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二人の父とローデリヒ(上)

ルリユール<Langue de chat>は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。

エンデュミオンとラルスのパパたちが登場。


327二人の父とローデリヒ(上)


 エンデュミオンと孝宏たかひろは〈Langueラング de() chat(シャ)〉の仕事もしているが、時々一緒にケットシーの里近くの森に遊びに行っている。

 今日はラルスと一緒に森に薬草採取に行って来た。ラルスが欲しい素材の一つに、木に生えている茸があって、ケットシーでは手が届き難いからとお誘いを受けたのだ。

「大抵の薬草はリュディガーとギルベルトが持って来てくれるんだけどな。この茸は必ずある物じゃないから」

 オレンジ色や青紫色の茸は中々に毒々しいが、干すと薬効があるらしい。まあ青紫色の茸は食用でもあるので、孝宏も恐れはしないのだが。

 戻って来た温室で芝生の上に毛布を広げ、エンデュミオンとラルスが薬草を仕分け、乾燥させる物は乾燥させて、状態保存の魔法陣マギラッドが刺繍されている布袋に入れていく。

 薬草の処理に関しては孝宏は手出し出来ないので、一度母屋に戻って水出ししておいた赤い花茶の入ったピッチャーとコップを持ち手の付いた籠に入れて、洗って実を房から外して器に入れておいた、種なしの緑色の葡萄も保冷庫から取る。少し細長い実を持つこの葡萄は、隠者の庵の畑に入り浸っているケットシーが改良したもので、甘く皮がぱりぱりして美味しい。紫色の葡萄はもう少し掛かると言っていたので、その内分けてくれるだろう。

 ケットシーの里のケットシーはやりたい放題しているが、里から出ないので森にある動植物は結構知られていない。蹄が緑のリグハーブス種のバロメッツのように。

「きゅっきゅー」

「グリューネヴァルトも一緒に行く?」

「きゅ」

 ぱたぱたと羽を羽ばたかせた木竜のグリューネヴァルトが、孝宏の肩にとまる。

 孝宏が母屋の裏口から出ると、丁度ギルベルトが錬鉄のドアを開けて、裏庭に入って来るところだった。

 ギルベルトは目的の相手が温室に居る時は、結構裏から入って来る。身体が大きいので、一人でほいほいと〈ナーデル紡糸(スピン)〉から出てくるのだ。

「ギル、エンディかラルスに用事?」

「うん、二人共。どうぞ」

 両方に用事があると言って、ギルベルトは温室のドアを開けてくれた。

有難う(ダンケ)。今日は森に薬草採取に行ってたんだ。もう片付け終わってると思うよ」

 手前にあるハーブガーデンを抜けて、広場に入る。エンデュミオンとラルスは薬草を片付けた毛布の上で転がっていたが、孝宏とギルベルトを見て起き上がる。

「きゅー」

 グリューネヴァルトは孝宏の肩からエンデュミオンの頭に飛んで行った。

「にゃうっ」

 飛びつかれた勢いでエンデュミオンが毛布の上に引っ繰り返る。妖精フェアリーは身体が軽いので、よく見る光景である。

「ギルベルト、遊びに来たのか?」

「いや、手紙が来ていたから届けに来た」

 ラルスに首を振り、ギルベルトは〈ギルベルト〉という名前の付いたコボルト織の布地で作られた肩掛け鞄から、折り畳まれた手紙を取り出した。

「ええと、こっちがラルスでこっちがエンデュミオンだな」

 外側に書かれた宛名を見て、ギルベルトが二人に手紙を渡す。そしてそのまま毛布の上に腰を下ろした。

「ギルもお茶飲んで行く? 赤い花茶だけど」

「うん」

 こっくり頷いて、ギルベルトは靴を脱ぐ。

 孝宏がお茶を人数分のコップに注ぎ、葡萄の器を用意する間に、ラルスとエンデュミオンが手紙を開いていた。鼻の頭に皺を寄せながら、ラルスが音読する。

「『我が愛しき息子へ。バロメッツにお茶用の香草を食べられたので送ってほしい。出来れば鰹節も。父より』……何度目だよ!? バロメッツの前に香草置いておくなって言ってるじゃねえか!」

 べしーっとラルスが手紙を毛布に叩き付けた。エンデュミオンが苦笑いをする。

「モーリッツは相変わらずだな。こっちはどうかな。『可愛い坊やへ。王領の森に着いた。バロメッツに薬草と香草と乾燥野菜を食べられたので、追加を送ってほしい。王都だとケットシー単独では買い物が難しいから、香草と薬草の他、スープの素と乾燥野菜、干し肉や鰹節もあると嬉しい。王領の森の木竜に会ってから帰る予定。父』そっちの内容より被害が増えてるじゃないか。どこに行ったと思えば、王都に行ったのか。紹介状くらい書くのに」

「フィリップの方がまだ内容があるな。こっちはどこにいるのかさえ書いてないぞ」

「はい、お茶どうぞ。手紙って、ラルスとエンデュミオンのお父さん?」

「有難う」

 ラルスは礼を言って孝宏からストローを挿したコップを受け取り、花茶を飲んで喉を潤してから溜め息混じりにぼやいた。

「モーリッツがラルスの父親で、フィリップがエンデュミオンの父親だ。二人共一度(あるじ)に憑いて、主が寿命で亡くなった後森に帰って来たんだ。子育ての間は里にいたけど、二人で旅に出ている時が多い。馬代わりにバロメッツを使うのは良いが、しょっちゅう薬草を食われている」

「モーリッツが魔道具師で、フィリップが魔法使い(ウィザード)だな。孝宏は会っていないかもしれん」

「どんな柄なの?」

 孝宏の質問に、ふふっと笑ってギルベルトが答えた。

「エンデュミオンとラルスと良く似ているぞ。物凄く子煩悩で、離乳が済むまで手放さなかったし、ギルベルトの所に預けた後も一日一回は抱っこしに来ていたからな」

 淡泊と言えば淡泊な関係が多いケットシーの親にしてみれば、珍しい溺愛ぶりだったらしい。

「ギルベルトへの生存確認の定期便に、時々ラルスとエンデュミオンへの手紙を混ぜて来るのだから、可愛いではないか」

「大概足りないものを送ってくれっていう内容だがな」

 葡萄を口に放り込み、ラルスが毛布の上から手紙を拾って〈時空鞄〉にしまう。

「気味悪がらずに名持ちのエンデュミオンを育ててくれたからなあ」

 名持ちの子供は容姿は親に似ていても、能力や性格はかけ離れた物になる事が多い。フィリップは高位の魔法使いだったので、大魔法使いのエンデュミオンにも「うちの子は天才だー!」と大喜びしていたが。

 母親の方はおっとしりたケットシーで、エンデュミオンが動かないなりに、きちんとミルクを飲んで良く寝ていたので、何故お風呂に入れると涙ぐむのかだけ疑問に思っていたフシがある。動くようになってから「お風呂嫌い」と言って漸く納得していたが、容赦なくギルベルトとフィリップに温泉に連れて行かれたエンデュミオンである。

「よいしょ」

 エンデュミオンは〈時空鞄〉から、荷運び用にしている赤い肩掛け鞄を取り出した。その中に〈時空鞄〉の中に保存してあった香草や薬草、乾燥野菜に干し肉やチーズ、黒パンと白パン、孝宏の作った菓子パン、鰹節を詰めていく。スープの素と回復薬のセットやクッキーの大袋も入れる。

「新しい着替えも入れておくか。大きさはエンデュミオン達と変わらないし」

「これも入れろ」

 ラルスも飴の瓶と調合済みの香草茶の袋を幾つも出してエンデュミオンに渡す。

 二人共何やかんや言いつつ、父親に甘い。

「紹介状も書いておくか」

 エンデュミオンは画板と紙と封筒を取り出し、翡翠色の万年筆で手紙数通書いて鞄の中に入れた。〈魔法鞄〉らしく、結構な量の物を入れても形が崩れない。

「それ、どうやって送るの?」

「向こうに布に転移陣を刺繍した簡易転移陣があるんだ。それを広げて待っている筈だから、そこ宛に送る。グリューネヴァルトも行って、父さんたちに森を案内してやってくれるか? まあ迷子になってもあの二人なら、笑いながらそのうち目的地に辿り着くだろうけど」

「きゅっきゅー」

 グリューネヴァルトが横に倒した肩掛け鞄の上に座った。お使いに行ってくれるらしい。

「面倒を掛けるな、グリューネヴァルト」

「きゅーう」

 気にするな、と言うようにグリューネヴァルトが首を横に振る。

「ラルス、追伸で翡翠草を採取していくと書いてあったから、モーリッツをそんなに怒るなよ」

「翡翠草採取するの、フィリップだと思うぞ」

「まあまあ」

 エンデュミオンは肩掛け鞄を持ち、グリューネヴァルトを頭に乗せて、温室を出た。紅い煉瓦道の上に肩掛け鞄を置き、上にグリューネヴァルトを座らせる。

「ではグリューネヴァルト、宜しく頼む」

「きゅっ」

 肩掛け鞄に乗ったグリューネヴァルトの周りに銀色の転移陣が輝き、次の瞬間その姿が消え失せる。

「やれやれ」

 翡翠草は王領の森にしか生えていない薬草だ。木竜が棲み処にしているので、採取する者は限定されていて、とても高価で稀少だ。エンデュミオンは時々グリューネヴァルトに採取して来て貰っていたのだが、モーリッツとフィリップも旅のついでに採取して来るつもりだったのだろう。

 モーリッツは腕のいい魔道具師だが、素材採取は植物よりも鉱物や天然魔石の方が得意なのだ。趣味が馬代わりにしているバロメッツの飼育である。

 フィリップは上級魔法使いだが、錬金術師アルケミストや薬草師としての顔もある。旅の間料理や洗濯をしているのはフィリップである。モーリッツが料理をすると、味の実験をしようとするので危険だと以前言っていた。フィリップは美味しいものが好きなのだ。

 父の器用さはエンデュミオンには受け継がれず、グラッフェンの方へ行った模様である。

 数百年ぶりに親に可愛がられるという慣れない環境に、エンデュミオンは上手く甘えられないでいる。それでも会う度に抱き締めてくるフィリップには感謝しているのだ。


 さわさわと葉擦れの音の下、フィリップは熱の魔法陣が刺繍された布を切り株に広げ、テントの前で小鍋でお湯を沸かしていた。

「帰ったらラルスに怒られる……」

 モーリッツは、ブラッシングし終えたばかりのバロメッツに抱き着いていじけていた。

 フィリップは中心が黄緑色をした金色の瞳を、じろりとモーリッツに向けた。

「バロメッツの前に食料が入った袋を出しっぱなしにするからだろう。何度目だ。フィリップが翡翠草を採取に行っている間に」

「だって、泉の縁に天然魔石がいっぱい転がってたんだもん」

「袋をしまってから行けよ。乾燥野菜まで食われたんだぞ」

 フィリップはバロメッツが食べなかった残り少ない干し肉を取り出し、湯の中にナイフで削り入れる。泉の縁に生えていたクレソンとコンソメキューブも放り込めば、スープになるだろう。パンの袋は別にしていたので、荒らされる事もなく無事だったが、こちらも残り少ない。手紙には最低限必要な物を書いたが、心配性なエンデュミオンは色々と送って来そうな気がする。

 お茶用の鍋も熱の魔法陣の端に置く。

「茶葉と……干した林檎アプフェルの皮がまだあるな」

「メエー」

「食べ忘れた! みたいな声出すんじゃすんじゃねえ、たらふく食ったろ!」

 このバロメッツは鞄の中の植物系のものを、ほぼ総ざらいで食べたのだ。バロメッツの夕飯は抜きだ。

「フィル、ジルヴィア食わないで!」

「食うか! 大体食うところないだろ、毛玉なんだから!」

「ンメエー!」

 心外! という鳴き声を、ジルヴィアと名付けられたバロメッツが上げる。國によっては食肉用バロメッツもいるらしいが、黒森之國くろもりのくにのバロメッツは服飾用である。

 モーリッツが旅にジルヴィアを連れて来るのは、馬代わりと防寒用だ。冬でもバロメッツにくっついて寝ると凍えない。ただし、目を離すと植物系の食料を狙われる。

「そろそろ荷物が来そうなんだけどな」

 ちらりとフィリップは広げたままの簡易転移陣に視線を走らせる。残っていた砂糖菓子を風の精霊(ウィンディ)に渡して「出来るだけ急いで届けてくれ」と手紙の配達を頼んだのだ。ギルベルトならすぐにエンデュミオンに手紙を持って行ってくれるだろう。近所に住んでいると言っていたから。

「お」

 ぽわっと簡易転移陣が輝く。

「きゅっきゅー!」

 見慣れた赤い鞄と一緒に、翡翠色の木竜が現れた。

「グリューネヴァルト!?」

「きゅー」

 グリューネヴァルトは鼻先で肩掛け鞄を開け、中から緑色のリボンでくくられた手紙の束を取り出した。一番上に紙を折り畳んだだけのフィリップ宛の手紙がある。すぐ読めるようにだろう。引き抜いて手紙を開く。

 『父さんへ』という書き出しだけで、愛しさのあまりフィリップはその場でごろごろ転がりたくなったが、ぐっと我慢する。

 エンデュミオンの手紙には、肩掛け鞄に入っている物の一覧と、王領の森に居るなら王宮の人間と関わり合いになるかもしれないので、知り合いへの紹介状を同封しておく。グリューネヴァルトに森の案内を頼んだので一緒に行動するように、と書いてあった。

 リボンを解き、封筒に書かれた宛名を確認する。

ケーニヒ()・マクシミリアン・シュヴァルツヴァルト? ツヴァイク? それ以外の王宮関係者あて?」

 うちの子は何をしているのだろうかと、フィリップは肉球でこめかみを揉んでしまった。

 王宮関係者と言うより、王とその側近ではないか。

「……使う時が来たら出そう」

 封筒をリボンで結び直し、乾燥野菜を取り出してスープの鍋にむにっと一掴み入れる。

「ラルスからの手紙ない?」

「ないが、ちゃんと香草茶や薬草が入っているから。鰹節と着替えもある。帰ったら謝れよ」

「うん。謝るまで口きいてもらえないし……」

 息子とそっくりな左右色違いの瞳のモーリッツが、黒い耳をへたらせる。魔道具以外ポンコツなモーリッツから、しっかり者の息子が出来たのは謎である。いや、ラルスも幼少期はなんでも草を口に入れようとして、エンデュミオンに追いかけ回されていたなと、フィリップは遠い目になった。

「ほらモー、スープ出来たぞ」

「うん」

 割れにくい木の椀にスープを注ぐ。ケットシーは大抵離乳が済んだら親が子供に木の椀と木匙を与える。それを壊れるまで手入れしながら使うのだ。

 旅用には栄養価の高い黒パンや乾パンが主流だが、エンデュミオンの送ってくれた荷物の中に甘いパンも入っていた。シナモンと干し葡萄を生地でぐるぐる巻いて、上に白い糖衣を掛けてある。木皿に一つずつ乗せて、片方をモーリッツに渡す。

「今日の恵みに」

「今日の恵みに」

 食前の祈りを唱え、甘いパンを糖衣の掛かっている場所を選んで少しむしり、グリューネヴァルトに与える。

「きゅっきゅー!」

 グリューネヴァルトは干し果物や胡桃なども好きだが、他の物も食べられる。干した林檎の皮で風味を付けたお茶も、少し冷まして与えれば喜んで飲んだ。

「スープ美味しい。このパンも美味しい」

 先の折れた鍵尻尾をぴんと立て、モーリッツが菓子パンに齧り付いている。

「そうだな」

 干し葡萄が甘くて、シナモンがぴりっとしていて美味しい。エンデュミオンの主は料理が上手だ。名持ちの妖精が主を見付けだすのはとても大変だ。特に素晴らしい主になると、更に。

 孝宏はエンデュミオンをとても可愛がってくれている。その有難さに、フィリップは毎晩月の女神シルヴァーナに祈りを捧げている位である。フィリップのつがいが木工細工が得意なので、小さな木彫りのシルヴァーナ像を彫って貰い、旅には持ち歩いている。

「モー、森の奥に行くのは明日にするか。水場のある所で野営した方がいいし」

「うん」

 森の國である黒森之國では森伝いにある程度は移動出来る。フィリップ達は毎回そうしてのんびり旅をしているが、安全面には気を使っている。上級魔法使いであっても小さなケットシーなのだ。

 食後のお茶をのんびり飲んで、クッキーを齧っていると、だんだんこちらに近付いて来る気配があった。

「人族?」

「それほど大きくない人族だな。子供かな」

 いつでも防御結界を張れる準備をしながら、フィリップとモーリッツは前肢に持っていたクッキーの残りを口に押し込んだ。先手を取れれば、圧倒的にケットシーの方が人族より強いのだ。

「りゅっりゅー!」

「にゃう!?」

 突然翡翠色の物が灌木の間から飛び込んで来て、フィリップとモーリッツは跳び上がった。

「木竜!?」

 振り返った先で、グリューネヴァルトに小さな木竜が頭を擦り付けていた。

「ラプンツェル!」

 その木竜を追い掛けて来たらしき人族が灌木の上から顔を覗かせ、フィリップとモーリッツを見て紫色の目をみはる。まだ大人になりきらない少年の髪の色は銀色だった。

「ケットシー!?」

「いかにもケットシーだな」

 フィリップは前肢で鯖虎柄さばとらがらの頭を掻いた。銀髪に紫色の瞳は王家の血筋を現す。

 うちの子は預言者か何かだったろうかと思いつつ、フィリップは挨拶の為に立ち上がった。


エンデュミオンとラルスのパパたち。

モーはモーリッツの愛称。フィルはフィリップの愛称で、憑いていた主に貰った名前を使い続けています。

魔道具師だけど、ケットシーの里だとやる事ないので、モーリッツは幼馴染みのフィリップと長期間旅に出ています。

二人共主の死後、森に戻って来てから子供を作っています。淡泊な親子関係のケットシーには珍しい子煩悩。

離乳後はギルベルトに子供を預けたけれど、森に居る間は毎日会いにいっていたりします。

親の愛情と縁遠かったエンデュミオンの反応が薄く、苔を濡らした夜もあったフィリップですが、最近は照れているだけだと解ったので、安心しています。そんなフィリップを番のケットシーは温かく見守ってくれています。

エンデュミオン、自覚がなかっただけで親には暑苦しい位愛されています。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 壁|w・)ラルスの父親がドジっ子属性でワロスw これ小さいケットシーだから可愛いけど、人間だったら放送事故ものの絵面よねw [一言] モーリッツが薬草採取が下手というより、バロメッツに食わ…
[気になる点] ひょっとしてひょっとして、ローデリヒにエンデュミオンパパかラルスパパが憑いたりしちゃうんでしょうかっ?! あぁ、でもケットシーに憑いて欲しがっていたのはレオンハルトでしたね。でも木竜持…
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