二章 子孫たちとの時間
今日は東輝水大都天儀市鈴原町にある家で一日過ごす。
普段は私一人で他は誰もいない家だが、この家には忘れられない思い出が詰まっている。
「はぁ~あ」
キャリッシュはため息をつきながらとても立派な供養台の前に座った。
「毎日毎日掃除が大変だぜ」
キャリッシュはとても立派な供養台を軽く掃除しながら幸せそうに言った。
「今日な、この家に私たちの子孫が来るんだぜ。九世孫だ。すげぇよな」
キャリッシュが五つの遺影を見て笑みながらそう言った。
今日は久々にみんな集まってくれた。
今日は久々に賑やかになりそうだ。
「へぇ~これがご先祖様のイル様?」
九世孫1は遺影を見てそう言った。
「あぁ、そうだぜ」
キャリッシュは九世孫1を見て笑みながらそう言うと缶ビールを開けた。
「なんでこんなに若い頃の写真なんですか?しかも、剣士団の写真じゃないですか?」
九世孫1はキャリッシュを見てそう言った。
「一人で写ってる写真がこのくらいしかなかったんだよ」
缶ビールを持ったキャリッシュは九世孫1を見て笑みながらそう言うとビールを飲んだ。
「仲が良かったんですね」
「あぁ、そりゃもう」
キャリッシュは九世孫1を見て笑みながらそう言った。
「この家、結構広いですよね」
「あぁ」
「一人で住み続けて寂しくないんですか?」
「寂しくない。お前さんたちもたまに来てくれるしな」
キャリッシュは笑みながらそう言うとビールを飲んだ。
イチカ、タキ、キャルニ、イルシュテット・・・こいつらは私たちの可愛い娘だ。
最初に家を出たのは四女のイルシュテットだった。
野球で有名な体育学校に入学して寮生活を始めた。
二番目に家を出たのは三女のキャルニだった。
大学に入ってそのまま一人暮らしを始めた。
三番目に家を出たのは長女のイチカだった。
バイトで知り合った人と結婚して幸せな家庭を築いていった。
次女のタキは死ぬまでずっとこの家に居続けた。
ワガママでどうしようもない甘ったれだったけど、タキのおかげで寂しくなかった。
「キャリッシュ様、イチカ様ってどれですか?」
九世孫2は五つの遺影を見てそう言った。
「右から二番目」
キャリッシュは九世孫2を見て笑みながらそう言った。
「・・・結構美人だ!!」
九世孫2は遺影を見て驚きながらそう言った。
「お母さんも私もこの人の血が入ってるのにどうしてこんな顔なんだろう・・・」
九世孫2は顔を触りながらそう言った。
「嘆くなんて贅沢なやつだな。良い顔してるぞ」
キャリッシュはそう言いながら二本目の缶ビールを開けた。
「可愛いですか?このぷっくりした頬・・・」
九世孫2はキャリッシュを見てそう言った。
「可愛いさ。赤ちゃんみたいで」
缶ビールを持ったキャリッシュはそう言うとビールを飲んだ。
「なんか褒められてる気がしないんですけど・・・」
九世孫2はキャリッシュを見て少し不貞腐れながらそう言った。
「気分を悪くさせちまったか?悪かったな」
キャリッシュは九世孫2を見てそう言った。
「いえ・・・そこまでじゃないです」
九世孫2はキャリッシュを見てそう言った。
「そうか」
キャリッシュは九世孫2を見て笑みながらそう言った。
「おい、これから野球始まるからみんなで見ようぜ」
キャリッシュは親族たちを見て笑みながらそう言った。
「はーい」
親族たちはテレビの前に集まった。
次回
三章 家族との時間
グリードリヒは婚約者の白藤と一緒に家に戻った
少し家でゆっくり過ごした二人はとある場所に向かう




