性、切れ味強化

剣状態:空きスロット10・攻撃+1.2倍・性能上昇

説明:伝説の海龍神 リバイアサンが作ったと言われる斧剣で詳細は不明。斧状態と剣状態を切り替えて使うことができる。所持者は装備していない状態でも『斧』『剣』スキルを習得状態になる。


 ああ…チートだなぁ…。


 俺は空を仰ぐ…よくわからない鳥みたいな魔物が遠くの空に羽ばたいていた…。

武器カードの分類の項目、剣=ソードとなっていますが、これは今後作中で剣と言うこともあればソードと言うこともあるためこう書きました。剣とソードは同じモノと思ってください。斧剣=アックスブレードのように新たに武器の分類が出る度に最初だけ=をつけさせていただきます。

※草鞭の剣の分類に=ソードがないのはその為です。

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