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ガチャで俺は最強になる  作者: 青藤清也
第1章 ガチャで俺は最強になる?
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第1話 ガチャガチャ

ソーシャルゲームのガチャのようなスキルを持ったらどうなるのだろうか?自分はゲームによってアタリハズレがかなり違うので、このスキルは怖いですが…主人公の運はどうなんですかね…。

 

 俺の名前は加藤かとう 千弥せんや、友達からはガチャと呼ばれている。

 ガチャというアダ名を付けられたのは趣味がガチャガチャまたはガシャポンと言えばわかるだろうか?お金を入れて回して何がでてくるか一喜一憂するアレだ。


 俺はそのガチャガチャ※ここではガチャガチャまたはガチャと呼ばれてもらう。が好きだったのと名字の加、名前の千が「ち」と読めることからカチヤ→ガチャと呼ばれるようになった。


 何故いきなりこんな話をしたかと言うとちゃんと理由がある。


 それは周りの風景が明らかに異世界っぽいのと「あれ?異世界ならステータスとかあるんじゃね?」とステータスを確認してみた所スキル欄にあるこの…


不明不定箱ガチャガチャ


 というスキルのせいである…。

 いや、普通に学校通ってる高校生が急に異世界に連れられてステータス確認したらスキルがガチャって…何かもうね…何だろう?異世界連れてきちゃったお詫びにせめて喜んでくれそうなスキルでもつけてくれたとかそういう配慮なのか?しかも、このスキル調べてみると…

 ・初回限定★5以上確定無料ガチャ!

 ・★3以上確定無料スターター10連ガチャ!

 ・サポートキャラクター無料ガチャ!

 となっており、おもいっきりソーシャルゲームにありがちなやつなんだよなぁ…


 別に異世界に不満がある訳ではない。思春期真っ盛りの高校生だし、部活をやっていたが漫画やラノベは好きだし憧れがないと言えば嘘になる。ただ、実際こんな風に急に異世界きても正直焦るだけだ。


 だけど…うん、そうだな。ここは気持ちを切り替えるしかない!せっかくの憧れの異世界だし楽しまなきゃな!ってことで早速ガチャを回すか…最初はやっぱサポートキャラクターガチャかな?この世界の説明とかしてくれるかもしれないしな。


 俺はサポートキャラクター無料ガチャを選択する。すると、目の前に銀色のマーライオンみたいのが現れる。マーライオンみたいなやつの頭に回すレバーがあり、それを捻ると口から手のひらサイズの銀色のカプセルが出てくる。それを開けると中から出てきたのは


「どうも、サポートキャラクターのウニと言います。今後は貴方のサポートをさせていただきます。」


 腰まである青っぽい銀髪に片方だけついてるリボン。身長は俺より少し低く、全体的にバランス良いプロモーションをしている美少女が現れた。


「…これは当たりを引いたかな?」

「そう言っていただけると嬉しいです。貴方の名前は何と言うのでしょうか?」

「俺は加藤、加藤 千弥 だ。」

「センヤ様ですね?わかりました。これからは私がセンヤ様のサポートをします!」

「ああ、頼むよ。早速何だけどこの世界について教えてもらえる?」

「わかりました。それでは説明させていただきます。この世界はラトンアティスという世界で、センヤ様のいた世界とは異なる別の世界です。」

「俺の元いた世界の帰り方とかってわかる?」

「残念ながらわかりません…。」

「気にしないでくれ、一応聞いてみただけだから。それより方法がわからないってことは俺はこの世界で特別、何かしなくちゃいけないってことは無いんだな?」

「そうですね。センヤ様にやっていただくことは特にございません。」

「それなら気が楽だ。こういうのは魔王とか倒したりするのがテンプレだからな。」

「テンプレ?ですか…?」

「うーん、何だろう習わしとか常識みたいな感じかな?俺のいた世界では異世界召喚されたら魔王をとか倒さないと元いた世界に戻れないことが多かったんだ。」

「セ、センヤ様の世界はすごいですね…。」


 ウニが少し引いてしまった。


「まぁ、魔王を倒す倒さないは後回しだな。」

「そうですね。今のセンヤ様が戦われたら、瞬殺されてしまうので。」

「やっぱ、魔王ってそんな強いんだ…。」

「センヤ様のステータスは他の一般人に比べ高いですが、やはりレベルも1ですので…。」

「ですよね…。」

「い、いや!センヤ様はレベル1とは思えないステータスですし、固有スキルの不明不定箱ガチャガチャだって他に持ってる人がいない超レアなスキルなんですが…それでもステータスが…」

「あ、ああ。それはわかってたことだからいいんだ。それよりこれからどうするかだな…」

「それなら他のガチャを回してみてはいかがでしょう?」

「やっぱ、それしかないか。」

「他のキャラが出るかもしれないですから。」

「ん?キャラって出るのわかってるのか?」

「いえ。ただ、初回★5以上確定無料ガチャってあるじゃないですか?武器とかの場合もあるんですけど、もしキャラクターなら私のように任意で実体化できるんですよ。」

「ってことはウニもレア度★5以上ってことなの?」

「はい。サポートキャラクターガチャは★5キャラが確定で出ます。その代わり直接的な戦闘などできないことがあります。基本的には…」


 そこまで言ってウニの姿が見えなくなる。


『このように、直接センヤ様をサポートするようになっています。』


 と頭に直接ウニの声が聞こえてくる。


『なるほどねー…実体化に制限とかってあるの?』


『ありません。私は普通の★5以上キャラとは違い食事も必要としませんが、味覚もあります。ケーキもちゃんと甘いと感じますよ。』


 何だろう…ケーキ食べたいってことなのかな?

 ってことはさっきからの会話から考えると…実体化できるキャラには自我がありそうだな。そこら辺を先に聞いておくか。


『とりあえず、実体化してもらってもいい?』

『わかりました。』


 目の前にウニが現れる。

 

「ウニって自我があるよな?ウニは俺の質問にちゃんと答えたりしてくれてるが…これ実体化できるキャラによっては逃げ出したりできるんじゃないのか?」

「あ、すいません伝え忘れていました…。本来はですね…」


 ウニが光輝いたと思うとカードになっていた。カードには…


 ・サポートキャラクター ウニ


 と書かれており、ウニの絵とステータス、スキルが書かれている。


 すると、また光輝きウニが現れる。


「このようにカードの状態になっているのです。★5に満たしていないキャラもいるので、そういうキャラ常にカード状態になっております。なので、最悪な場合はセンヤ様が強制的に戻すことも可能です…。ですが実体化できるキャラもセンヤ様の力なく実体化することは出来ないので…そういうことは無いと思います。」

「確かに、それなら安心だな。」

「ですので★5に満たないキャラはセンヤ様が召喚することになります。召喚の際には必要に応じて魔力が消費されます。ですからセンヤ様の職業は召喚士となっております。」


 ウニに言われ改めてステータスを確認する。


 名前:カトウ・センヤ

 性別♂・年齢16・種族:人間

 職業:召喚士・空きスロット3

 異名:なし・レベル:1

 体力:500

 魔力:600

 攻撃:450

 防御:450

 敏捷:320

 耐性:430

 幸運:300

 固有スキル:不明不定箱ガチャガチャ手札召喚カードサモン・言語理解

 スキル:なし・ポイント20

 称号:転生者


 となっている。なるほど、ガチャガチャに惹かれて気づかなかったが、手札召喚カードサモンという固有スキルもあるな。ウニが言っているのはこれのことだろう。


 ちなみにステータスは頭の中で念じれば表示されるタイプだ。


「それじゃあ先に10連の方を引こうと思うんだが…引いてもいいか?」

「はい!センヤ様の考え通りにやってください。」


 俺はガチャガチャのスキルを発動して、★3以上確定無料スターター10連ガチャを選択する。すると目の前に金色・・のマーライオンみたいのが現れる。


 ん?金色…さっきは銀色だったはずだが?


「あっ!センヤ様!金色ですよ!金色!!」

「やっぱレア度によってマーライオンみたいなやつの色って変わるのか?」

「マーペントのことですね!そうです色によってわかるんです!」


 マーペントって…シーサーペントみたいだなぁ…ん?確かに良く見たら下半身が蛇みたいになってる。

 まぁ、これからはマーペントと呼ぼう。


「そう。そのマーペントなんだが、ウニが出てくる時は銀色だったんだよ。」

「私のは★5確定ですからね、銀色なんですよ。」


 ようはマーペントの色が変わる演出があるのだ。


 ★7=白金色

 ★6=金色

 ★5=銀色

 ★4=銅色

 ★3=黒色

 ★2=白色

 ★1=灰色


 となっており、ウニが言うにはカプセルの上はレア度、下は中身がわかるらしく…


 キャラクター=青色

 武器=赤色

 防具=黄色

 魔法=緑色

 技能=紫色

 装飾=茶色

 道具=無色


 となっているらしい。例えば銅色のマーペントの時点で★4というのがわかり、カプセルの下の色が緑色ならレア度4相当の魔法が取得できるというわけだ。


「あれ?ウニの時ってカプセルの上は銀だったけど下は透明だったよな?ってことは道具になるのか?」

「私はキャラクターですけど、サポートするのが目的なので道具みたいなものです。」

「へーそうなのかー。まぁ、俺は道具扱いするつもりはないからよろしくな。」


 そう言うとウニはカァっと顔赤らめ


「は、はい。ありがとうございます…。」


 と礼を言ってくる。可愛いねキュンときた。


「それじゃあ回すよ。」


 俺はレバーを10回分回す。その結果…


 キャラ・金.銅.黒

 武器・銅.黒

 魔法・銀

 技能・金.黒

 装飾・銅

 道具・黒


「おお!金キャラ出たぞ!!」

「やりましたね!それに金の技能に銀の魔法も出ましたよ!」

「だけど、まだコイツらは開けない。」

「なぜで…あっ先に★5以上確定ガチャを引くんですね。」

「その通りだ!ということで早速引くぜ!」


 俺はガチャガチャのスキルを発動して…あれ?

 ・初回限定★5以上確定無料ガチャ!

 ・★5以上確定無料武器ガチャ!

 ・★5以上確定無料シリーズ防具ガチャ!


「何か引けるガチャが増えてるんだけど…」

「条件を満たせば色々な恩恵があるらしいので…それじゃないでしょうか?」


 おっ!確かに新しく追加された2つに・★3以上確定無料スターター10連ガチャの報酬です。と書かれている。とりあえず、この2つに関しては後回しだな。


 俺は・初回限定★5以上確定無料ガチャを選択すると、金色のマーペントが現れた。軽くガッツポーズをしてレバーを回すと…


 下が青色のカプセルだった…。




次回、2つの美少女が舞い降りる…。

8/31※すいません!第3話に出ます。

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