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異世界に行く羽目になった死んだフリの天才  作者: ブルータス
成長編
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西の憑き神 4

長らくお待たせして申し訳ございません。

待ってない?うわぁ、ショックだわ……。


シュゥゥウウウ


「……ッ!

エンジ!そこから離れろッッ!!!」


霧を見たシャーカスがある事に考えつき、エンジに向かって叫ぶが、


「ーーもう遅い」


ジャジャラララララララッッ


突如現れたミストのその言葉と同時に霧から天鎖(アンドロメダ)聖鎖(クレイプニル)の鎖が現れ、エンジに巻きつく。

聖鎖(クレイプニル)の能力でエンジが発動していた【千手観音】が消える。


「!?…西風之(ゼピュロ)ーー」

「面倒くさいから足掻くな」


ザシュッ


エンジは聖鎖にスキルを封じられてる事に気付き、右手に付けていた腕輪の魔導具を使おうとした瞬間、鬱陶しそうな顔のミストによって右腕を斬り飛ばされる。

そして、


ドスッ


ミストの赤黒い雷を纏った左手がエンジの胸を貫く。


《【千手観音】の強奪に成功しました》

《【千手観音】を手に入れました》


(おおっ!成功した!今まで一部ばっかだったのに)


ミストが初めての一部ではない神級スキルの強奪に喜んでいた時、


「おのれぇぇえええッッ!!!

悟之王(ブッダ)、完全顕現!」


仲間の死に怒ったシャーカスが白いオーラを全身から吹き出し、法衣のような物を纏った状態で我を忘れて飛びかかってくる。


(隙だらけだな)


ヒュンッ


ミストはシャーカスの左に転移し、手の上に黒い球体を作り出す。


「渇望牢獄」


ズォォオオオッッ


黒い球体が巨大化し、冷静さを失ったシャーカスは反応できずに飲み込まれ、消えた。



-------------------------



「さっきのは惜しかったぜ。久々に死ぬかと思った」


血の出てるこめかみをトントンと指で叩きながらそう言うエイトゥルー。

目の前には悔しそうにエイトゥルーを睨みつける玄野がいる。


「さて、もう"死に戻り"は使ってるが……まだやるか?」

「当たり前d「ヒュンッ」」


「ーー終わりだよ。三時のおやつの時間だからな」


ミストが玄野の横に転移し、そう言う。

玄野とエイトゥルーの表情が驚愕に染まる。


「バカなッ!?

シャーカスとエンジに勝ったのかッッ!!?」

「想像に任せる。そういう訳だから帰るわ」


淡々と返事し、次元門を開くミスト。

もちろん、そうは問屋が卸さない。

次元門の前に立ちふさがるエイトゥルー。


「逃すと思うか?」

「思うね」


ドゴォオオッ


ミストが即答し、直後、エイトゥルーが横からの衝撃で派手に吹っ飛ぶ。

やったのはミストの亜空間から出てきた、"二重反転"発動状態の全身黒ずくめ(闇ずくめ?)になっている復讐成り上がり主人公こと、竹内真だった。


「んじゃ任せたわ。行くぞ玄野ス」


ミストは状況を飲み込めずに呆然と立っている玄野を連れて次元門をくぐった。



エイトゥルーは別格なので逃げました。

玄野を助けたミスト!一体何が狙いなのかッッ!!!

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