貧乳の良さを知りたい!
気になる女子を明かしたら……!?
男子高校生のあなたは休み時間、友人の男子数名と、好きな女子について喋っていた。
あなたが聞かれ、同じクラスの気になる女子のことを言ったら、男子のうちの一人に、えー、お前あんな貧乳のどこがいいんだよと、驚かれた。
「えっ?」
あなたも驚いて、声を出してしまった。
すぐにあなたはこの男子に対し、その女子が好きなのに照れ隠しでそういう非難するのかと聞いた。すると彼は、そんなつもりは一切なく、ただ単に巨乳が好きなだけと正直に認めた。
気になる女子が貧乳だという事実を、あなたはこれまで特に気にしていなかった。それだけに、貧乳のどこがいいのか興味が湧いた。
その日の下校時には、たまたま昇降口を出る時間が彼女と重なる。
あなたは一歩踏み出して、あまり話したことのない彼女に声を掛けた。それから、人のいない校舎横にまで来た。
セミロングヘアの、そこそこかわいい印象の女子。あなたが彼女の姿を見る際、今は胸部の小ささにも目が行ってしまう。
あなたは彼女に対し、友人達と好きな女子を言い合った際、貧乳のどこがいいんだと言われたことを話した。
「え、貧乳? それ……私のこと?」
彼女の反応から、自覚はあるらしいことが分かる。
あなたは本人に答えず、失礼を承知で、貧乳のどこがいいのか教えてほしいと頼んだ。
「どこがいいって……」
貧乳女子は、顔を赤くして困惑する。
あなたは相当に失礼だったはずなのに、彼女があなたを非難することはなかった。
「……ちょっと待っていてね」
そう言って、彼女は背負っていたカバンを舗装された地面に置いた。
それだけではない。彼女はベージュのニットベストを脱いで、赤いリボンを外し、カバンの上に載せた。
もしかして、胸部を見せてもらえるのかと、あなたは内心すごく期待した。
あなたに正面を向ける彼女は、夏服である白い半袖ブラウスのボタンを、上から順に外す。
本当に期待通りでびっくりした。
彼女が自らブラウス正面を開けさせて、控えめな胸部をあなたに晒した。
「……見て」
彼女の着用する白いブラジャーには、薄い青の花柄刺繍や小さい白のリボンがついている。かわいらしくて、繊細な美しさも感じた。
すごく恥ずかしそうな表情のまま、彼女はずっと、静かに、胸部を見せてくれている。
彼女の好ましい大胆さから、あなたは目を逸らせなかった。
「どこがいいのかは、他の人じゃなくて、あなたが決めることじゃない?」
この彼女の言葉に納得した。
だから、彼女がいい。こうもあなたは確信した。
それからは、彼女がブラウスの正面を戻して、ベストやリボンを着直していくのを待った。
「聞き間違えじゃなったよね? 私、あなたが私のことを好きな女子って言ってくれたから、見せたんだけど……」
そう話す彼女に、あなたはありがとうと感謝を伝えた。
「あの……他にも言うことはない?」
ある。
彼女になってほしいと、あなたは告白した。
「……ありがとう。……下着まで見せたんだから、そうじゃないと困るよ……っ」
赤面しながら言う彼女が愛らしい。
貧乳のどこがいいのかは、彼女が教えてくれた。かわいい下着に覆われた貧乳を、自ら見せつけてくれるところだと。
今後もし機会があったら、あの友人に教えてやろうとあなたは思った。
(終わり)
すぐ書き終えるものを……ということで書いていたのですが、思っていたより時間が掛かってしまいました。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。もっと書くのに時間が掛かった別作品『ピンクだらけ!』も、よろしくお願いします。




