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異世界に行く羽目になった死んだフリの天才  作者: ブルータス
プロローグ
2/68

注意)チートスキルの目録を壊してはいけません

目がさめると、目の前には金髪の美形の少年がいた。


『起きたようだな』


少年は何処かで聞いた覚えのある声で話しかけてくる。

俺は少年を警戒しながら一番気になっている事を聞いてみる。


「あなたは、何者なんですか?」


『私は………神だ!そして君の魂を勘違いで刈り取った者だ(ゴニョゴニョ)』


は?こいつ今なんて言った?


「すいません。もう一回言ってください」


神な少年は俺の眼光にビビりながら言葉を口にする。


『私は………神だ!』


「そっちじゃねえよ!マジでぶっ殺すよ?」


『すいませんッ!!!死んでると勘違いして殺してしまいました!!!』


「へぇ、勘違いで人を殺すのは普通なの?」


『め、め、滅相もございません!!!今回たまたま部下が辞職しておりまして、私では判別できず………』


「言い訳してんじゃねえよ!神のくせに部下の代わりも務まんねえのか?ああ!」


『ヒィ、すいません』


その後も姑のごとくガミガミ言っていると、


『すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません、すいません』


神(仮)は壊れてしまったようだ。


「しょうがないな〜。死拳(しけん)ッッ!!!」


説明しよう。

『死拳』とは俺が『永久睡眠(コールドスリープ)』を使えるようになった後に開発した、相手を強制的に『永久睡眠』の状態にするパンチである。

もちろん、蘇生を失敗して死人が出るとヤバイので人型の生物に試すのはこれが初である。

俺はため息を吐きながら神(仮)に殴りかかる。


スカッ


『何だ今の!?死ぬかと思ったッッ!!!』


殴り殺して「神殺し」にでもなろうと思っていたのに躱されてしまった。

残念である。


「いや、喝を入れようと思ってな」


『うわっ、日本人のくせに殺しに躊躇が無え』


「ああ?」


『すいません。謝るので振り上げた手を下ろしてください』


チッ、神のくせにビビってんじゃねーよ。

神(仮)はビクビクしながら懐からタブレットを取り出し、俺に手渡してこう言った。


『えーと、あなたを異世界へ転生させます。そのタブレットから自分のチートを選んでください』


俺は渡されたタブレットを電源を入れずにしばらく眺め、


バキッ


破壊した。

そしてこう言った。


「虚飾で」


『何でタブレット壊したの!?何でわざわざ存在も定かではない「大罪シリーズ」!?しかも隠してあった旧版!?』


「うるさいな。「神」っていうのはツッコミ担当の隠語か何かなのか?」


『ちげえよッッ!!!』



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