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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第1章 ガチャで俺は最強になる?
13/85

第12話 よろしい…ならば戦争だ!

ウニの外伝ではなく本編の続きです。

ウニの外伝はまだ先になります。

 美少女と一緒に寝るシチュエーションが漫画なアニメでよくあるが、あれ実際だと緊張して中々寝れないものなんだと思う…


 でも、時に睡魔の方が上回ることだってあると思うんだ…


 そんなことを考えている内に疲れからか強烈な眠気に襲われた俺は眠りにつく…




「センヤー!朝だよー!」


 レオナに体を揺さぶられ起こされる。


「ふぁぁ…おはよう」

「おはようセンヤ!」

「おはよう…」

「おはようございます、センヤ様。」


 皆の格好は昨日購入した服から最初の服へと変わっていた…


「朝起きたらウニとセンヤが一緒に寝てるからビックリしたよー」

「私もビックリしたわよ…」

「ウニがいいって言ってくれたからな…それより皆、準備できてるんだな」

「はい。支度は済ませています」


 俺は汲んであった桶に入った水で顔を洗う。


「それじゃあ、食堂に行くか」


 俺達は食堂に行きクレイドさんに注文を頼む。

 そして、今日のことを話し合う。


「とりあえず今日は冒険者ギルドだな」

「そうですね…ランクを上げないといけないですからね」

「楽しみだねー!」

「そうね…」


 少し経つと料理が運ばれてきたので、俺達は食事を始める。


「あっそうだ!昨日新しい固有スキルを覚えたんだよ」

「新しい固有スキルって…そんな簡単に覚えられるものじゃないでしょう?」

「ガチャガチャのプレゼントでな…」

「どういうスキルなのー?」

『こういうスキルだ。』

「わ!センヤの声が直接頭の中に聞こえてくるよー!」

「頭の中で会話するような感じでやってみな」

『おおー!すごいねこれ!』

『本当にすごいわね…え?文章も送れるの!?』

『ああ、そうなんだよ…とまぁ、これが俺の新しいスキルだ』


 俺の新しい固有スキルも紹介し、食事も済んだので冒険者ギルドへと出発しようとする…


「あ、センヤ君お弁当だよ」

「あ、ありがとうございます」

「それじゃあ、怪我に気をつけてね」


 クレイドさんがお弁当を渡してくれる。


「はい。それじゃあ行ってきます!」

「行ってらっしゃい」


 食事を出て受付の前を通るとシーナさんと知らない女の子がいる。


「皆さんおはようございます。冒険者ギルドに行くの?」

「おはようございます。そうです冒険者ギルドに行ってきます…えーと、そちらの女の子は?」

「私はノリンです!おはようございます!」

「おはよう。俺はセンヤだよろしくな」

「よろしく!冒険者ギルドに行くなら気をつけてね!」

「わかったよ…それじゃあ行ってきます」

「はい、行ってらっしゃい。」

「行ってらっしゃーい!」


 俺達は2人に見送られ冒険者ギルドへと向かう。


「そういや…スキルってどうやって習得するんだ?」

「頭の中でスキル習得と念じれば、習得できるスキルと消費ポイントがわかります。後はその中から習得したいスキルを習得すれば習得できます。」

「なるほど。」


 俺は頭の中でスキル習得と念じる。さらにその中にある物品倉庫アイテムボックスのスキルを確認する。


 〈物品倉庫アイテムボックス:消費ポイント5〉


 俺はスキルを習得する。


『技能スキル:物品倉庫アイテムボックスを習得しました。』


「おお!習得できたぞ!」

「何のスキルを習得したんですか?」

「アイテムボックスだよ。まぁ、俺は固有スキルがあるからいらないんだが…上級以上の鑑定スキルで確認された時、ないと問題になるからな…」

「なるほど…」


 そうこうしていると冒険者ギルドにたどり着く。

 ドアを開けて中に入ると冒険者なギルド職員から視線を受け、その数はだんだん増えていく。


「あ!センヤさーん、おはようございます!」


 マリンが俺達に気づき、挨拶しながら駆け寄ってくる。


「皆さん、おはようございます!」

「おはよう…昨日もそうだが、やはり視線を感じるな…」

「ただでさえウニさん達という美少女がいるのに…昨日のアレですからね…」

「それもそうか…」


 確かに男性達からは嫉妬のような視線を多く感じる…しかも、さらにマリンが来たおかげで視線が強くなってる。


「まぁ、どうでもいいか…」


 俺達はクエストが掲載されているクエストボードへと向かう。

 そこには難易度や内容が様々なクエストがたくさん掲載されている。


「俺達ってFランクだから…Eランクのクエストまでしか受けれないんだよな?」

「はい。それにEランクのクエストをこなしたほうが早くランクアップできますよ!」

「それより、手っ取り早い方法はないのか?」

「あるにはありますが…難しいですね…あ、でもセンヤさん達なら大丈夫かもしれません!」

「私達なら大丈夫って、どういうことー?」

「単純な話、実力を証明すればいいんですよ…強い魔物を倒して、そのランクでも大丈夫って証明すればいいんです!でも、普通はギルドに行って職業を選ばないとレベルが上がりませんので…」

「だから私達なら大丈夫かもしれないってわけね…」

「はい!」

「じゃあ、Eランクのクエストをこなしつつ強い魔物を探してみるか?」

「そうですね…それがいいと思います」


 マリンが受付の方に戻って行ったので、俺達はクエストの物色を始める。そして選んだのが…


 ・採取クエスト:森林茸10個の採取

 ・討伐クエスト:ゴブリン10匹の討伐


 この2つだ…どちらも期限は2日となっている。

 ゴブリンの討伐は冒険者ギルドカードを見せて討伐を確認してもらう必要があるらしい。

 なんでも、クエストを受けると0/10と表示が出るらしく必要討伐数を達成して、それを確認してもらう必要があるとのことだ。

 報酬は採取クエストが3000硬貨、討伐クエストが3000硬貨となっている。

 採取クエストは基本、冒険やクエストの途中に採取してアイテムボックスに入れて溜まってからギルドに渡してその場で達成するものらしい。

 ただ、アイテムボックスに入れると時間経過により品質が劣化してしまうため報酬が減額されるそうだ。

 今回の場合も2日を越えたものの場合、減額されるらしい。

 討伐クエストはこの報酬の他に魔物を倒すと硬貨を獲得できるのと、ドロップした素材を売却すれば妥当だろう…


 1人で受けた場合はな…


「4人で受けるには割に合わねぇな」

「他に良さそうなものもないしねー」

「Dランクには、ちらほらあるんですけどね…」

「じゃあ、とっととランクアップするしかないか…」


 俺達が軽く愚痴を零すと、近くにいた冒険者達が笑いだす。


「情けねぇな…無知のガキが粋がってパーティなんざ作るからそうなんだぞ?」

「ハハッ!違いねぇ!」

「そいつらの生活どうすんだ?ちゃんと考えてんのかよ甲斐性なし!」


 近くに冒険者達が笑いながら言ってくる。それが目立ち周りにいた冒険者達もクスクス笑い始める…


「おい、嬢ちゃん達。どうやって口車に乗せられたか知らねぇが…こんな甲斐性なしのじゃなくて俺とパーティを組まないか?」

「何言ってんだ?この娘達は俺とパーティを組むんだよ」

「お前ら抜け駆けすんなよ、俺とパーティ組んだ方がいいに決まってんだろうが!」


 そんな会話が徐々に広がり、我こそはと立候補する者共がどんどん増え騒然としている。

 遠巻きにその光景を見ている者達は昨日の俺の騒動を見ていた者達なのだろう。俺にリードが逃げたことを教えてくれた奴もその中にいるしな。

 やがて話はヒートアップし…


「じゃあ、俺この娘もらい!」

「ハァ?じゃあ俺はこの娘だ!」

「じゃあ俺はこの娘だな!」


 などと、ウニ達に手を出し始めたので…


「おい…てめぇらいいがげんにしろよ…」


 俺はそいつらに忠告・・する…が!


「あん?なんだって甲斐性なし?」

「どうしたんだ甲斐性なし?」

「いいがげんにしないとどうなんだ?」

「キャ!」


 男共は俺を馬鹿にするだけだ…しかも、最後の野郎はウニの胸をさりげなく触る。


 久しぶりにキレちまったよ…よろしい…ならば戦争だ!


『今の聞いてたな、つーことで力を貸せ…』

『ハハッ!あぁいいぜ、を呼べ!』



「じゃあ、どうなるか教えてやるよ」



 ザ…ザザ…ザ…ザーーーーー


 ノイズが混じったような音がする…

 今は真夜中か?いや昼だ…しかもまだ昼にもなっていない。だが、そう思わざるを得ないような…

 それほどまでの…その場の雰囲気が変わるのがわかる。


 何故ならその瞬間、先ほどまでいなかった明らかに場違いの存在がその場に現れたからだ…


 その場から指1つ動かせない者、腰を抜かしてその場にへたれこむ者、中には失禁する者もいる…

 誰もがその異形・・な存在に恐怖、絶望、戦慄する…


 魔人の悪魔・ディアブロの出現によって…


 昨日は人の姿だっからか力を抑えていたのかわからないが…今のディアブロはまさしく悪魔だ。その言葉が正しいと感じる…


 そう、言っていなかったが…キャラクターピースにより作成したキャラは一定時間であれば遠く離れた場所にいても、俺の元に召喚・・できるのだ…



はい、センヤがキレました…センヤはキレると怖いタイプです。最初の方で雰囲気のみでウニ達3人がビビるほどです。

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