設定集 用語説明
地球連邦
超国家組織。戦後、あまりに増加した人口と許容以上に破壊された地球環境問題に対処するために提唱された、『外宇宙進出計画』の代表組織。常任理事国内から首相を選出。4年3期交代。常任理事国が軍を提供することで、武力を背景とした加盟国への内政指導が可能に。のちにどの国家にも属さない独自の軍隊、『地球連邦軍』を創設。加盟国はその影響を受ける代わりに連邦が持つ宇宙進出技術の恩恵を受けることが可能となり、連邦は加盟国すべてが宇宙空間に拠点を作ることを約束した。人口は約1300億人。保有惑星数33。有人の無大気惑星を含むと39。
今現在確認できている勢力の中では最大最強。しかし連邦制の性か、大国と小国間の対立や利害関係の齟齬ゆえの意思決定の遅延といった問題があった。しかし地球連邦政府そのものの力を大幅に強化したため、今現在はうまく機能している。
今はまだ先進国や準先進国しか惑星を持っていないが、あと20年もすればほぼすべての国家が惑星を取得できる見通しとなっている。
セレノア解放同盟
セレノア人を中心とした星間軍事同盟。構成国はセレノア共和国、ロゾス王国、ターラント共和国、シラナナ連邦、ウィルヴァンス教国。高度な科学力と豊富な人的資源、強力な軍事力を持って銀河系に勢力を広げつつある連合国家。科学技術は地球の準先進国とほぼ同じかやや上のレベル。寿命は各人種ともにおよそ120歳前後(地球換算)。シラナナ人のみ約150歳。加盟国が保有する惑星総数は16。総人口600億人。
もともと武力によってロゾス王国、シラナナ連邦を征服してきた歴史があるが、時の流れの中で民主化がなされた。その後両国は主権を回復、ターラント、ウィルヴァンスを新たに加え、入植惑星の開拓並びに勢力拡大を図る。
途中、ファーラン統一帝国との接触を果たすが、交渉が全く成立せずに敵対。それ以降、『帝国や銀河系に属するすべての惑星国家は我々が解放し、導かなければならない』という信念のもと、他国に対し高圧的な姿勢を見せるようになる。
単一惑星国家ガリオス
地球から2万光年ほど離れた星系に母星を持つ単一国家。ガリオス人は総じて耳が長く、地球の伝承にあるエルフを思わせる見た目をしている。他人種に比べ多産。平均寿命は90歳ほど。
地球と公転周期がほとんど同じなため、接触から30年後、宇宙歴261年に宇宙歴を導入した。科学レベルは地球連邦における新興国、台湾やエジプトと同じ水準。総人口は約50億人。
地球やその植民惑星では発見されたことのないエネルギー物質『プラナ・ガルス』の唯一の産出国。主に地球連邦の先進国に向けて輸出している。かつてプラナ・ガルスを巡り中国が軍事侵攻をしてきたことがあり、それ以来唯一中国とだけはいまだに国交がない。
ファーラン統一帝国
『ファーラン大帝の名のもとに銀河を統一する』という信義のもとに急速に銀河系に勢力を広げる帝政国家。これといって何か特別な身体的特徴はない。純粋なファーラン人の寿命は120歳前後。侵略した星の人種の寿命は平均して150歳ほど。保有惑星数30。人口約1100億人。
地球連邦に匹敵するほどの有人惑星を保有している。しかしあまりにも苛烈な植民地支配を行っているため、辺境惑星では反乱が絶えない。割合的には純血ファーラン人4割、他惑星人種6割。
科学レベルはセレノア解放同盟にやや劣る。つまりガリオスや地球連邦の新興国と同じかやや上。それでも圧倒的な物量差で対セレノア戦線は優位に進めている。地球連邦の存在は当然知っているが、少なくともセレノアとの決着がつくまで積極的に接触するつもりはない(ほぼ確実に敵となるため)。
宇宙海賊
宇宙歴200年以降その存在が確認されるようになった、宇宙空間における非合法武装勢力。
当時先進国が製造した宇宙艦船は、ある程度スペックダウンしたモデルを他国へと輸出されていた。しかし一部の政府、軍事関係者は、この艦船を廉価でコピーし簡易武装後反政府主義者へと横流しし、先進各国の交易路を襲わせた。所謂私掠船である。
その後の調査でこれらを行った国家、およびその関係者は厳しく罰せられたが、当初放出された艦船数はあまりに多く、また今現在でもこういった反政府組織を陰から支援する国家は存在するため、今でも途上国領域内ではその被害は一向に減らない。
宇宙生物
それがいつから存在したのか、いつ確認されたのか。その記録は残っていないが、生物が存在しないと考えられてきた宇宙空間で生存できるすべての生物の総称が宇宙生物である。
基本的に無害な宇宙生物が多いが、中には民間船に襲い掛かる危険な種も確認されており、各国の宇宙戦力の主たる作戦任務の一つがこれら危険な宇宙生物の駆除である。
中には災害級と呼ばれる、先進国の主力艦隊が出動しなければ撃退が難しいものも存在し、各国の懸念材料となっている。
プラナ・ガルス
今のところガリオス本星でしかその存在が確認されていない高濃縮エネルギー鉱石。きわめて重要な戦略資源であり、ガリオス人が外宇宙に進出できた要因の一つ。ガリオスの生命線といってもよい。
先進国のように反物質による対消滅エネルギーを収束させ攻撃に転用する技術を持たない新興国以下の国々としては、容易にさまざまな用途に転用できる高エネルギーを生み出すプラナ・ガルスは喉から手が出るほどほしい存在。