熟練度上げと無詠唱
宇宙の中の地球に近い位置にあるとある惑星
『ドゥーン
ドゥーン』
『ギュン
ギュギュンッ』
『当たらなければ、どうという事は無いッ!』
『ババババババッ』
『ギュンッ』
『そこ!うかつなヤツめ!』
『ギュギュンッ
ヒュッ』
『大佐ッ!!!』
『ギュンッ』
『ジュッ
ズブブッ』
『あ、あぁ』
『パリンッ』
『ピカァァ
ドッゴーーーンッ!!!』
『ラ、ラァ……
ララァァァアアアアッッ!!!』
『ギュンッ
ブゥゥンッ』
『ヒュッ』
『ニューガンダ◯は、伊達じゃないッ!』
『ジュッ
ズパアァンッ』
『ララァ……
私を
導いてくれ……』
『ツゥゥ』
『ああぁ……
ぼくは…………
取り返しのつかないことを
してしまった…………
ぼくは
ララァを
殺してしまった』
『………ニヤァア!』
……………アムロぉぉおおおおッ!
うわぁ、マジか。
思い出してみれば、ララァを殺した後も普通に名ゼリフ吐いてたし………
ここまでアムロを黒いキャラに仕立て上げるとは…
アムロ担当の俺は………天才、かもしれん。
………さてと、熟練度はどのくらい上がったかな?
ステータス!
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*ミストガン・シャテンドゥ*
種族 人間(神魂)
レベル14
魔力 201999941/202000000
スキル
空間魔法(熟練度 1)
【空間収納】
並列思考(熟練度 38)
固有能力
虚飾(熟練度 2062)
【単幻覚】【全幻覚】【虚飾の魔眼】【究極偽装】【降臨】【黒装】【不完全顕現】
帯電(熟練度 1)
隠しスキル
雷神の可能性(熟練度 1/100)
加護
[ヘルメスの加護]
[シヴァの加護]
称号
[旧 大罪][転生者][シャテンドゥ伯爵家 次男]
隠し称号
[神殺し][転生者?]
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レベルが上がったせいか、幻覚を使いまくったせいか魔力が結構増えていた。
にしても【空間魔法】と【帯電】の熟練度が1のままは良くない気がするな。
よし、特訓しよう!
まずは、帯電!
理由は固有能力って書いてあるから!
単純だろう?
右手に帯電、と念じて力を込めてみる。
1分後
何も起こらない。
5分後
…何も起こらない。
10分後
……何も起こらない。
30分後
………何も起こらない。
………なんかいい加減飽きてきたな。
1時間たっても何も起こらなかったら空間魔法に挑戦してみよう。
約50分後
《【無詠唱】を手に入れました》
パリパリッ
右手に電流がまとわりつき出した。
……………。
ハハハハハ、詠唱いるんなら説明しとけよ!
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無詠唱
詠唱をせずに魔法、スキルを発動出来るようになる。
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パリパリッ
現在の帯電の発動に使用した魔力は10。
100に増やしてみる。
ビリビリッ
電圧が上がって、電流が多少手から漏れ出した。
思い切って10000に増やしてみる。
バリバリッ
電圧が上がって、電流が完全に漏れている。
ちょっと肘の辺りに電流が当たって痛い。
雷◯りッ!、とか叫びながら何かにぶつけてみたいな〜。
それではお待ちかね!
100万だ!
バババボッッ!………シュゥゥ
危ねえ!
完全に子供部屋を焼き尽くすレベルだった、あれは!
途中で中断しなかったら間違いなく右手以外消し炭になってた。
………うん、使うなら10000くらいが丁度いいな。
それ以外だと痛そうだし。
お次は空間魔法に行ってみましょう。
空間収納!
暗い闇のようなものが右側に現れる。
…………やべえ。
使ったところで収納するものが無え。
あっ、そうだ!
[シヴァの加護]で[破壊の魔剣 サクリファイス]とやらを召喚して、それを収納しよう。
召喚!破壊の魔剣 サクリファイス!!!
ステータスを見ると、魔力が100減っていた。
意外に少ない。
普通なのか?
ヒュンッ
頭上に漆黒の剣が現れる。
えっ、これ落ちる?
もしかして、当たる?
ズッ
フッ
漆黒の剣が少し重力で落ちるのを確認した俺はすぐに【空間収納】で異空間にそれを収納する。
うん、熟練度上げるためにこれを繰り返していよう。
こうしてミストガン君の割と危険な特訓が始まった。
ちなみに3日ほどで
《【超反射】を手に入れました》
という声が聞こえた。