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異世界に行く羽目になった死んだフリの天才  作者: ブルータス
プロローグ
1/68

神すらも欺く死んだフリの奥義 《完全版永久睡眠》

「おい、お前!何調子に乗ってんだ!」

「別に乗ってませんけど………」


とある高校の高校一年生 神崎(かんざき)(とおる)は、昼放課に屋上でボーっと景色を眺めていたら訳わからん男に絡まれてしまっていた。


「はぁ?じゃあ、その証拠に昼メシおごってくれよ。調子に乗ってないんならいいだろう?」


神崎は相手の言葉にどう対応していいのか分からなかった。

故に、神崎は不良に絡まれた時の対処法で対処することにした。


「……………」

「あ?何黙ってんだ!オラッ」


ガッ


不良(仮)は神崎を思いっきり蹴飛ばす。

神崎は()えてそれを喰らい、後ろに跳ぶ。



ガシャン


蹴飛ばされた神崎は勢い余って屋上のフェンスにぶつかる。


「ガッ!?う、うぅぅ」


神崎はワザと(・・・)苦しそうな声を出し、少しづつ声を小さくしていき、ピクピク震え始めている、フリをする。


「え、オイ!お、俺は悪くないからな!先公にチクったりすんじゃねぇぞ!」


そう言って不良(仮)は脈も確かめずに逃げるように去っていく。


もちろん脈は無い。

現在、神崎の特技「死んだフリ」の奥義 である《完全版永久睡眠(パーフェクト・コールドスリープ)》により心臓は止まっており、体温すらも無い。


この奥義は、クマすらも騙す 秘技《永久睡眠(コールドスリープ)》の進化版であり、精神すらも植物状態にし、ハエが寄ってくる程に死に近い状態になる事が出来る。


これを初めてやった時は鎌を持ったおっさんに会ったな、とか考えながら意識を浮上させようとすると、


『うわっ、こいつ仮死状態失敗して死んだのか?マヌケだな。メンドくせー』


とか言う声が聞こえ、


(待て!俺はまだ生きている)


と言ってみた瞬間、


『え、マジで!?あ、ヤベッ、ミスった!』


会話が出来た!、と驚いた途端に意識が無くなったのを感じた。


死んだ描写があるのに何故か生きているキャラが好きなので書いてみました。

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