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異世界に行く羽目になった死んだフリの天才  作者: ブルータス
成長編
21/68

磁魔法で吸血的な現象が!?

短編が思いの外受けがよかった!

「ブヒ、ブヒイィ!」


「「「ブヒッ!」」」


ブウウゥゥン


偶然、数体のオークの群れに出会ったので、出会い頭に思い切って消費魔力1億の磁力球を放とうとした。

しかし、


ブシュ…


全身から何か(おそらく血中の鉄分)が磁力球に引き寄せられ、体を突き破ろうとする。


「!?電動飛翔(ライトニングホープ)ッ!」


咄嗟(とっさ)に(すなわち反射的に)全身を電流で覆うと、若干引き寄せられるものの事無きを得る。


ポッ


とりあえず、オーク達に向けて放ってみる。

すると、


「「「ブヒ…」」」


ブシュゥゥウウウ


何と言えばいいんだろうか。それは映画版「Xーメン」のマグニートーが脱獄する際に、看守みたいな奴にやっていたのに非常に似ている光景だった。

全身から何かが吹き出ていて、それと砂鉄が磁力球に纏わり付いていく。

オーク達は全員ガード出来なかったらしく、全身から黄色い液を垂らしながら出血死してるぽかった。

もはや、グロいと言うよりもキモい。


磁力球の方は………直径5メートル程の鉄塊になっていた。

オークの死体が一体だけ巻き込まれたらしく、鉄塊からは黄色い液が(したた)っていて、鉄塊の真下には潰されたような切断面の足が落ちていた。


………敵が密集している所に不意打ちで打ち込んだらメッチャ強そうだな。

というか10億でやったら一体何十人死ぬのやら。

この技は「吸血領域(バンパイアフィールド)」と名付けよう。

拘束目的の方は………「砂縛(さばく)天星(てんせい)」と名付けよう。ああ、ナル◯を思い出すなー。完結したかなー。


「何かに使えるかもしれないし、この鉄塊はとって……ああ!考えてた土魔法の練習台になるなー」


ピタッ


オークの黄色い液が(したた)る鉄塊に触る。


( ヌメッとしててキモいなー。ああ、アレだな。ナメッ◯星人が再生する時のヤツに似てるな)


雑念タップリな本体?を無視して他の【並列思考】は【土魔法】で鉄塊の中の鉄以外の物を抜き取ることに集中する。


ズズッ


やがて鉄塊から赤褐色の物が出てくる。


「なんか土よりも赤……ああ!オークの死体か!…ってキモッ!触っちまったじゃねえかッッ!!!」


べチャッ


土、オークの死体、その他諸々の塊を投げ捨て、改めて不純物"ほぼ"ゼロの直径4メートル程の鉄塊を【空間収納】で収納する。



-------------------------



「砂縛天星ッ!」


ポッ


ズッ


「ガァァアア!」


グッ


ブチュンッ


消費魔力1000万の磁力球が砂鉄を圧縮し、はぐれオーガを圧殺する。

直径3メートル程の鉄塊が赤い血を滴らせる。


今回は赤いという事は、鉄分が血の赤さの源という事か。

勉強になりますな。

にしても、捕獲目的なのに敵が弱いせいで、経験値用魔物がまだ最初のはぐれゴブリン一匹とは………。


"はぐれ"って何かって?

ほら、ボッチってこう、何というか可哀想な感じがね。

え?俺が何だって?

何でもない?だったらその口切り取っていいよね?


本日何度目かの【並列思考】の愚行に時間を取られてしまった。


そろそろ不純物の除去が完了するかn…


《【錬金術】を手に入れました》


おお!やった!


おお!こっちも終わった!

不純物がさっきより赤いなっ!


設定とかって入れるのは早い方がいいんですかね?

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