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異世界に行く羽目になった死んだフリの天才  作者: ブルータス
成長編
49/68

vs復讐成り上がり主人公 5

カッ


魔の森中央部にある黄金龍の寝床。

黄金龍とペルセウスが激しく剣や爪、魔法をぶつけあう中、突如東から黒い、闇としか言いようのない色の柱が天を衝く。

それを見てペルセウスは激しく動揺する。


「……あれは、ニュクス様の!?」



二つ目の世界ができて五百年経った頃、一つ目の世界でとてつもなく強力な【予知】の固有能力(ユニークスキル)を持つ者が現れた。

数々の物事を言い当てていた彼は神たちを震撼させる、ある予言をした。


"1999年 7の月

恐怖の大王がやってくる"


その意味を甘く見ていたある神が彼の夢に出て"恐怖の大王"について聞くと、こう返ってきた。


"世界の力で強化された、神も含めた世界を滅ぼし尽くす神"


精々が世界征服する程度だと思っていた神たちは自分たちにも被害が及ぶと知り、1999年に"恐怖の大王"を全力で潰すことを決めた。


そして1999年7月1日、一つ目の世界のバチカン市国上空に出現した"恐怖の大王"は、そこにやって来たクロノス、ニュクス、ヘルメス、シヴァ、伊邪那岐(イザナギ)天照(アマテラス)の六柱の神と交戦し、クロノス、ニュクス、伊邪那岐が犠牲になり、シヴァによって"恐怖の大王"は完全消滅した。



「ニュクス様は間違いなく死んだ!他の者がこの力を手に入れるにはあまりにも早すぎる!

………まさか、発見した"憑き神(ツキガミ)"が、禁忌を犯したのが、ニュクス様だと言うのか……ッッ!!?」



-------------------------



ビキッ

ビキキッ


(すいません、違います。ドーピングで暴走してる奴がいるだけです!ニュクスさんに冤罪を着せないであげて!)


そう心の中で一人ごちるミストの目の前には、全身に黒を通り越して闇色の"ナニカ"を纏う…と言うよりも呑まれてる真。

その肉体からは常に何かが砕けるような音が出ている。


_______________


原神能力(オリジンスキル)

憂鬱→希望之王→夜之神(ニュクス) ON ON

【完全顕現】


_______________


「おお!二重反転か。

明らかに黄金龍とも転生ゴブリンとも違ってオーラ?が頭も包んでる上に腕に偏ってるな。暴走ってヤツ?そんでもって強力なスキルの所為で肉体というか……魂?が耐えられなくて全身は破壊され続けてるって感じ?

うわっ、俺に寄越せよ、もったいない」


「……ガ…キ………コ……ロスぅゥァァアアアアアッッ!!!」


ボォォオオ


真の全身を包むナニカが大きくなる。


ボッ


真の腕が消える。


バァァン


直後、ミストを貫通して後ろにあった木が爆散する。

いつの間にか横から(・・・)それを見ているミスト。

それに驚き、真はミストに向かって襲いかかる。


「おーおー、幻覚使ってなかったら5歳児のひき肉ができてたぞ。

……幻覚に気づけないなら保険も使えそうだな」


そう言ってミストはニタァと笑い、


『気絶させろ』


そう念話で(・・・)命令した


直後、ドタァッと音を立てて真が倒れる。

いつの間にか真の体から闇色のナニカは消えている。

ミストは真の髪からはみ出ているゼリー状のものに「ご苦労だった」と言って亜空間作成の中に入れた。


「今のうちに【万物流転】と【憂鬱】を…」


シャラララッ


ミストが真からスキルを奪おうとした瞬間、金色の鎖がミストと真の間を通過する。

その鎖の先には青い髪で金色の瞳の美女。


「私はアンドロメダ。

貴方がニュクス様ですか?それともこちらがニュクス様ですか?」


そう言ってミストを指した後に真を指すアンドロメダ。


「そうきたか……」


書きたい事が有ったはずなのに思い出せないジレンマ

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