表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に行く羽目になった死んだフリの天才  作者: ブルータス
成長編
17/68

裏ワザ3

午後4時ごろ、魔の森東北東部の多少深い場所では金属に金属をぶつけたような音が鳴り響いていた。


音源は金塊のようなものを禍々しい黒い剣で斬りつけていた少年だった。


キィィン


《対象の破壊に失敗しました》


キィィン


《対象の破壊に失敗しました》


キィィン


《対象の破壊に失敗しました》


キィィン


《対象の破壊に失敗しました》


イラッ


キキキキィィン


何かが上手く出来ない少年はイライラしながら金塊を斬りつけるペースを上げる。


《対象の《対象n《対sh《対象の破壊に失敗しました》》》》


ブツッ


キキキキキキキィキキキィィン


とうとうキレてしまった少年は全力で速さのみを追求して一気に金塊を斬りつける。


《対象の《対象n《対sh《対s《対《たi《対象の破壊に失p《対象n《対象の破壊に成功しました。一時的にステータスから「ヴェリュエイシス」が消滅します。《対象は既に破壊されています》》》》》》》》》》


「……………なげぇええんだよぉぉおおぉおおおおお」


ヒュンッ


ゴッ、ズムム


少年は突然叫び出し、先ほどまで振るっていた剣を近くの木に投げつける。

剣は錐揉み状に回転しながら木に激突し、その刃の半分は木にめり込む。


「フゥ、やっと次の工程に進める。…………長かったなぁ、マジで。何回やったっけ?」




-------------------------




__________________________________




種族 オリハルコン・スライム


レベル36


魔力 7632/7632


スキル

再生(熟練度 28)


体術(熟練度 862)

【発勁】


伸縮自在(熟練度 1527)


鞭術(熟練度 1126)


称号

[ミストガンの眷属]


隠し称号

[ の刺客(笑)]



__________________________________




さて、ポルナレフ状態の人もいるだろうから説明しよう。

このステータスは「ヴェリュエイシス」という単語の消滅した、俺との戦闘で高くなったオリハルコン・スライムのステータスに、俺の眷属となるように幻覚をねじ込んだものだ。


こんな何の意味があるのかわからない事をしたのは、家の聖書的な本に「眷属というものは、神が選び、選ばれた者が受け入れると生まれる」と書いてあったからだ。

これを読んで俺は「神じゃなくても出来るのでは?」と思っていた。

………………特に根拠は無いが。


そして現在、目の前に「誰の眷属か」のみが不明になっている個体がいる。

これを見て俺は思った。


「あ!これ、許可させたら出来るな」

と。


なので「幻覚で俺の眷属だと思わせて許可させる計画」を進めるのだ!

普通に無理な気もするが、スライムという生物は核とかあるし単細胞くさいので記憶とか関係ないに違いない!現在の状況とかで判断するに違いない!

まぁ、眷属にならなくても俺"は"損しないし、自分のレベル上げに専念するだけだし………。


頭の中でオリハルコン・スライムを「雷神之腕(ゴットハンド)」で少しずつ削るところを想像していると、


《「オリハルコン・スライム」が眷属になりました》

《神級スキル【眷属化】を手に入れました》


謎の声が、目の前の粘液生物(スライム)の屈服(?)を告げた。


「よーし、お前の名前は織晴(オリハル)だ。文句つけたら幻覚で100回殺すから。シンプル イズ ベストー」


ニタァって感じの笑顔で(脅すのも忘れずに)名前を付けてやりました。



経験値 種類

討伐経験値 戦闘経験値 練習経験値

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ