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リグハーヴスのフィッツロイ

 ルリユール<Langue de chat>は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。

大人の事情が色々あるのです。


52リグハーヴスのフィッツロイ


 六の月に入ったある晩、エンデュミオンは覚えのある魔法の気配に目を覚ました。

(フィリーネか)

 基本的に魔法使いは予め用意してある転移陣を使って、空間移動する。

 但し、転移陣無しでも目的の場所に移動出来ない訳ではない。出来る者が少ないだけで。

 高位の精霊ジンニーの力が借りられないと出来ない為、転移陣無しで転移が出来る者は他の魔法使いと区別され〈大魔法使い(マイスター)〉と呼ばれる。

 フィリーネも杖無しでは〈転移〉は行えない。杖無しで〈転移〉が出来たのは、大魔法使いエンデュミオンのみだ。

 ちなみにケットシーは、普通に〈転移〉を使える能力がある。

(領主館か?)

 通常ならばフィリーネも、魔法使いギルドの転移陣を使用している。それがわざわざ〈転移〉したのは、既に閉門を過ぎているからか、リグハーヴスの街を通りたくなかったからかのどちらかだ。

「ふうん?」

 エンデュミオンは暗闇の中で、黄緑色の瞳をキラリと光らせる。

(まあ、良いか)

 寝息を立てる孝宏の隣に潜り直し、エンデュミオンは目を閉じた。


 ようの日は安息日で、リグハーヴスの街の店は軒並み休みになる。

 午前中には教会に行ったりする者も多いが、午後からは家族でゆっくりと過ごすのが普通だ。

Langueラング de chatシャ>の場合も、皆で居間でのんびりしていた。

 ケットシー達とカチヤがブルーベリーの編みぐるみを投げ合って遊んでいるのを見ていた孝宏たかひろは、店のドアベルが微かに鳴っているのに気が付いた。誰かがドアを叩いている様だ。

「誰か来ているみたい」

「誰だろうな」

 休日には〈準備中〉の札がドアに下げてある。となると、店舗と住居が一緒だと知っている者だろう。

 イシュカが階段を下りて店に下りる。

「どちら様ですか?」

「フィリーネですわ」

「マイスター・フィリーネ?」

 取りあえず、イシュカはドアの掛け金を上げてフィリーネを店に入れた。

師匠せんせい……エンデュミオンはご在宅かしら」

「ええ、居りますけど。エンディ!」

 イシュカは階段の上に呼び掛け、エンデュミオンを呼んだ。

「何だ?」

 とたっとたっと足音を立てて、エンデュミオンが階段を下りて来たが、フィリーネを見るなり鼻の頭に皺を寄せた。

「何の用だ?」

 黒森之國くろもりのくに中を探しても、マイスター・フィリーネにこんな口の聞き方が出来るのは、王家と公爵家の人間と、エンデュミオンだけだろう。

「ヘア・ヒロと一緒に来て欲しいのです」

「断る」

「だって師匠一人で来て下さいって行っても来ないでしょう?」

「当たり前だ」

 主持ちのケットシーは、主の傍に憑いているものだ。

「もう一度聞くが、何の用だ?」

「赤ん坊への祝福を頼みたいのです」

「そんなのは司祭の仕事だろう」

「師匠に頼みたいのは、名着けの祝福です」

「そんなのは父親か母親の仕事だろう」

「事情がありまして……、下手な名前を着けられないのです」

「エンデュミオンが知るか」

 くるりと背を向けたエンデュミオンに、フィリーネが食い下がる。

「場合によってはリグハーヴスや黒森之國の平穏が脅かされます」

「……」

 ぐるり、と鯖虎柄さばとらがらのケットシーが振り返る。物凄く嫌そうな顔をして。

「もし、エンデュミオンや孝宏を取り込もうとしたら、呪ってやるからな」

「承知しています。お願いします、師匠」

 フィリーネが深々と頭を下げた。


 結局、孝宏の保護主であるイシュカとヴァルブルガも付いてくる事になり、留守番をテオとルッツ、カチヤに頼んだ。

 フィリーネが乗って来ていた、領主館の馬車で丘を上る。

「安息日だと言うのに、何故領主の顔を見なければならん」

 孝宏の膝に座ったエンデュミオンは、隣に座るフィリーネの膝を尻尾でばしばし叩く。ヴァルブルガに至っては、イシュカにしがみつきっぱなしだ。

 四人とも盛装など持っていないので、<Langue de chat>のお仕着せを着て来ている。

「エンディ、落ち着いて」

「むう」

 エンデュミオンはどうにも〈偉い人〉が好きではないのだ。〈偉い人〉がそれなりの態度を取ると余計に気を悪くする。エンデュミオンに威厳を見せようとした時点で、失敗なのだ。

 領主館に着き、応接室らしき部屋に通された。

 リグハーヴス公爵家は武を担う家なので、きらびやかと言うしつらえではないが、それでも平民よりはかなり豪華な調度品だ。

 深い赤の織り模様のある布張りのソファーを執事らしき男性に薦められ、孝宏達は腰を下ろす。フィリーネは一人掛けのソファーに座った。

 間もなく紺色のワンピースに白いエプロンのメイドが、ワゴンでお茶(シュヴァルツテー)とお菓子を運んで来た。ソファーの前のテーブルに並べてから、一礼して去って行く。

「何故呼びつけておいて直ぐ来ないのか……」

『〈偉い人〉が呼びつけておいて待たせるのは、威厳を現す手段の一つじゃなかったかな?』

「チッ」

 舌打ちするエンデュミオンの頭を、孝宏達はなだめるように撫でる。

 エンデュミオンは並んだ菓子の匂いを、すんすんと嗅いだ。

「食べても大丈夫だ」

 手近にあったクッキー(プレッツヒェン)らしき物を掴んで齧ったエンデュミオンは、「むー」と声を上げた。

「孝宏のと違う」

「充分美味しいと思いますけれど」

 フィリーネが首を傾げる。

「これ、混ぜる時に失敗しているんだよ」

 バターと卵が分離したのだろう。かなりいい線まで再現しているが惜しい。

 バターと卵を使うクッキーは、卵を少量ずつ入れて混ぜないと分離するのだ。

「こちらは思ったより甘さが控え目だ」

 イシュカはチョコレートを使った黒森之國風のチェリータルトを食べていた。タルトに飾られた飴細工の花を、ヴァルブルガがパリパリと食べている。

 皆で少しずつ一通り食べてみて、伝統的な菓子は美味しいが、孝宏の作った菓子を模倣したとおぼしき菓子は、少し残念だった。

 紅茶を飲んで口中の甘さを流していると、ドアがノックされメイドがドアを開けた。

 ヴァルブルガがビクッとして、イシュカにくっついた。

「待たせて済まない。赤ん坊が泣き止まなくてな。こちらに」

 部屋に顔を出したアルフォンス・リグハーヴス公爵は、孝宏達を別の部屋へと案内した。

 淡い色の壁紙が貼られた部屋は子供部屋の様だった。続き部屋のドアが見えるが、乳母の部屋なのだろう。

 部屋の中にある青い天蓋付のベッドの横に、子供用の小さな柵付きのベッドがあった。

 孝宏とイシュカがそれぞれケットシーを抱いて覗き込むと、白い産着を着たタンポポの綿毛の様なぽやぽやとした銀髪の赤ん坊が眠っていた。水色の掛布団の下から、握られた小さな手が出ている。

『うわあ、小さい』

『産まれて数日経っているな』

 アルフォンスは人払いをしていたのか、部屋には彼と孝宏達しか居なかった。

「それで、誰の子だ?」

 エンデュミオンはアルフォンスとフィリーネに、キロリと黄緑色の瞳の焦点を当てる。

 アルフォンスは大きな身振りで肩を竦めた。

「おや、私とロジーナの子だと思わないのかね?」

「ケットシーを騙せると思って居るのなら、これでエンデュミオン達は帰るぞ。この赤ん坊からはアルフォンスとロジーナの匂いがしない。どちらかと言えば、レオンハルトと近い匂いがするが?」

「な……」

 アルフォンスが目をみはる。孝宏がその名に反応する。

「あれ?レオンハルトって、王太子だよね?」

「そうだ。この赤ん坊は王の庶子(フィッツロイ)だろう。違うか?」

「……ご名答だよ、エンデュミオン」

 アルフォンスは降参の印に両手を上げた。隣のフィリーネに視線を走らせる。

「君の言ったとおりだね、マイスター・フィリーネ」

「師匠には正直に話した方が宜しいですわ。リグハーヴス公爵」

 エンデュミオンに見せるのとは別の、大人びた風の表情で、少女の外見の大魔法使いは重々しく忠告する。

「この子の父親はマクシミリアン王だ。行幸ぎょうこうに行った先で<接待>を受ける事があるんだが、通常はその地域の高級公娼が<接待>する。勿論、公娼は避妊薬を飲むのが義務付けられている」

「ふうん?」

 エンデュミオンの視線が冷気を孕む。嫌な汗を背中に滲ませながら、果敢にアルフォンスは続けた。

「だがその時のおんなは公娼と偽った、その地域の豪商の娘でね。避妊薬を飲んでいなかった。王の相手をした者は、一年間密かに監視されるのだが、間もなくこの娘が公娼では無い事も、子を孕んだ事も解ったのだ」

「それで?」

「娘は離宮に隔離され、この子を産んだ。娘には死産だったと伝えてある。継承権は無いとはいえ、欲のある豪商に王の庶子(フィッツロイ)の祖父になられる訳にはいかないからな。王をたばかった罪で、娘は体調が整い次第、聖都の修道院に送られる。父親の方は財産の一部を没収だ」

 銀髪に紫色の瞳だった以上、間違いなく王家の血を引く子供なのだ。市井に里子に出す訳にはいかない。

「だからと言って正妃が産んだ事にするのは不自然だし、側妃や王弟に渡すには性別に問題がある。男だから、彼らの子にすると継承権が発生する。それ故いまだ子が居ない、私の所ならばとなったのだ」

 正妃の兄で王太子の叔父でもある、アルフォンスならば信用もある。公爵の長男になれば、王位継承権の心配もない。公爵領を将来継ぐからだ。

「ロジーナはそれで良いと言ったのか?」

「ああ。私かロジーナかどちらの問題にせよ、子が出来難いのは確かだからな。子供を引き取るのには賛成したよ。昨夜は一晩中世話をしていたから、今は休んでいるんだ」

 ロジーナは赤ん坊を可愛がっているらしい。

「それでエンデュミオンに名着けの祝福をしろと言うのは?」

「王家に関わりのある名前を着ける訳にはいかなくてね。王太子の叔父である上、王の庶子(フィッツロイ)まで与えられたとなると、やっかみがね」

 いくら箝口令を敷こうとも、どこからかは疑惑の噂は出る筈だ。決して公には誰も口にはせずとも、社交界でアルフォンスは他の公爵や高位の準貴族達から厭味の一つも言われるだろう。同じ銀髪と紫色の目を持つ者が多い平原族の<公爵>の中で、王に庶子(フィッツロイ)の預け先に選ばれたリグハーヴスに。

「彼らに赤ん坊の出自を匂わされるのは、鬱陶しいからね」

 王に反旗を翻さないと解る名前にしなければならない。リグハーヴス公爵は王のしんなのだと。各公爵家は元々王族と同じ古王國家の血を引く。赤ん坊を革命の旗印にされては堪らない。

「そうしたら、ロジーナがエンデュミオンなら、良い名前を着けてくれるのじゃないかと言ってね」

 最後は惚気のろけだった。

「……」

 孝宏の腕の中で、エンデュミオンはぽしぽしと頭を掻く。そのせいで跳ねた毛のまま孝宏を見上げた。

「孝宏が名前を考えろ。あの子を見て最初に思いついた名前を言え」

「俺が?」

 アルフォンスの説明には知らない単語が多く、半分位意味が解らなかった。だが<フィッツロイ>が<王の庶子>であるのは、孝宏は日本に居た時読んだ本で知っていた。

 つまり、王の庶子(フィッツロイ)の扱いに困って、子供のいないアルフォンスが引き受ける事になったのだろう。

「あうー」

 赤ん坊が目を覚まし、声を上げる。

「よいしょっと」

 孝宏はエンデュミオンのモカシンブーツを脱がせ、赤ん坊が居るベッドの柵の中に入れた。にゅっと覗き込んで来たエンデュミオンを、赤ん坊は目を真ん丸にして見詰めた。

『赤ちゃんって、あんまり見えていないんじゃないの?』

『赤ん坊は精霊ジンニー妖精フェアリーははっきり見えるんだ。周りに人が居ない時、彼らが赤ん坊をあやしている時だってある』

『へえー』

『ほら、名前を考えろ』

『うーん』

 エンデュミオンが赤ん坊をあやしている姿を見ながら、孝宏は腕組みをした。

(この子の名前)

 目を閉じ意識を集中すると、暗闇の中にふわりと光が灯り、一つの名前が降りて来た。

『ヴォルフラム』

 孝宏は目を開けた、束の間閉じていただけなのに、室内がやけに明るく感じた。じっとこちらを見ているエンデュミオンが照れくさく、孝宏は子供用ベッドの柵にもたれた。

『どうかな』

ヴォルフラム(重き石)、か。良い名前だな』

 ニヤリとエンデュミオンが笑う。エンデュミオンはヴァルブルガを手招いた。

「ヴァルブルガも手伝え」

「うん」

 ヴァルブルガもイシュカにベッドの中に降ろして貰う。エンデュミオンとヴァルブルガは赤ん坊の左右に座った。

 静かにエンデュミオンの祝福が始まる。

なんじ、月の女神シルヴァーナのもとに産まれし子よ。<黒き森>のケットシー、エンデュミオンと」

「ヴァルブルガが」

「誕生を祝う。汝の名は<ヴォルフラム>。<重き石>の名のままに、リグハーヴスに足を落ち着け、汝が護るべき民を導け」

「汝、誠実であれ」

「汝、弱きものを護れ」

「汝、生きとし生ける物を愛せ」

「汝、強き者に囚われるな」

「我らこの祝福を以って、月の女神シルヴァーナに<ヴォルフラム>の名を知らせるものなり」 

 ぽん、とエンデュミオンとヴァルブルガが前肢を打ち合わせるなり、子供用ベッドの周囲に銀色の光が降り注いだ。女神シルヴァーナからの祝福が届いたのだ。

 儀式の間、ヴォルフラムは泣きもせずに、エンデュミオンとヴァルブルガを見ていた。

「良い子にしていたな」

 エンデュミオンは肉球でヴォルフラムの額を撫でてやった。

「孝宏、出してくれ。……にゃっ」

 子供用ベッドから出して貰おうと、孝宏に前肢を伸ばしたエンデュミオンが変な声を上げる。

「ん?」

 孝宏がエンデュミオンの背後を覗き込むと、ヴォルフラムに尻尾を握られていた。わたわたと慌てて、エンデュミオンが孝宏にすがる。赤ん坊に爪を立てる訳に行かず、どうしたら良いのか解らないらしい。

「孝宏、孝宏」

「はいはい。ヴォルフラム、エンディの尻尾は駄目だよ。厭なんだって」

 声を掛けながら小さな手から、エンデュミオンの尻尾を回収する。エンデュミオンは素早く孝宏の肩によじ登った。ヴァルブルガは掴まれる前にイシュカの元へ戻った様だ。

「せ、師匠せんせい……」

「ふっ……」

 笑いを堪えているアルフォンスとフィリーネを、エンデュミオンはギラリと睨んだ。慌てて二人が笑いを引っ込める。

「これで用事は済んだだろう?帰るぞ。安息日なんだ、エンデュミオンはゆっくりしたい」

 孝宏にモカシンブーツを履かせて貰い、不機嫌なままエンデュミオンが床をたしたしと蹴る。

「今日は本当に有難う。送って行かせるよ」

 アルフォンスはドアの外に声を掛け、馬車の準備を頼む。メイドがドアを開け、孝宏達は玄関まで案内された。

「待っている間に菓子を食べて貰ったが、どうだったろう」

「黒森之國の菓子は美味かったな。だが孝宏の菓子を真似た物は、もう一つだった」

「でもレシピが無くて作ったんだもの。再現するだけでも凄いんだよ、エンディ」

 率直な意見を言うエンデュミオンに、孝宏はたしなめる。

「公爵、あのお菓子を作った菓子職人に、卵は何度かに分けて混ぜると良いって、教えてあげて下さい」

「ああ、解った」

 孝宏達が載った馬車のドアを執事が閉め、御者の鞭がくうを鳴らす。カラカラと車輪の音が遠ざかり、門から馬車の姿が消えたのを見計らい、アルフォンスは執事のクラウスの取り澄ました横顔を見た。

「聞いたか?」

「聞きました。御前ごぜん

 二人は揃って踵を返し、走り出す寸前の速足で台所まですっ飛んで行った。

「イェレミアス!」

「はいぃ!?」

 公爵と執事の急襲を受けて、菓子職人イェレミアスが思い切り飛び退すさるのは、数十秒後の事である。 




実は魔力はあっても権力は持っていないエンデュミオン。<偉い人>とお近づきになりたいとは思っていません。

今回も「あんの野郎手間かけさせやがって」と思いつつ、赤ん坊に罪は無いので、祝福しています。


各領の公爵は、全て古王国の血を引いていますが、現在リグハーヴス・フィッツェンドルフは平原族、ヴァイツェアは森林族・ハイエルンは採掘族が領主です。

母方の種族で子は生まれるので、時代によって領主の種族は変化します。王都は基本平原族が王になります。


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